映画備忘録「9月」
ぽわんぽわんぽわ〜んという効果音が欲しくなる。 pic.twitter.com/6pZoQcVKzz
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
こんな美術を前にしたら記念撮影するよね。 pic.twitter.com/ThKf6Wc9Ki
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
『バッドタイム』 安直な改題につられてマイケル・ベイ的作品だと思って観ると痛い目にあう、どちらかと言うと『厭な映画』系作品。製作総指揮、主演のクリスチャン・ベールは(アメリカン・)サイコ役者の面目躍如といった怪演を見せている。監督は『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
原題は『Harsh Times』。これを観た後だと『アメリカン・スナイパー』ですら気取った作品に思えてくる。帰還兵ものであり、ウェッサイー!ものであり、メキシコ国境ものであり、サイコものでもあるという、詰め込みすぎで何の映画だかわからなくなりそうだが、結局ホモソー怖い!ものでは?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
主役の乱暴なダメ人間ふたりは、ホモソーシャル内では男であることの尊厳が保たれているが、女といる時は地に落ちている。何故なら無職だから。ということで「仕事を探すぜ!」というのがメインプロットなのだが、女を蚊帳の外にして、男、男言ってるせいで、当然のようにとんでもない結末を迎える。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
街のチンピラあがりレベルのフレディ・ロドリゲスが銃を構えながら、親友である帰還兵のクリスチャン・ベールに「撃ち殺す時の気分は?」なんて、無邪気に質問するシーンの痛々しさ。前半はとにかくこのノリの痛さ全開なんだが、大した努力もせずに仕事が決まってからの展開がとにかく面白い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
主役のふたりが何故悲劇を避けられなかったかといえば、女の存在を無視し続けたからである。仕事を見つけたことでフレディの方は恋人との関係を修復しようとするが、それをクリスチャンが「女より友達だろ!」と許さずホモソーシャルに引きずり戻す。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
この関係性に対して海軍出身のデヴィッド・エアーは肯定も否定もせず、「だって男ってそういうもんだろ?」というスタンスで描くので、ホモソーが苦手な自分からすると、帰還兵の抱えたトラウマ的要素云々ではなく、根本的に、作品全体に話の通じない不気味なサイコ感が漂っていて本当に怖い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
結局のところ、リンク先のような話題も提供してくれるデヴィッド・エアーがハーレイ・クイン等の女性キャラをどう描いたのかが気になるなーってことが言いたいんだけど、そもそも同じ部隊にいることで男女の性差とか気にしてないのではないかと。 https://t.co/nNStSoL66C
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
『バッドタイム』 あとJ・K・シモンズがJ・K・シモンズな役で出演してる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
『シン・ゴジラ』のパンフに柳英里紗らしき人、ホントにいた。 #モテないラジオ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 3, 2016
今更なんだけど『クローバーフィールド/HAKAISHA』ってとんでもない傑作じゃない?w 『シン・ゴジラ』の竹野内豊が部下を諭すところのセリフってインサイダー情報とかでもなんでもなく、コレを観てそう思ったというだけなのでは?と訝しんでしまうw あいつらはNYのど真ん中でも……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 4, 2016
NYが舞台で登場人物の転勤先が日本って、他にも何かの作品で観たなあと思ったら、『フランシス・ハ』だったw まあ『クローバーフィールド』の日本ってのは『ゴジラ』リスペクトによるものだろうけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月4日
主人公を突き動かす動機が、愛する相手への「未練」ってのがいいよね。あとオチが俺の愛してやまない『エンジェル ウォーズ』に近いのもツボ。ネタバレかよ!ってなりそうだけど、誰も『エンジェル ウォーズ』観てないだろうから問題ないだろうとw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月4日
今『10 クローバーフィールド・レーン』を、劇場公開時に見逃したことを激しく後悔してる。来月にはBlu-ray出るけど、細野晴臣も褒めててビックリしたよ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月4日
ゴジラなだけあって町山さんの映画探偵ぶり全開!これだけ論評が出揃った後でも、新たな元ネタ作品が出るわ出るわで、その知識量に圧倒される。そして総監督という肩書がいかに画期的なものなのか言及することで浮かび上がってしまうあの作品の反省点 https://t.co/ng9mOnNVaG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月5日
夏八木勲かっこいい!そりゃ「もてる!」でしょうよw https://t.co/HZ6Ub9eS1a
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月5日
『イレブン・ミニッツ』 製作総指揮にジェレミー・トーマスの名前が。あとアンドリュー・ロウとエド・ギニーのふたりは『フランク』『ルーム』『ロブスター』なんかに関わってる人だそうで。 pic.twitter.com/wTyd8AteY6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月6日
あとオープニングクレジットにHBO Europeのロゴがあったなあー、とか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月6日
『イレブン・ミニッツ』 とにかく音楽や音響に対する拘りが尋常じゃないので、ホームシアターを持ってる人以外は映画館で観ておくことをお勧め。これだけの仕事をしておきながら何故サントラが出てないのか不可解でならないが、とりあえずPaweł Mykietynの名前は胸に刻んでおく。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 6, 2016
遅ればせながら『Dressing Up ドレッシングアップ』を。荒さは目立つけど、苦悩する主人公 育美の情動がリアルだったので難なく観れた。 https://t.co/Eacdu87ja3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月7日
『Dressing Up ドレッシングアップ』 どういう内容か一言で説明しづらい作品だけど、リンク先の記事にあった「オリジナルや本物に近づきたいという自身の焦燥感を、育美に重ねたようだ」という一文で、ストンと腑に落ちた。 https://t.co/pOZIAGk9WQ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月7日
映画『Dressing UP』で注目の監督安川有果に聞く、女性目線で描く女性の多面性とは--- https://t.co/1gGUkbNGWm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月7日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月7日
監督と妻、監督の愛人の三角関係、共同脚本ジャン=クロード・カリエール、撮影監督レナート・ベルタ、上映時間73分って、俺的には間違いない作品!フィリップ・ガレル監督『パリ、恋人たちの影』 https://t.co/nkep368i6Q pic.twitter.com/XI6ljjHYz0
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月8日
オールナイトフジ→『人斬り』リバイバル上映→ジャバン初来日→TOKYO in 東京→花王名人劇場 https://t.co/bXNz9geFzL
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月8日
『ローリング』久々に冨永監督作を観たけど、これは本当に凄い。冗談が過ぎて、思いもよらぬ何かを鋭く抉り出してしまっている。とにかく、こんなセリフのやり取りをよく思いつくなあと感心すること頻り。特に柳英里紗の「汚くないよ。美味しいよ」のセリフの間が好き過ぎて、何度もリピートしてる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 8, 2016
"水戸の不良に「いま仲間内で流行っている金儲けのネタは何ですか」と聞いたら、「ソーラーパネルじゃないすか」と返ってきた" あと「おしぼり」のエピソード最高。 https://t.co/9XcmK41iU1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月8日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月9日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月9日
シームレスに繋がる警官やシュグによる「暴力」と登場人物の「死」が作品を貫いてたので、ブチ上がる作品かと思いきや、結構重く響く作品だった。イージーの死で泣くことになるなんて……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月9日
ど頭に出てくるレコードがコレ。 pic.twitter.com/soWudFuNK1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月9日
『ベテラン』どちらも詳しくないので雑な感想になるけど、韓国でジャッキー・チェンの映画を撮ったらこんな感じになるんじゃね?といったつくりで、想像していたより若干ライトな作品だった。それでも、事件が解決して「スカッとした!」という気分にはさせてくれないところが韓国映画らしいというか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 11, 2016
この作品で目を見張る点は、社会問題のエンタメ化とかではなく、大衆向け娯楽作品としてレーティングに引っかからずに極限まで刺激的な作品にするためにはどうすべきか、考え抜いて工夫を凝らしてる部分だろう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
例えば、物語全体の動機になるような人間の尊厳を踏みにじる暴力的演出はないか?となった時、一発でアウトになりそうな(『インサイダーズ』みたいな)拷問シーンなどではなく、直接的な暴力描写としてはそれほどでもないが、拷問よりも酷くて(作品的に)効果的な仕打ちを用意してみせる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
アクションシーンも殺陣の見せ方自体に新味はないが、派手に血飛沫をあげられない分、クリシェを多用しながらもリアルに想像できる痛みの表現(固いものにぶつかる、ちょっと高い所から飛び降りるなど)に徹してる。一箇所『新しき世界』オマージュがあったのは良い意味で笑ったけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 11, 2016
ただ、カーアクションだけは別。『M:I』や『007』級でムチャクチャなことをしていて、『マッドマックス1』の「このスタントマンは死んだにちがいない(実際は死んでない)」シーンを彷彿とさせる、とんでもなく危険なシーンまである。正直このシーンだけでも観てよかったと思えるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
悪役は俺たちのユ・アイン!ドラマ『密会』で彼のファンになってしまった私としては、彼がどうしても悪い奴に見えないのがネックだったけど、「こんなに動けるのか!」というアクションまで熱演していて、改めて良い役者だと思った。来月公開の『ハッピーログイン』も楽しみだ!w
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
アクションのキレとコミカルな演技から、この作品のジャッキー・チェン感を仮託してしまうファン・ジョンミンの存在。『星から来た男』といい、彼が正義の味方を演じると説得力がある。何気に本作も「人としてどう生きるか」というのがテーマだったりするので、『星から来た男』と通じるところもある。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
夏の終わりとともに『ひと夏のファンタジア』のことを思い返すことが多くなってる。見返そうにも既に上映終わってる(来月大阪での上映はあるが)し、ソフト化もされてないしで、切ない事この上ない。このまま順調にこの気持ちが熟成されると、年末には今年のベスト1とか言い出しかねない勢い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 11, 2016
とりあえずPlain ArchiveのBlu-rayリリースを期待するしかない。 https://t.co/37cA0HlEQ8
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
ど頭に流れた曲のイントロを聴きながら「クラーベが鳴ってるからラテン?」と思っていたら、ブロンディの「Heart Of Glass」だったという。結構じっくり聞かせる演出だったのでクラーベに気づいたけど、今の今まで知らなかったのヤバい https://t.co/zUUXGi8NEz
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月12日
『コップ・カー』お互い父親が不在の家出少年ふたり、悪い事をしたから叱られる、追いかけてくる保安官は実は悪人、というシンプルなつくりの作品。少年たちの度胸試しの場(異界の入口)が、廃墟や謎の洋館等ではなくパトカーというのが、自然とラストの展開まで導き出すナイスなアイデアだったなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月12日
『スーサイド・スクワッド』 普通に面白かったけど、帰り道、頭の中で本作の問題点を挙げて、それに対する改善案を出しながら帰ってきたのだが、正直本編よりそっちの方が楽しかったw しかし、思っていた以上のウィル・スミス映画で、ハーレイ&ジョーカーに関してはむにゃむにゃ……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月13日
観たら、DCキャラで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をやろうとしたのは明白なんだけど、そうなるとやっぱりハーレイ・クインとジョーカーのプロットが足を引っ張ることになるんだよね。だから無謀な作戦に挑んだのは、スーサイド・スクワッドの隊員たちより、むしろ制作側って気がしちゃうw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月13日
『ディオールと私』の海外ポスターのデザイン、めちゃくちゃ良いじゃん!何故これを使わない! pic.twitter.com/2HIMcCBmam
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月14日
矢口登場は想定外。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月15日
市川実日子の子供っぷりは異常。さすが同郷の星。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月15日
発生可能上映、俺にはハイコンテクスト過ぎた。一応2回観てから挑んでるのに、全然ついて行けず。ストーリーが隅々まで頭に入ってるのが前提なので、もう進行とか気にせず、未確認だった役者を見つけては「柳英里紗いた!」とか、「あっ!入江監督とKREVA!」とかブツブツ言いながら観たw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月15日
今回の舞台挨拶は全国の映画館でも中継されてますってことで、各地の映画館に呼びかける際、カワサキー!と呼びかけてくれたのが市川実日子で嬉しかったw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月15日
成瀬巳喜男の『女の中にいる他人』、めちゃくちゃ面白い。出来たら一切の情報を入れずに観てもらいたい、驚きの展開。原作は『細い線』という小説なんだけど、映画は黒沢清 的な、不穏な怪奇映画感もあり。あえて別のタイトルを付けるとしたら『嘔吐』(サルトルは関係ない)とかどうかなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月16日
ザ・おっさん顔の小林桂樹や加東大介も好きなんだけど、やはり若林映子(大田区出身のボンドガール!)のビッチぶりが最高!小林桂樹との絡みでは、当時の日本映画の平均値を遥かに超えていたであろう倒錯的なエロスを放っていて、クラクラきたw pic.twitter.com/2oVYsSBca1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月16日
若林映子ヤバい。 pic.twitter.com/s8YCmrxnlV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 16, 2016
まさかのいきなり配信スタート! ノア・バームバック「ミストレス・アメリカ (字幕版)」 https://t.co/0TABv6uIh4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月19日
『ミストレス・アメリカ』ヤバい!超面白い!が、DVDスルーですらなく、動画配信のみという扱いを受けてしまったのもなんとなく頷ける変なバランスの作品。同じフォックス・サーチライト繋がりで言うと、内容は全然違うけど『バス男』的なエモさと驚きがあるw pic.twitter.com/dMTCNEojyF
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月20日
『ヤング・アダルト・ニューヨーク』の変奏と呼べそうな内容だけど、こちらの方が圧倒的な清々しさがあって、やはりグレタ・ガーウィグ(ノア・バームバックとの共同脚本&主演)恐るべしと言わざるをえない。自ら「痛い女」を演じながらも、悲痛な感じにはさせないユーモアと明るさを兼ね備えている。 pic.twitter.com/JzVncqWn5g
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月20日
『ヤング・アダルト・ニューヨーク』で言うとアダム・ドライバーの役にあたるローラ・カークの存在もヤバい。超美形だけど、絶妙なパッとしなささがあって、華やかなグレタ・ガーウィグ演じる痛い義姉に憧れながらも、彼女を小説のネタにしてしまうような強かさもある役を見事に演じている。(右端) pic.twitter.com/AT2HPvt65y
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月20日
ローラ・カーク、実際はこんな感じ。 pic.twitter.com/myCmEuW1za
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 20, 2016
『ゴーン・ガール』にも出てたんだって。検索してみたら、ああ、いたねっていう。 pic.twitter.com/JYhQqqJoBM
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月20日
Orchestral Manoeuvres In the Dark "Souvenir" https://t.co/WIpSK5KtLo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Paul McCartney "No More Lonely Nights" https://t.co/N1OUQkXc2z
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Hot Chocolate "You Could've Been a Lady" https://t.co/8m16DADCHE
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
『Mistress America (Original Motion Picture Soundtrack)』 https://t.co/2d7Ld0rk43
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Dean Wareham "The Dancer Disappears" https://t.co/IdA8HULO4P
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Toto "Rosanna" https://t.co/ednuqadYb0
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Ace of Base "All That She Wants" https://t.co/XYCbxc0dD3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
『ミストレス・アメリカ』2回目。ほんと最高!このシーンの高揚感とかたまんない。 pic.twitter.com/HIikyEtQvY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
劇中ずっと「自殺」と名乗る人たちの曲がかかりそうな予兆を感じながら観てて、本当にかかった時の驚きたるや。 pic.twitter.com/MERvBht9lG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
彼女はかがり火だ。愛と失脚が似合う最後のカウボーイ。 pic.twitter.com/793djc0nKU
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
『クローバーフィールド/HAKAISHA』 監督のオーディオ・コメンタリーも面白い。POVやフェイクドキュメンタリーの撮り方、編集方法の基本的な仕組みも簡単にだが学べる。とはいえ08年の作品だから、現在のスタンダードからはだいぶ離れたものになってるかもしれないけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月22日
舞台はNYのみだけど、実際はサンフランシスコのスタジオでの撮影が多かったとか裏話も充実。本作の参考にしたというアルフォンソ・キュアロンの『トゥモロー・ワールド』。検索したらこれからBlu-rayが出ると知って驚き!マジかよ、ポニーキャニオン!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 22, 2016
ついでにいうと、あの『アポカリプト』や『ドニー・ダーコ』、『ラン・ローラ・ラン』なんかも一気にBlu-ray化。そういや「『アポカリプト』をBlu-rayで観ると最高だ」というセリフが『ミストレス・アメリカ』にあったなあ……というのは、さすがに話が脱線しすぎかw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月22日
『七人の侍』志乃と勝四郎のサブプロットがこんなラストに効いてくるようなつくりになってたとは。昔観た時には気づかなかったよ。「弱虫!侍のくせに!」というセリフや、誘われるがままに童貞喪失する勝四郎の腑抜けっぷりとかがエグくて、この敗北感がそのまま、有名なラストシーンに重ねられる。 pic.twitter.com/gJ7WSOzB6w
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月23日
短縮版?前回観たのは90年代後半、NHKのBSか何かで放送されたものだったはずだけど、通りで見覚えのないシーンが多いなと思った(今回はクライテリオン盤Blu-rayの完全版)。まあ、放送されたものが短縮版だったかどうかわからないので、単なる記憶力の問題かもしれないが。 pic.twitter.com/JAMR8kBhpY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月24日
見覚えのないシーンが多いのもあるけど、とにかく観終わった後の印象が違い過ぎたことに驚いた。こんなに重苦しい話だったっけ?というか、迫力あるアクションの興奮なんかより、争い事の虚しさの方が前景化して、印象的には時代劇というより戦争映画に近いうんざり感があった。でも、そこが良い!w
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月24日
『ロスト・リバー』久々の有名人素人監督のオリジナル脚本による豪快な事故物件。いかにライアン・ゴズリングがデレク・シアンフランスやニコラス・ウィンディング・レフンの才能(他にもキューブリックやカサヴェテスとか?)に惚れ込んでいたかが伝わってくる以外何も残らない作品。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月26日
DVDの新作情報に入ってた『コールド・バレット 凍てついた七月』が面白そうだった。田舎で禍々しいことが起こる系作品で、監督は同系作品の傑作『肉』のジム・ミックルらしいので期待してしまう。 https://t.co/wbZOSnuva1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月26日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
『君の名は。』 ジブリ映画(『もののけ姫』以降、高畑作品しか観てない)の中で1番好きな作品が『耳をすませば』である俺にとっては完璧な夏休み映画だった。音楽の使い方が印象的で、ひたすらエモい青春映画って、そりゃ泣くわ!っていう。ただ、同時にこれにのれないという人の意見も理解できた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
シナリオが優秀で、思わず「上手い!」と声をあげてしまったシーンもあり、とりあえずライアン・ゴズリング(『ロスト・リバー』を観てね)に観せてやりたいと思ったね。「あんたも知ってるはずだ。作り手に回ると忘れちゃうのかもしれないけど、映画的興奮ってこういうもんだろ?」って。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
特に登場人物に思い入れするような感じでもなかったので、またあいつらに会いたい的な作品ではなく、数年後とかのまた暑い季節にふと思い出して、この熱を再び感じるために見直すとか、そんな感じの作品かな。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
RADWIMPSの情報ってここで止まってたから、いくら「主題歌はBUMP OF CHICKENじゃないんだよ!」と言われても全く信じられない。 https://t.co/18X1skkZpi
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
これだけでも超面白いんですけどw "「見せてやらないぞ!」という姿勢が必要"って話、今のファスビンダー人気にも当てはまるような。 蓮實重彥+岡田秀則対談 スマホ時代の映画体験 | 立東舎 https://t.co/4OB0myeNwo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
あと、小森はるかとギヨーム・ブラックは要チェックと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
二次元の宮水三葉に惚れるのと、三次元ではあるが薮内瑞希に惚れるのでは、恥ずかしさで言うと大差ないのかもしれない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月28日
『岸辺の旅』 物凄い映画だった。深津絵里の可愛さにただただ打ちのめされ、黒沢清お得意の廃墟演出やピアノの件では涙し、蒼井優のピリっとした演技には震え上がり、人間の一生と宇宙全体の時間感覚の違いに途方にくれ、最終的に大友良英のテーマ曲に泣かされるという純邦画作品。あと白玉凄い。 pic.twitter.com/zgGqn3IU7c
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月28日
愛する人への後悔や未練が作品を駆動する動機となる映画に、何かオブセッションがあることに最近気づいた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月28日
『稲妻』1952年の作品だが、娘の高峰秀子に「(4人と結婚して)幸福だった?」と聞かれた母の浦辺粂子が「幸福だなんて、そんなハイカラなこと」と答えたことに驚く以外「結婚結婚うるせー!私は生きたいように生きる!」映画で未だ現役感バリバリの作品だった。何気に猫映画、蕎麦映画でもあり。 pic.twitter.com/qqVB3SqB3V
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 29, 2016
原作が林芙美子とはいえ、ここまで女性目線で男のだらしなさ、気持ち悪さを描くとは。特に小沢栄太郎(当時は小沢栄)の女性を見る目つきの気持ち悪さや不快さハンパない!w そして肝心な『稲妻』とはどういうことなのかと観てたら、ブニュエルみたいな呆気にとられる展開が待ち受けていて感動。傑作
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月29日
あと浦辺粂子演じるお母ちゃんがとにかく可愛いんだよね。4人の男それぞれと子供をつくって一男三女を育てたタフな母が、高峰秀子の口撃で脆くも崩れてしまうところの可愛さとかたまんないw pic.twitter.com/nfZ5ZugPbA
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月29日
『アトリエの春、昼下がりの裸婦』 ホン・サンスの新作に出演してるイ・ユヨン主演作。原題は『春』。スラリとした黒木華、もしくは松井玲奈似ともいえる彼女がヌードモデルの役で出てるというだけで「神様ありがとう!」という感じなのだが、これが思った以上に吟味しがいのある作品でして。 pic.twitter.com/41M4uhJSnT
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
難病に侵され生きる気力を失った彫刻家と、妻がモデルとして見つけてきた不憫な生活を強いられてる女性とが作品制作に入ることで、共に生きる気力を取り戻していくというのがあらすじ。 pic.twitter.com/IkrYKlW1pq
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
田舎の美しい風景や、ゆったりとした音楽とともに穏やか時間が流れていく感じとか、女優陣(貧しいイ・ユヨンの役ですら)がみんなオシャレ、彼女たちから意識的に少女っぽさを引き出す演出等に、どことなく岩井俊二的なものとの共鳴を感じて、あまり見慣れない韓国映画のアザーサイドを見た感じ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
ただそんな作品でもベトナム帰還兵やヤクザもんなんかが出てきて、当然のように暴力は描かれる。特にイ・ユヨンへのDV描写がきつくて、途中で『ビー・デビル』のような展開になってしまうのではないかとハラハラしたのだが、結果的にはクリント・イーストウッドの某作品のようなことになって驚いたw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
この結末をどう受け止めるかで評価が分かれる作品だと思うが、個人的にはイ・ユヨンと妻役のキム・ソヒョン(気立てがよく上品で美人。若干こんな人いるか?的な)と、ヒロインがふたりいて102分の上映時間はちょっと短かったのではないかなあと。シンプルなようでいて実は要素詰め込み過ぎかも。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
イ・ユヨンかわゆす。 pic.twitter.com/sDt8E8QXsC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
映画備忘録「8月」
大田区民よ。アイツがあの「呑川」を遡行してきて、我々の生活圏内を次々と破壊していく、この得も言われぬカタルシス。これを味わえるのは日本中で我々だけなのだ。本作を見ない手はない!俺は泣いた! #シン・ゴジラ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
「ま、マジかよ!」と信じられない光景でゲラゲラ笑いながら泣き、3.11のあの悲惨な光景がフラッシュバックするような絶望的光景で泣き、最後は心の中でガッツポーズしながら嬉し泣きと、完璧過ぎるプロットにいいように弄ばれ、精神崩壊の危機を迎えながらもなんとか完走。死ななくてよかった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
ただ、ある意味完璧過ぎる作品なので、何かが残るような作品かと言われると……。帰宅して冷静になって思うことは「石原さとみを抱きたい」かなあ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
最高でしょ、石原さとみ。本作で「リアルな描写を心掛けていようが、これはあくまで作り物である」ということを担保する役割(だからこそ批判に晒されるのも織り込み済み)であり、物語上でも背負うモノが多い役にも関わらず、あくまで「作り物の中でのイイ女像」を見事に演じきってたからね。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
『八つ墓村』の山崎努による例のシーンの画ヂカラが凄すぎて、恐ろしいというより、その美しさに震えた。今見ても『シン・ゴジラ』級の破壊力ある。 https://t.co/ktWQp7BRBP
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 2, 2016
今流れてきた『シン・ゴジラ』ツイートが豪快なネタバレ案件でRTできないのだが、ど頭で張られた伏線の回収が弱いと思っていたことに、言われてみたらそうとしか思えない解釈がなされていて驚いた。つまりラストシーンでちゃんと伏線は回収されていたのだ。そう思うと、なんて恐ろしい話なのかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 2, 2016
『シン・ゴジラ』もいいけど、本音を言えば『シング・ストリート』の方が観てもらいたい度は高い。 Up by Sing Street #lyrics on @musixmatch https://t.co/yDtyYtt0Kp
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 3, 2016
今の気分だと
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 3, 2016
① シング・ストリート
② ヘイトフル・エイト
③ ビューティー・インサイド(レンタル始まったよー!観てねー!)
同率③で シン・ゴジラ
真魚八重子さんが「本人は正気だと思っているが、気の違った映画」と紹介していた『八つ墓村』『真夜中の招待状』(ついでに『張込み』)を立て続けに観た。野村監督は単なる乗物ヲタ(特に鉄)の旅行好きで、本当に撮りたいのは旅先の風景なのではないかと思って観ると、さらにどうかしてる感が増す。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 4, 2016
『シン・ゴジラ』は、やっぱり他人にとってはイビツでも、庵野監督内では調和のとれた完璧な作品なんだと思うんだよね。ツッコミどころはあっても、突き詰めて考えると全て無化されてしまうような圧倒的な強度がある。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 5, 2016
ゴジラが出てこない『シン・ゴジラ』こと『日本のいちばん長い日』。面白いけど、本当に不快な描写が多かった。特に黒沢年男と天本英世の演じた軍人が、興奮しっぱなしで喚き散らしながら目がイっちゃってる感じとか、三船敏郎が切腹なんて古い様式に囚われて無責任に死んでいく様とか、本当に不快。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 5, 2016
終戦直前の8/12の時点でまだ、大西軍令部次長(二本柳寛)が「もうあと2000万!2000万の特攻を出せば日本は必ず、必ず勝てます!」と東郷外務大臣(宮口精二)に進言するシーンの醜悪さとか、本当きつい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 5, 2016
これは凄い…… 「ケンとカズ短編版」 https://t.co/HFzvibS9id
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月6日
『ヴィジット』何気に初シャマラン。めちゃくちゃ怖いし、最後は泣けるし最高じゃないですか!本編より凝った編集が施されているメイキングを観ると、あのタックルを決めたのはシャマラン自身であることが分かって、さらに泣けたw pic.twitter.com/ga2bqhVIHL
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月7日
別に作り手が意図したものではないだろうが、最初はこまっしゃくれたガキだなあと思っていた姉のベッカ(オリビア・デヨング)が、観ていくうちに実は超美少女であったことに気づくというのも、全く想定していなかった展開故に喜びも大きいw pic.twitter.com/3EhdVXkhMy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月7日
やっぱり、ベッカの1番感動的なシーンはここだよね。何故感動するのかは、ネタバレになるので言えないけど。 pic.twitter.com/FEiEFBlPqO
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月7日
East Coast Connection "Generation" https://t.co/ExrCE8hLsx
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 7, 2016
Warchild "Stand Tall" https://t.co/1GeA731XS3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 7, 2016
『仮面/ペルソナ』男根のアップの映る、切れ味鋭いアバンタイトルと焼身自殺映像に面食らう。瞬間的に睡魔に襲われるほどの動きのないカットがあるわ、エロいわ、怖いわで、観終わったあとの印象は全く想定してなかった、エクストリーム・ムービーという感じだったw 完璧!最高!これぞ映画!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月8日
仮に自分が映画監督で、この映画から何かパクるとしたら、いくつかある女優ふたりの顔が近すぎるクローズアップのショットでしょうな。唇が触れそうでやたらとエロいし、まるでふたりがひとりであるような錯覚に……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月8日
『ジェイコブス・ラダー』 劇中、”死を恐れながら生きながらえていると、悪魔に命を奪われる。でも冷静に死を受けとめれば、悪魔は天使になり、人間を地上から開放する”というセリフがあって、凄いこと言うなあと感心してたら、これが作品のテーマそのものだったので驚いた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月9日
#シン・ゴジラ pic.twitter.com/V3t6JMGH34
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
今日までとは知らずに『シン・ゴジラ』IMAX、2回目。やっぱり面白かったし、泣けた。これで評価は確定、あとはBlu-ray待ちという感じだが、ANI、KREVA、柳英里紗を見つけられなかったのが悔やまれる。前田敦子は声でわかった。 pic.twitter.com/33XrnNyRnH
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
あまり個々人のキャラクターに愛着が湧くような作品ではないけれど、カヨコ以外では、泉ちゃんと森 厚生省医政局研究開発振興課長(長い!)が結構好き。矢口はカッコいいけど、あれは付き合いづらいと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
竹野内豊って顔面の画ヂカラはあるのに、発しているセリフが気持ちから半拍ズレてるような違和感があって勿体ないよね、と。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
『チェンジリング』作品の出来云々より、初見にもかかわらず何故かオチを知っていたことが怖かった。どこで知ったのか全く思い出せないw ちなみにこの『チェンジリング』にアンジェリーナ・ジョリーは出ません。 https://t.co/2ca6vv72uk
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月11日
そうそう、だからカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)は嘘臭い存在じゃないといけないのよ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月12日
『恐怖分子』 魅力的な人物が誰ひとり現れない(特に小物感あふれるケン・チョン似のアイツがボンヤリしすぎでイライラする)のに面白い。突出した脚本の力に震えた。 https://t.co/eDTnyapRJE pic.twitter.com/DoTjQeNT07
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月12日
観た後に、ヘルツォークとファスビンダーにやられて本格的に映画制作の道へ進んだ、というエドワード・ヤンのキャリアを知って、なるほどと思った。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月12日
誰がつけたのか知らないけど、とにかく『現実 対 虚構』ってコピーがよくない。「これ、全部虚構(空想特撮映画)だから!」という庵野監督のメッセージをぼやかしてしまっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月13日
ここ数日『シン・ゴジラ』祭の裏で『仮面/ペルソナ』のことばかり考えていたんだけど、結論としては「アルマは存在しない」ってことでいいのだろうか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月13日
どんなに面白くても年間1位とかには絶対に選ばないタイプの映画。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月13日
町山広美さんがラジオで紹介されてた木下恵介 監督の『死闘の伝説』、めちゃくちゃ面白い。1945年夏、北海道の寒村を舞台にした紛うことなき日本製西部劇。画像を見てピンときた人は間違いなく楽しめる内容だと思う。 pic.twitter.com/wBnpHZZPR9
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月14日
ミニマルテクノのようにグルーヴするアイヌの口琴(ムックリ)のフレーズが、作品全体の緊張感を一定にキープしながら、同時に不穏なムードを生み出しているのが秀逸。戦場ではなく、疎開先の田舎で起こる惨劇を通して戦争の恐ろしさを描いていて、西部劇でありながら戦争映画である作りも凄い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月14日
ヘタすると「全て戦争が悪い」という生易しい結論に受け取られかねない結末だが、「非国民」や「売国奴」なんてヘイトを撒き散らしながら暴れまわる連中を「馬鹿野郎どもがお祭り騒ぎをしてる」と一刀両断している木下恵介の意図を慮れば、むしろよりきつい、シニカルな結末と捉えるべきなのだろう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月14日
磯野貴理子がシン・ゴジラを大絶賛 https://t.co/3ksX7yzdEa
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
石原さとみの英語がおかしいなんて作り手も百も承知なんだということに気づくかどうかなんだよね。でも「まだ日本はやれる!」なんて興奮してる人より、「石原さとみの英語のせいでのれない!」と憤ってる人の方が、監督の意図したものに接近しているという皮肉さw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
山戸監督、天才過ぎて言ってることの半分も理解できないことが多いけど、今回はテーマが恋愛に限定されてるので凄くわかりやすい! 「心の輪郭を教えてくれる恋は芸術になる」 『溺れるナイフ』山戸結希監督×佐久間宣行トークイベント https://t.co/ByyQZvrO6U
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
『豚が井戸に落ちた日』凄い!『下女』なんかと並び立つ、カルト映画認定されてもおかしくない強烈な作品。とにかくオープニングから不穏。豚も、井戸も出てこない。キャリア最初のベッドシーンが女性の足の指をしゃぶるところから始まるとかヤバイ! pic.twitter.com/gpmq13L8nG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
長編デビュー作だからか、いつも以上に何も起こらないなあなんて、鷹揚な態度で温かく見守っていたら、とあるポイントで、ホント冗談抜きで固まってしまった。俺は今まで、ホン・サンスのことを何もわかっていなかったのかもしれない。 pic.twitter.com/gRtIUGqyvG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
本当にどうでもいい役をあの名優ソン・ガンホ(彼にとってもデビュー作?)が演じているのが逆に新鮮。あと、20年前の作品とはいえ、いくらなんでも映画全体の質感が古すぎるのもひっかかる。タランティーノ的に敢えて、という可能性も。 pic.twitter.com/ysXSTMZQ7r
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
ホン・サンス作品は『映画館の恋』以外、現状観れる作品は全部観てしまったので、現在積読状態の四方田犬彦の大著含め、本格的にブニュエルに挑むべき時が来たのかと。『豚が井戸に落ちた日』はそんな俺の背中を押してくれる作品だった。 pic.twitter.com/eeMVukWnrc
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
予告編がめちゃくちゃ秀逸なのでどこかに上がってればと思ったんだけど、確認できず。あと脚本がホン・サンスも含めた5人の共作と知って驚いた。 pic.twitter.com/dXSt9TrJ7H
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
『太陽を盗んだ男』噂通りの傑作だった。あの頃のジュリーは日本の宝であり、菅原文太はゴジラより恐ろしく、カヨコ級にぶっ飛んだキャラを演じた池上季実子は石原さとみばりに可愛かった。クライマックスの舞台が『シン・ゴジラ』と同じなのヤバい。 pic.twitter.com/6MUDZIS1Jx
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月16日
件のレナード・シュレーダー(ここではシュレイダー表記)、原案と脚本にクレジットされてた。脚本は長谷川和彦 監督との共作。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 16, 2016
『シン・ゴジラ』興奮ポイントのベスト5には入る。『東宝映画作品』のロゴ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月16日
ニューヨーク映画祭のプログラマー「ホン・サンス監督の作品は映画史上、他のどの作品とも違う。すべての映画は日常の破片に根拠しながら、それ以前の映画の色彩、影響、事件から有機的に成長したように見える……」 https://t.co/THal6Vwwgj
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
前作『今は正しくあの時は間違い』が集大成的内容で、次はどうするのかと思っていたら主演女優との不倫スキャンダルを起こすという、作品内容を地でいく真性の映画監督ぶりを発揮してくれて感動したけど、こうなると次は新しい手を打ってくるのではないかと期待。予告編見ただけじゃ何も分からんけどw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
『複製された男』めちゃくちゃ面白い。これをつまらないと言ってる奴らの気が知れないわけだが、そんなことは今直面している問題と比べたら瑣末なことだ。ああ、なんてこった!妊婦役、サラ・ガドンのあまりの可愛さに気が狂いそう…… pic.twitter.com/yg24u347Qo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
『マップ・トゥ・ザ・スターズ』や『コズモポリス』(クローネンバーグ親子!)、最近だと『ロイヤル・ナイト』でエリザベス女王を演じてたりと、作品ごとにガラリと印象を変えるタイプみたいだけど、『複製された男』の彼女の可愛さは突出してる。 pic.twitter.com/BWBNmJgMES
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
同じドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』のエミリー・ブラントを見た時にビンビン来てたものが一体なんだったのか、『複製』を観たことで朧げながら分かったような気がする。どこかで監督に会えたら一言「分かるよ」とガッチリ握手したい。 pic.twitter.com/59uBgX0cjm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
『複製された男』 駄目押ししておくと、本作はメラニー・ロランも出ていて、サラ・ガドンとメラニーに主演はジェイク・ギレンホール、このメンツだけで2兆点は叩き出してると思うので、見ない手はないと思う。 pic.twitter.com/ahSRI3vBZd
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
ブニュエルの『エル』を再見。足フェチで利己主義でパラノイアの童貞中年オヤジが発狂する様を見ながら『グリーンバーグ』のことを連想し、足フェチといえば、と『豚が井戸に落ちた日』のことを連想してしまう。作品自体の恐ろしさに加え、ドグマとして存在するブニュエルを確認してさらに震え上がる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月18日
『レディ アサシン』 このタイトルでアーシア・アルジェントが気前よく脱いでくれるとなると、リュック・ベッソン、ヨーロッパ・コープ系B級アクションを想像してしまうが、実のところ監督はオリビエ・アサイヤスで原題『BOARDING GATE』という、一筋縄ではいかない奇妙な作品だった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
構成要素はホラー好き、アジア映画好きという監督の特性を活かしたものに見えるが、如何せんカイエ・デュ・シネマ出身ということもあって、きちんとジャンル映画に徹することは出来ておらず、逆に監督の特性が奇妙な捻れを引き起こしてしまっている。 pic.twitter.com/4pjj5Azmzh
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
ジャンル映画にありがちな「アジア人を悪人扱いし過ぎじゃない?」という懸念も、マギー・チャンと結婚していただけあって、実は意外にちゃんと描いていて、「悪人かと思ってハラハラしていたらそうでもなかった」的肩透かしをくらう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
『ロスト・イン・トランスレーション』を意識したのか、話の筋とは一見全く関係のないように見える、中途半端にリアルなカラオケシーンがあって緊張感を削がれるのだが、ラストのオチを知った後だと全く意味がないとも言い切れず、かといってなくても問題なかったのではないかという感じで、正直困る。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
吹っ切ろうとしている男の前で「あなたと離れると頭が冴える。考えるのよ、将来の事を」なんて、あなたの前ではどうしてもあなたに耽溺してしまうということを逆説的に語った気の利いたセリフがあって感心するが、その後このセリフは「だったら回収しなくてもよくない?」というレベルで回収されるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
万事がこの調子。Aを得るためにまっすぐ進めばいいところを、監督が拘りを見せるBという要素が横入りしてきて軌道がズレた結果、Cに辿り着いてしまうといった感じ。そのため結局何が言いたいのかよく分からないという事態に陥ってしまっているが、まあそれもまた一興と楽しめる人ならお勧めできるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
オープニングクレジットで「Kim Gordon」とあったので、どこかで見た名前だなあと思っていたら、あのソニック・ユースのキム・ゴードンが出てきた。役者をやってるなんて知らなかったので驚いたが、結構重要なキャラの割に出て来るのが遅すぎて結局何者だったのかハッキリしないまま終わるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
ちなみにオリビエ・アサイヤスとソニック・ユースは元々付き合いが長く、『レディ アサシン』の前には『NOISE』というソニック・ユースのドキュメンタリーを撮っている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
オリビエ・アサイヤスの事を全く知らなかったので、他にも『レディ アサシン』の音楽がブライアン・イーノだったり、現在の奥さんがミア・ハンセン=ラヴだったりと、調べてみて「えっ!」となる要素多し。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
『レディ アサシン』 こんなご機嫌なアーシアは拝めないが、普通の映画で見れる平均的なSM描写からすると、結構突っ込んだハードなプレイをするアーシアは拝めるぞ! pic.twitter.com/ZtUMnjtkfY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
アーシアの首に「23」ってタトゥー(MJファン?)が入ってて、『アルファヴィル』のアンナ・カリーナ的な作劇上の演出かと思いきや、ガチのタトゥーだと知って驚き。タトゥー好きだけど、さすがにこれは演出上ノイズになっちゃってると思ったw pic.twitter.com/l0FbuG7NzJ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
『ジャッキー・コーガン』 面白い。原題は『Killing Them Softly』。日本の予告編は「本編の内容を踏まえた上で、敢えて詐欺行為を犯している」と鼻で笑えるような人でない限り見るのをお勧めしない。 pic.twitter.com/iKJLBOl3VZ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
正直、上記のポスターもかっこつけ過ぎだと思う。作品を観た後でバッチリきたポスターは、猛烈にダサいこれw pic.twitter.com/RfjIzmvBdm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
とにかく「つまらない」という評価ばかり目立つ作品だけど、これは「アメリカ自体が腐りきっちまって、ギャング映画の中のチンピラどもの質まで下がっちまった」という趣旨の作品なので、その反応は織り込み済み。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
でないと、ミッキーというキャラとの件が、作品のバランスを壊すほど長いことに説明がつかない。タランティーノ作品好きでも「会話の内容が下衆すぎる」と匙を投げそうな最底辺の会話が延々と続くので、苦行と取られかねないが、そこは耐えて欲しいw pic.twitter.com/l7bphECucs
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
その苦行を耐えられたら、オバマの選挙演説で幕を開け、オバマの大統領就任演説(両方本物)で幕を閉じるというこの作品(2012年公開)の皮肉な告発が、腹にズシンと響くはずなので。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
ファンメイドポスター? pic.twitter.com/2szrvPewvH
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
ドゥニ・ヴィルヌーヴが続編撮るっていうんで初めて『ブレードランナー』観たけど、なんだこれw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月23日
『Boys Don’t Cry』な100本
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
※ タイトルに深い意味はない
※ 順位なし
※ 今年の作品は除外
※ 80本しか選べてない(気が向いたら追加&改訂) pic.twitter.com/wJ5tm5tXq8
『Boys Don’t Cry』だからってわけじゃないけど『CURE』忘れたw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
칠수와 만수 Chil-su and Man-su (1988) https://t.co/haLKTm7l0Z
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
화녀 Woman of Fire (1971) https://t.co/n2ImhMoWPw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
『豚が井戸に落ちた日』もある。 돼지가 우물에 빠진 날 The Day a Pig Fell into a Well https://t.co/YfmkEO9yBl
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
『灼熱の魂』ドゥニ・ヴィルヌーヴが鞘から刀を抜くと、こんなに恐ろしい映画を撮るのかと心底震え上がった。『プリズナーズ』や『ボーダーライン』なんて可愛いもんだなと。十中八九、気分が悪くなると思うので覚悟して観て頂きたいが、救いはある。 pic.twitter.com/vqscaiJFN7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月25日
あとドゥニ・ヴィルヌーヴは本作でゴダールを意識していたのだろうか?ってのがあるけど、それより言及しておきたいことはやはりこのラインだよね。前2枚が『灼熱の魂』のメリッサ・デゾルモー=プーラン。 pic.twitter.com/bC3m63UAT1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月25日
ちなみに最新作にあたる「巨大なばかうけ」とのコンタクトを描いたと言われてる『Arrival』のエイミー・アダムスはこちら。『ブレードランナー』の続編にもこのラインはねじ込まれるのだろうか…… pic.twitter.com/GdB6fCUDh9
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 25, 2016
『灼熱の魂』のオープニングがアップされていたので。あのバンドのMVとかじゃなくて、まんまこれがオープニングです。 https://t.co/y7D8nQ9vsB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月25日
『ケンとカズ』 ポン・ジュノ、ナ・ホンジンなど韓国の監督に影響を受けたことを公言する日本の監督がついに現れたよ、皆さん。新人とは思えない、効果的な演出法を知り尽くしたような手練れっぷり。韓国映画だけに限らず、ドゥニ・ヴィルヌーヴなんかまで射程に入った新たな才能の登場に心底震えた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
ただこの作品の感触に近いのは『殺人の追憶』でも『チェイサー』でもなく『新しき世界』なんだよね。個人的には韓さん、西森さん、カネジュンさんあたりに是非観てもらいたいと思った。とりあえずどんな作品か知りたい方はこちらをどうぞ。 https://t.co/HFzvibS9id
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 26, 2016
と、短編版を観てもらった上でちょっとネタバレするので、少しでもネタバレされると烈火のごとく怒るような人はこの先を読まないで下さい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
今公開されてる『ケンとカズ』長編版の内容は、先程の短編版とほぼ同内容です。ただそれを知った上で観てもなんら問題ありません。むしろ短編版を観てから長編版を観た方が、長編版を撮るにあたってどれだけブラッシュアップの作業を繰り返したかが窺えてグッときます。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
と言ったそばからひっくり返すようなことを言うと、ケンとカズのキャラクターが長編版では入れ替わってるにもかかわらず、カズを演じてるのはカズの役者のままだったりするので、短編版を観てる人はカズが出てきた瞬間「え!同じ人?」と驚くこと必至 pic.twitter.com/CdFLW1WqwS
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
個人的には、ケンに追加された子を身籠ってる奥さんの存在がグッときた。子供の名前を何にするかというやりとりの、まるでふたりが存在する空間が世界の全てとでも言っているかのような空間の狭さと、二人の距離の近さ。とにかくリアル。あと別のシーンだけど、奥さん(早紀)の横顔が美しいw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
ケンと早紀の関係だけでなく、作品全体が、まるで外の世界など存在しないかのような閉塞感に包まれていて、とにかく息苦しい。そんな中でケンとカズが迎える、短編版とは違う結末に涙するのは、むしろ……といった感じでしょうか。「もう終わりかよ」ってカズのセリフで思わず落涙してしまったw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
やばくない?『セブンス・コード』だよ?トニー・スコットも入ってるしw やっぱり蓮實重彦しか信用できないw あと、タランティーノ作品で『デス・プルーフ』以外を選んでるやつは論外w https://t.co/9YAnUMYQB3 pic.twitter.com/NkX1NC2xBe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
「『セブンス・コード』だよ?」ってのは、「信じられない!」という意味ではなくて、蓮實重彦が本気で『セブンス・コード』を評価していることは知ってた上で、そのことにブレがないことを驚いてる。 https://t.co/54cJYenhPG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
NWRの『プッシャー』トリロジーは、2が1番感動的で、3が1番酷くて面白いという印象がある。 https://t.co/QHzpMNTSAS
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
『愛の地獄』本当に厭な映画!妻ネリーが浮気をしてるのではないかと疑心暗鬼になり、精神が崩壊していく男ポールの姿を描いた作品で、無条件に愛情を注いでくる妻の好意には目を背け、お前浮気してるだろ!と追い詰めるポールの気持ち悪さたるや。 pic.twitter.com/NGyQ0wm9RS
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
ただ、最初に画面に登場した瞬間から、圧倒的な性的魅力を全方位に放ちまくるエマニュエル・ベアール演じるネリーを前にしたら、彼女の浮気を心配して疑心暗鬼になってしまうポールのことを「愚かだ」と切って捨てることは、俺には出来ないなと。 pic.twitter.com/LRdNrQM9br
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
っていうか、シャブロルの底意地の悪さがハンパなくて、ネリーは浮気せずにポールのことを愛してるのだけれど、100%浮気してないとは断言できないように、ネリーの不審な行動に対する釈明は意図的に描かないんだよね。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
だから観てるこちらも、「え?してるの?してないの?」と宙ぶらりんの状態にされることで、「ポール、あんたおかしいよ」と思いつつも、ポールに同情してしまう余地が残されているので、作品全体の緊張状態は維持され続ける。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
ただ決定的にふたりの関係が壊れた瞬間からの展開は、ポールのネリーに対するDV描写がこれでもかというぐらい執拗に続くので、なんか「ドロドロした恋愛モノ」みたいな興味で近づくのは決してオススメできない。本当に気分が悪くなるので……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
一体何のための映画なのかよく分からないんだけど、オープニング・クレジットの出方が変とか、舞台である湖畔のリゾートホテルの上空を戦闘機が爆音で飛んで行くとか、虫の羽音が異常にデカイとか不穏な要素が至る所に散りばめられていて、そういう演出をキツいと思いながらも楽しめる人にはオススメ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
『結婚前夜~マリッジブルー~』結婚直前の4組のカップルがそれぞれに抱えてる去勢不安をテーマ(なので一般的なマリッジブルーとは趣が違うかも。経験ないので知らんけど)にした結構ムチャクチャなコメディだけど、やはりこの手の韓国ドラマの脚本の強度は驚異的で、最終的には感動させられてしまう
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月29日
そんなにセックスが重要か?ってぐらい、セックスにまつわるエピソード(メタファーとかではなく、マ・ドンソクはウズベクの超美人との結婚を前にして勃たなくなるw)が多いのは善し悪しだけど、最大のメッセージが「一度きりの人生、生きたいように生きろ!」ってのは悪くないと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月29日
『三人の女』 難しい!俺はピンキーとウィリーが入れ替わったんだと思ってた。あとミリー(シェリー・デュヴァル)のパーティー観が沢口靖子と変わらないのウケる。写真は撮影風景。 pic.twitter.com/gNRG1MxbRB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月30日
映画備忘録「7月」
『ひと夏のファンタジア』観る。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 1, 2016
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 1, 2016
#2016年上半期映画ベスト10
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 2, 2016
① ヘイトフル・エイト
② ビューティー・インサイド
③ ひと夏のファンタジア
④ ボーダーライン
⑤ ヘイル、シーザー!
⑥ 愛と死の谷
⑦ マジカル・ガール
⑧ クリーピー 偽りの隣人
⑨ キャロル
⑩ さざなみ
次点 白鯨との闘い
『ひと夏のファンタジア』のインタビューとこの記事を読んだだけでも、監督の強い作家性が浮かび上がってくる。ただ、全州国際映画祭の賞金が1万ウォンってありえないでしょw 『眠れぬ夜』チャン・ゴンジェ監督 Q&A https://t.co/51aO1yfwx7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 2, 2016
『ハハハ』 あえて余計な副題をつけるなら『ハハハ/笑い事ではない』だろうか。俺の好きなユ・ジュンサン演じる役が鬱を患ってるのが象徴するように、全体的に鬱々とした内容。他の作品と比べると、若干殺伐としているようにすら感じる。 pic.twitter.com/tv6D7UePXj
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
その上、これといったホン・サンス的マジックも起きないので結構きつめの一本ではあるが、プロット自体は普通に面白いので、特にこの作品が好きという人がいてもなんら不思議ではない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
ただ、特筆すべき点として、女性の体を全て性的な視線で捉えてしまう症状を発症していることがあり、あろうことか(太ったら吉川晃司みたいになった)キム・サンギョンの役が自身の母親にまで欲情している素振りを見せる。これはキツい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
最終的には、ユ・ジュンサンに「本当に愛している人と暮らしたい」と愛人と共に生きることを宣言させて感動的な話にまとめようとするが、はてさて、この時期既にホン・サンスはキム・ミニと出会っていたのだろうか。だとしたら……というのが、そのまま『今は正しくあの時は間違い』まで繋がるのだが。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
『天が許し給うすべて』のレリゴー感。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
『よく知りもしないくせに』 凄い!ある意味最高傑作かと。身内ネタ要素が強すぎるせいか、意図的なのか、わりと極端なキャラ付けがなされていて、ホン・サンス作品にしては珍しくハッキリとコメディ方向に振り切れているため、とにかく笑える。 pic.twitter.com/wyY5UrD4IX
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
いつも通り映画監督を主人公に、審査員として呼ばれた映画祭での出来事と自身の作品の上映会で呼ばれた済州島での出来事が、前半と後半で相似形になってる構成、ホン・サンス・ズームの多用など、彼のスタイルの構成要素は今作で出揃っていたようだ。 pic.twitter.com/IMurrhOEem
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
シチュエーションから映画監督としての苦悩が描かれるのかと思いきや、自分のことしか映画にしないことを言及される主人公は、「真の伴侶」の存在についてだけ苦悩するw 次作の『ハハハ』と合わせて、ホン・サンス自身が具体的な何かに悩んでいる感が強いw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
「真の伴侶」の話題に際してふたりのミューズが現れるが、ひとり目にチョン・ユミが現れて小躍りしたw とにかく可愛いけど、自己啓発体験を嬉々として語るアレな子を熱演。あと、後半ちょっとだけハ・ジョンウが出てきて笑わせてくれる。 pic.twitter.com/pBrbtU3zXp
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
どんな気持ちで演出しているんだろう。 pic.twitter.com/WZKqQZCHme
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
『ザ・シャウト さまよえる幻響』の『クリーピー』に中原昌也感をミックスした感。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
推薦コメントを寄せてるのがアッバス・キアロスタミと松本隆。『ペパーミント・キャンディー』 日本予告篇 https://t.co/8noG8J0HnR
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 5, 2016
『浜辺の女』結構キツかった。症状を創作の糧にする事を滑稽な事としながらも、とはいえ「そんなふうにしか生きられない俺」を自己肯定している感じが鼻についた。救いは、女は早々に自身の症状に気づいてその場から去っていく結末とした事だろうか。 pic.twitter.com/4cWEJfEZUR
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 6, 2016
今作は何気に犬映画でもあって、ドリちゃん(役名)の健気な演技が、ホン・サンス作品には珍しい涙を誘う名シーンを生んでいる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 6, 2016
『野いちご』なんて言葉にしたらいいか分からないぐらい凄い。老医師による「いい旅・夢気分」といった感じで、面白いかというとそれ程でもないんだけど、身につまされるし、神はいる!って気分になるし、凡百の作品とは格が違い過ぎるというか。 pic.twitter.com/gm7BR48Tw1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 8, 2016
タルコフスキーが本作をオールタイムベストにあげてるのはなんかよく分かる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 8, 2016
『処女の泉』壮絶。ラース・フォン・トリアーなどに引き継がれているであろう、ショッキング過ぎる描写でR18とかでもおかしくない内容。それでいて、役者マックス・フォン・シドーの圧倒的存在感。アクションシーンだけでなく入浴シーンまである! pic.twitter.com/azRfancqmZ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 9, 2016
『あやつり糸の世界』GYAO!の『ベルリン・アレクサンダー広場』1話目の開始10分ぐらいで寝てしまい「この調子で14話もあるなんて無理」と早々に鑑賞を諦めてしまったため、今作が正式な初R.W.F.作品となった。何度寝そうになっても劇場だと逃げられないので、なんとか完走を果たす。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
『アルファヴィル』好きのチープSF好きだからという理由で挑んだ、前後半合わせて212分。何故か頭に入ってきづらい独特の会話や、ゆったりしたテンポに何度も気を失いかけておきながらなんだけど、美術や音楽のセンスの良さ、『攻殻機動隊』先取り感なんかもあって実はかなり面白かった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
まだR.W.F.観が固まっておらず、劇中何処で笑いを仕掛けてくるか全く読めなかったので、クリスチャン・スレーターとヘンリー・ロリンズを足して割ったようなクラウス・レーヴィチュの、突然デカイ声を発したり、意味もなく回転椅子でグルグル回る等の奇行の数々には何度も吹き出しそうになった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
『あやつり糸の世界』 ケレン味味溢れる車の撮り方や、お世辞にも上手いとは言い辛い派手なアクションや爆破シーンの存在は当然007なんかを意識したものだろうが、「俺は女性の裸より男の裸の方が撮りたいんだよ!」というファスビンダーのゲイ感覚が作品をキャンプ的なものにしていた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
それが顕著なのは、恐らく当時の感覚では誰が見てもセックスシンボルであったであろうバルバラ・バレンティンの裸をブランケットか何かで隠してしまい、横に裸のギリシャ彫刻を並べて立たせたショット。ちなみに画像は同じシークエンスの別ショットw pic.twitter.com/tQfEbM66fe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
フィリップ・ガレルに影響を受けていると。"実は終わった後に、彼女に飛び蹴りをされました……(笑)"って箇所は笑った。あと、タイトルはあまり気にしなくて大丈夫。 『ひと夏のファンタジア』チャン・ゴンジェ監督インタビュー https://t.co/2F5JJ462pE
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
『カンウォンドの恋』 死の匂いが濃厚で鬱々としたムードの作品。原題『江原道の力』が何を指しているのか分からないので、ボンヤリとした解釈しかできなかった。あと映画監督が出てこなくてビックリw 教授は出てくるが。 pic.twitter.com/6GDgeaTWO7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 16, 2016
もうひとつ分からないのが、98年当時の日本との距離感。どこかで無くしてしまう日本製のカメラ、日本製を拒否して国産を買い求めた目薬、賄賂を渡した教授の家で流れていたNHKの相撲中継。日本製のカメラは他の作品にも出てくるが、目薬は新鮮。そんな高価なやつはいらないってことだったのかな?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 16, 2016
"この曲が発表されたのは1998年、韓国は史上まれに見る金融危機のただ中にありました。30代中盤以上の韓国人の脳裏にまだ深く刻まれている、1997年のIMF危機です。" 「SMTのエンディング曲「HOPE」についての話」 https://t.co/VUVLNM7Pw6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 17, 2016
そうだった!社会背景を考えれば、そりゃ鬱々とした作品も生まれるわって話だなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 17, 2016
『3人のアンヌ』ツイートでタイトルを見かけたので再見。イザベル・ユペール、ユ・ジュンサン、チョン・ユミと、個人的な趣味でいえば、ホン・サンス作品最高の豪華キャスト。拙い英語での会話が可笑しみに繋がっていて、コメディ度も最高レベル。 pic.twitter.com/qVqJled2rM
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
「ホン・サンスほど自分の欲望に忠実に、そして自由に作品を創り上げる監督はいない。私が出会った監督ではゴダール以来だ」というイザベル・ユペールのコメント通り、彼女に萌えまくっているホン・サンスは、彼女を自由に撮りまくっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
純粋な少女のように振る舞わせたり、赤いワンピース姿でちょこちょこ歩かせたり、チョン・ユミと背格好がほとんど同じなことに気づいてか、必ず二人が並んで歩くシーンを差し込んできたりと、大女優を自作に迎えるような態度というより、彼女に萌えまくっている感じの方が前景化してしまっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
そんなことをさせても作品がキモくならないのは、監督が彼女に萌えている姿を投影したようにアホな姿を晒し続ける我らがユ・ジュンサンの見事な演技あってこそ。その上、脚本の作り込みも近年の作品の中では相当高いと思う。冒頭の浜辺に落ちてる割れた焼酎瓶の件や、傘の件など小道具の使い方も見事。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
これだけハイレベルなことをやっていながらも、本作に小品のイメージを抱いてしまうのは、結局全てチョン・ユミが気晴らしに書いた脚本の中で起こることとしたことによるわけだが、それ故に、3人のアンヌの物語が作者の手を離れ互いに勝手に共鳴しあっている感じの奇妙さが立ち上がってきて面白い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
ユ・ジュンサン、最高かよ。 pic.twitter.com/jNdM9RTINq
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
『教授とわたし、そして映画』再見。難解だったという記憶と、劇場で観た時は加瀬亮&監督のトークショーの方の印象が強かったせいで(内容は何も覚えていない)、結構忘れている箇所が多かった。音楽が「威風堂々」しか流れないことも忘れてたしw pic.twitter.com/w4xeQmb2FO
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
つうか、見返してもよくわからないんだけどw あとポスターの左上、この落書き風のイラストは謎かけなのかしら?w pic.twitter.com/qOJ8JrXXd8
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
パートが切り替わる度に「威風堂々」が流れ、キャストのクレジットが出るんだけど、あれ全部字幕付けるべきだったよね。毎回「ムン・ソングン、イ・ソンギュン、チョン・ユミ……」って出るバカバカしさたるやw pic.twitter.com/aKJ2YsWZgy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
「『教授と私、そして映画』の魅惑は、単にこれまで以上に自由で実験的な作風にあるのではなく、人間関係を見つめる静謐なまなざしにある———カイエ・デュ・シネマ誌」この映画評はわりとしっくりくる。いつものホン・サンス要素全部入りなんだけど、観ててこちらがざわつく感じが一切ない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
ひとつだけ確かなことは、初めてホン・サンスの作品を観る人にこの作品は絶対に勧めないということ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
ベストシーンは、愛しのチョン・ユミが飲み屋でイ・ソンギュンに告白された時に、「女性と付き合うのは君が初めてなんだ」って言われて、「はあ?初めて?」って半笑いの表情を見せた時です。最高w pic.twitter.com/V6DJlrVjig
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
『HOUSE』クライテリオン・コレクションに入ることでクラシック認定されている大林宣彦の処女長編作。実のところは、監督の溢れんばかりの少女愛と映画の文法や技法を無視しまくった作風のために、素面で観るのはかなりきついカルトムービー。 pic.twitter.com/JWQLGbhOJi
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
一応ジャンルはホラーらしいけど、今のJホラー平均と比べたら怖いところなんて1分もないと思う。なのでホラー面での心配より、耐性がない人はドラッギー(音楽はゴダイゴ)な演出の数々にあてられないように注意すべきかとw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
と、クサしたような書き方をしながらも結構ハマっていて、今の感覚だとギリギリすぎるヌードシーンもある池上季実子(役名:オシャレ)の、現代に現れても石原さとみ なんかにも引けを取らない可愛さたるや。あとペルシャ猫のシロ。カワユスにゃー。 pic.twitter.com/hwI8X8uycY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
ああ〜こわいこわい。 pic.twitter.com/nzAsKdUedR
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
途中から日本語で歌い出して驚くかもしれないけど、これが『ひと夏のファンタジア』のエンディング曲。名曲。이민휘 『한여름의 판타지아 - Single』 https://t.co/YrpeyD9ucy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
『叫』こわすぎ。葉月里緒奈が瞬きせずに近寄ってくるだけでこんなに恐いとは…… pic.twitter.com/Zu8g7w6MRF
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 21, 2016
『シング・ストリート』良過ぎて死ぬかと思った。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
このアカウントをフォローしてる人、全員に観てもらいたい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
「満足度100%」のCMのせいで逆に不安だったんだけど、そんな不安余裕で吹き飛ばしてくれた。あれが「I Fought The Law」の正しい使い方。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
サントラ100回ぐらい聴いて、曲良いなあなんて思ってたけど、これ、実はミュージカルだから、映像の中で曲が流れた時の感動は、サントラ単独で聴いた時のものとは感動の度合が違い過ぎる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
何かと主人公に協力的なアンドリューW.K.みたいな実兄がフロイディアンで、ドイツに行きたがっていたという設定も面白かった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
『ONCE』と『はじまりのうた』もそうだったけど、ジョン・カーニーは曲が生まれる瞬間の喜びを映像化するのがマジ上手い。このシーンは本当に息が出来なくなるぐらい震えた。最大のハイライトシーンなので、これから観る人は絶対観ちゃダメ。 https://t.co/LuaNWIGKEm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
夢の中で自分にもあったかもしれない人生を辿るような至福の時間。思い出すだけでも泣けてくる。『シング・ストリート』今年の暫定No.1。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
『ONCE』と『はじまりのうた』が現代を舞台に普遍的なポップスを披露しているのに対して、『シング・ストリート』は80's色ベッタリなので、その辺で好き嫌い分かれるのは仕方ないけど、俺だって80'sはリアルタイムじゃなくて後追いだし、別に特別思い入れがあるというわけでもないからね。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
『シング・ストリート』やべえ。これもこれから観る人は観ない方がいい。Sing Street - Drive It Like You Stole It (Official Video) https://t.co/7VmzHxOR30
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』リスペクト作品でもある。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
もう予告編だけで泣ける体になってしまった…… SING STREET - Official US Trailer - The Weinstein Company https://t.co/jRgGwLRfKy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
これも観ない方がいいw SING STREET - THE RIDDLE OF THE MODEL Music Video Clip https://t.co/rPb41MW7n6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
これは観ても大丈夫かな。宇多丸さんが可愛いと褒めていたハンドクラップのシーンはこれ。あと、ヒロインのルーシー・ボイントンが最高に可愛い。 SING STREET - BEAUTIFUL SEA Music Video Clip https://t.co/Ci0N6r9cyQ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
良いところがたくさんあり過ぎる作品だけど、やっぱり肝はこれにつきるんじゃない?「”悲しみの喜び”を知れ」 https://t.co/uWKatU1W72
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
『フランシス・ハ』 全体の半分ぐらいは観ててしんどかったんだけど、最後まで観れば「良い作品だった」ってなる。どん詰まりでも決して笑顔を絶やさないフランシスの勝利。 pic.twitter.com/mBS7tCjLtm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 26, 2016
なんでタイトルが『フランシス・ハ』なのかというオチが、超気が利いてて最高。ここだけでも「5億点!」って感じ。そこまでヘラヘラしてるフランシスの痛さを丁寧に積み重ねた故に溜まったフラストレーションが、ラストの憑き物が落ちたようなフランシスの笑顔とオチの存在で一気に反転するのが痛快。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 26, 2016
かつてノア・バームバックの奥さんだったのがジェニファー・ジェイソン・リーって、面白いなあ。で、今はフランシス役のグレタ・ガーウィグがパートナーであると。ジェニファーは8歳上、グレタは14歳下。 pic.twitter.com/uajqxK7iuJ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
グレタ・ガーウィグって『フランシス・ハ』ではノア・バームバックと共同で脚本にもクレジットされてるって凄いなあ。通りでフランシスが魅力的に撮れてるわけだよ。映画監督って凄い職業だなあw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
で、同監督の『イカとクジラ』。これもなんちゅうタイトルなんだ!って感じだけど、『フランシス・ハ』同様、ハッとするような(ダジャレじゃないよ)オチがつく。あと、NYのどこに住むかということに強い拘りを見せるシーンがあるのも似ている。 pic.twitter.com/CKTDcpp8Ot
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
サーストン・ムーアにしか見えないジェシー・アイゼンバーグが『ソーシャル・ネットワーク』ばりに女性とうまく付き合えないDTを好演してるが、これが監督の体験をベースに書かれた話だと知って驚いた。売れない作家の親父がダメ人間過ぎて震える。 pic.twitter.com/nOCpEpOBn3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
ちなみに、個人的な趣味で言うと『フランシス・ハ』より『イカとクジラ』の方が好き。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
ユーミンのフェイバリット・ムービー。 妖婆死棺の呪い [Blu-ray] https://t.co/x4mlRbTFcu
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
年代順に1000本とか多過ぎて、個人の趣味を超えてちょっとした映画史になってしまうのを避けられないことが分かる。'Edgar Wright's 1000 Favorite Movies' https://t.co/ByzmzrchEs
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 28, 2016
『マーゴット・ウェディング』傑作。『イカとクジラ』の変奏でありながら、さらに『ヤング≒アダルト』や『ブルージャスミン』なんかを混ぜてグルングルンに掻き回した結果、痛さ100倍で無駄に要素が多い結構カオスな内容に。でも、それが良い。 pic.twitter.com/4P8a1iHhVV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 28, 2016
ちなみに『ヤング≒アダルト』と『ブルージャスミン』は、『マーゴット・ウェディング』(2007)より後の作品なので、『マーゴット・ウェディング』がこれらの作品に影響を受けているという意味ではないです。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 28, 2016
しかし、当時はまだ奥さんだったジェニファー・ジェイソン・リーに、ニコール・キッドマン、ジャック・ブラック、ジョン・タートゥーロというメンツは贅沢だなあと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月28日
ニコール、ジェニファーの主演ふたりの熱演が凄いけど、特にジェニファーの体の張りっぷり、旦那が監督だとこんなことまでしなきゃならんのかとw ジェニファーがやらされる行為に比べたら、ニコールの自慰行為なんてなんでもない。実際どうなのかは、演技したことないからわからんけどw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 28, 2016
Jay Z、Thin Lizzy、Mozart…… pic.twitter.com/rOSvPyKjTi
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月29日
長い前フリからの『ヤング・アダルト・ニューヨーク』、「ジェイミー(アダム・ドライバー)みたいなイケ好かない野郎いる、確かにいる!」とか思いながら観てたけど、面白かったー!ちなみに原題は『While We're Young』 pic.twitter.com/lt5lOuNPIF
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月29日
4作しか観てないのに「捻った邦題付けちゃって(韓国版も微妙)」と偉そうに不満タラタラなわけだけど、似たように、タイトルが直球過ぎで逆に売りづらいと判断され、なんとなくオシャレ映画に偽装されて公開されてしまう監督にホン・サンスという監督がいてなあ……(公開されるだけ有難いけど)
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月29日
『ハンナだけど、生きていく!』とは?“マンブルコア”とは何か? https://t.co/iepFI5Psiq
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月30日
マンブルコア絡みの記事を読むと、何故か自分の中でホン・サンスの評価が上がる現象に、誰か名前をつけてほしい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月30日
『オール・アバウト・マイ・マザー』生きてたら不幸なことは起こって当たり前という姿勢から来る不幸てんこ盛りストーリーなのに、全く暗い印象を与えないというアルモドバル・マジックにクラクラ。公開当時はおすぎ絶賛CMがよく流れていたなあ…… pic.twitter.com/VTnWOluHyg
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月30日
まだ終わらないぜ!とばかりに『グリーンバーグ』を。ベン・スティラー主演、相手役にグレタ・ガーウィグ、元カノ?役(と制作&原案)にジェニファー・ジェイソン・リーと、もうお分かりだと思うが、激しい混乱ぶりを見せる壮絶な一本になっている。 pic.twitter.com/J413sXHSew
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
とにかくロジャー・グリーンバーグ(ベン)の精神が混乱している様子を執拗に描く。プールでは手足がバラバラに動いて泳げない上に、上空をけたたましい音を立てながらヘリが飛んでいくとか、会いたくない友人たちと会いたかった元カノと同じパーティで会うとカットの時系列がバラバラになるとか……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
そんなロジャーは暇さえあれば企業などへの抗議文を書いている超クレイマー体質でありながら、自らの非を認めることはなく、会話のキャッチボールが苦手、という最高に付き合いづらい男なのだが、何故かフローレンス(グレタ・ガーウィグ)は彼をあっさり好きになってしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
まあ、そもそもフローレンス自身も相当イケてないとか、3回ある彼女のベッドシーンはどれもグダグダとか、普通だったらパッとしないキャラになりそうなのだが、観てるうちに気づいたら彼女のことが好きになってるのは本当に凄いと思った。単に監督に移入してしまっているだけかもしれないが。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
話自体は「荒れ果てた大地に雑草が生えた」みたいな希望かどうかすらハッキリしない何かを提示して終わるが、現実世界ではこの後監督はジェニファーと別れ、新たにグレタと組んで名作『フランシス・ハ』を生み出すという展開になるわけで、それを知った上で観ると作品全体の混乱っぷりもある意味納得。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
『イカとクジラ』『マーゴット・ウェディング』『グリーンバーグ』『フランシス・ハ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』と観てわかったことは、この流れの中で『フランシス・ハ』がいかに特殊な作品かということ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
とりあえず日本未公開の『Mistress America』でまたグレタと組んでるので、早く日本でも公開してくれと。個人的には別に配信オンリーでも一向に構わない。『フランシス・ハ』とは一体なんだったのか考える参考にしたいので。 https://t.co/mfFMYVVT5d
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
映画備忘録「6月」
『デッドプール』公開初日に駆けつけるカタチになり、熱心なアメコミファンのような格好になってしまったが、観た感想としては、まあ『アントマン』ぐらいの「小品としてはよく出来てる」ぐらいの感じ。やはり、本格的にアメコミもの卒業の日は近いようだ。残すは『スーサイド・スクワッド』のみ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 1, 2016
普通によく出来てると思うけど、菊地さんの『アイアムアヒーロー』評で言われてるような問題がここにもあって、結局、映画版が原作よりヒエラルキー的に下にあることを観てるこちらが感じ取ってしまうんだよね。それは『ダークナイト』や『アベンジャーズ』には感じなかったんだけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 1, 2016
あと、ラブストーリー、もしくはコメディとしても、大人向け作品としてどうなの?ちょっと幼稚じゃない?っていうのがあるなあ。そのくせ暴力描写や下品さでR15くらっちゃって、その作品としての姿勢のちぐはぐさにイマイチ乗れなかった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 1, 2016
ユーモアのセンスも「上手いこと言ってる!」と感心するような箇所は(気づかなかっただけかもしれないが)あまりなく、笑ったのは「それ、観てるみんなが思ってることだけど、劇中のお前が言っちゃうのか!」的なメタ的ギャグばかりで、それってユーモアのレベルとしてはそんなに高くないよなって……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 1, 2016
『キラーカーズ/パリを食べた車』最高!同じ豪映画『荒野の千鳥足』の不気味さと、『マッドマックス』のおっかなさに、同時代の『悪魔のいけにえ』の、理由はわからないがひどい目に会う感じが相俟った、善悪の概念を超えた見事な不条理劇だった。 pic.twitter.com/DdJDgTEQMs
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 2, 2016
この仮装舞踏会のつまらなさそうな感じとか最高(端っこに映るばあさん顔ちっちゃ!)。この絵面でピンとくる人もいるかもしれないけど、ホラーというよりは『ホット・ファズ ー俺たちスーパーポリスメン!ー』的な話でもある。 pic.twitter.com/pDCS24W2E4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 2, 2016
『山猫 4K修復版』映像がキレイ過ぎて、オープニングシーンを観ながら、フォントやフィルムの質感から「タランティーノ作品のオープニングみたいだ!」と頓珍漢なことを思ってしまった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
ガチ貴族による原作を、ガチ貴族監督が映像化した「貴族もつらいよ」話にのれるかどうか。舞踏会のシークエンスのサリーナ公爵と、若くてイケイケなパリピがパーティではしゃいでるのを「俺も年をとったなあ」と眺める自分を重ねることで見事に克服。ファブリツィオ、その涙の意味俺にもわかるよ、と。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
あとクラウディア・カルディナーレ演じるアンジェリカが画面に登場するたびに、完璧としか言いようのない美しさに息を呑んだね。ただ、喋るとガラの悪さが露呈するので、彼女と本物のワルだったアラン・ドロンとが惹かれ合うの必然であり、お嬢様の平愛梨には長友がお似合いであるという結論に至る。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
アラン・ドロンと平愛梨。 pic.twitter.com/4Si9MopG0l
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
あと昨夜観た『キラーカーズ』の舞踏会との落差がハンパなくてクラクラした。『山猫』の豪華絢爛な舞踏会を観ながらそんな比較したの、世界中で俺だけだと思うけど。https://t.co/BcuokiyrYA
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
「『裁かるゝジャンヌ』これもまた、映画の勉強してる人は、第1ページに、トップに置く問題作品ですね」(淀川長治)
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 4, 2016
『星から来た男』主演のひとりがチョン・ジヒョンということで『星から来たあなた』と混同しそうだが『〜あなた』とは別種の感動作。大人の鑑賞に耐えうるヒーローものという意味では、こちらの方が昨今のアメコミヒーローものより優れていると思う。 pic.twitter.com/s0ZLnvsCOf
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
自分はスーパーマンであると思い込み、常日頃から人助けに勤しむアウトサイダー風の男をファン・ジョンミンが演じているのだが、これがハマりまくりで「ヤバい言動が目立つアレな人だけど、100%いい人に違いない」というキャラを見事に演じきっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
テレビ番組制作者のチョン・ジヒョンが、彼をドキュメンタリー番組の被写体として追いかけているうちに彼の素性に興味を持ち始めるという話。前半はコメディタッチでありながらも、彼の善行の様子を韓国的な詩情ゆたかな演出で見せていくので、笑えるというより薄っすら泣けてしまうぐらいなのだが、
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
ファン・ジョンミンがどうして自分をスーパーマンだと思い込んでいるのかという確信に迫る後半にさしかかると、話は一気にシリアスな展開に。そこから前半に張られた伏線をガンガン回収していく様は見事としか言いようがない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
ネタバレにならないよう言うと、ラスト『バードマン』みたいなクライマックスを迎えるのだが、そこはとにかく最後まで描かないと気が済まない韓国映画、解釈を観客に委ねるようなことはせず、「ここで終わりでしょ」というその先の、先まで徹底的に描く。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
その結果、本作の水準からいくと出涸らしのような本当に地味なショットで終わるのだが、そこまでの流れをちゃんと見ていれば、この着地は当然と思えるつくりになっている。びっくりするぐらい地味な小道具の譲渡で大きなメッセージを伝えるとか、ほんと細かい演出が利いてて感心してしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
一般作品(『アイアンマン』1作目と同じ2008年公開作)だけど、多少のアメコミ・リテラシーがないとなんだかよくわからないネタが何の説明もなく突っ込まれているので、韓国人って本当にアメコミ好きなんだなあと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
あとチョン・ジヒョン好きの立場からひとこと、バッグ斜めがけのチョン・ジヒョンが見れるぞ!とだけ。 pic.twitter.com/RLWtkVAia4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
ちなみに、1980年の5月、韓国では光州事件という痛ましい出来事があってだなあ……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
『白夜』 やっぱりこういう恋物語の舞台はポン・ヌフなのねと呑気に観ていたら、身に覚えのあるような展開になって辛いやら、滑稽やらで、最後はジャックの情けない丸まった背中に向かって「グッドラック!でも犯罪行為には手を染めるなよ!」と心の中でエールを送った。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
ブレッソン演出でエモーショナルなアクションは殆ど起きない作品だけど、自閉気味のジャックは抑えきれない感情を、持ち歩いているテープレコーダーに録音する。あまりに感情が溢れ出ちゃってるもんだから、バスの中でそのテープを再生しちゃって御婦人にヤバいなこいつってギョッとされるんだけど、
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
そのテープレコーダーをtwitterとかSNSに置き換えれば、急に我々にも無縁な話ではなくなり、メタ視点でもギョッとさせられるわけで。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
最後に今作のハイライトシーンをどうぞ。https://t.co/SXFj5y6nGL
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
『ある結婚の風景』第6話 完走。もうこれ以上ないというか、もっとみんな寛大になったらいいんじゃないですかね!という、さすがスウェーデン!1973年にこの着地はすげえなと感心することしきりの結末。 https://t.co/lKvcJTnVhg
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
『4人の食卓』またしてもチョン・ジヒョン主演作。ホラー売りされてたようだがホラーではない(監督自身も「ホラーかな?」みたいな反応)。良い作品だが、あと何かもう一押しあったら歴史的名作になったかもという惜しさも感じた。 pic.twitter.com/glPA6ZU9PC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 7, 2016
ざっくり言えば「トラウマ」に関する話だが、テーマ的には「秘密を受け止められない、信じられない」といったことで生じる軋轢の話。ホラーではないと言ったが、小さいお子さんのいる方には刺激が強すぎるシーンが数箇所あるので、その点だけは覚悟していただければと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 7, 2016
あとチョン・ジヒョンって演技上手いんだなと思った。ただ、彼女は猟奇的なテンションの時と弱ってる時の落差で凄まじい輝きを放つ人なので、普通のテンションの演技だと、どうしても宝の持ち腐れ感が出てしまうのは否めない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 7, 2016
「2時間で名作文学を知った気になろうシリーズ」でシャブロル版『ボヴァリー夫人』を。イザベル・ユペールがちょいちょいミア・ワシコウスカに見えるなあと思っていたら、ミア・ワシコウスカ主演の『ボヴァリー夫人』も公開を控えてる(カリコレ2016で)と知ってたまげた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 9, 2016
ボヴァリー夫人はとにかく走る。 https://t.co/CWVt0pWnEu
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 9, 2016
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 9, 2016
シャブロル版『ボヴァリー夫人』 エマのキャラクターに関しては色々な反応があるだろうけど(『ボヴァリー夫人論』ではシャルルとエマが似た者同士であると指摘されているらしいけど、映画ではピンとこなかった)、不倫相手のレオンとの逢引の待ち合わせ場所がカテドラルってのはビックリしたw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月9日
「ロメールと女たち」結局『クレールの膝』、『海辺のポーリーヌ』、『満月の夜』、『緑の光線』しか観れなかった。問答無用の傑作は『ポーリーヌ』、主役にイライラしながらもラストにはサムズアップした『満月の夜』と『緑の光線』、途中から最後までイライラしっぱなしだったのが『クレールの膝』!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月10日
と言っても『クレールの膝』がつまらなかったという話ではない。ただ、基本ダメ人間は好きなんだけど、『クレールの膝』のジェロームとオーロラはダメ人間じゃなくて、単なるクズだなと思いまして。こういうクソみたいな大人たちに利用されないためにも、うら若き乙女達はこの作品を観るべきw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月10日
『次の朝は他人』今回で3回目だが、やっぱり最高。ただこの邦題、間違ってはいないような気もするけど、どうしてもミスリードを誘ってしまうタイトルだよなあ。原題は『북촌 방향』。これを知ってないとラストショットの意味がぼやけてしまう。 pic.twitter.com/eTxbfMemO1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月11日
『女は男の未来だ』こんな内容の作品をおしゃれ映画として売ろうとした日本の配給会社凄いと思ったら、そもそも本国の売り方がそうだったようで…。ホン・サンス作品で知る限り一番ロメールっぽいが、抜けの悪い感じが一昔前の日本映画っぽくもある。 pic.twitter.com/WTREyw3n4e
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月13日
実際はこんな感じ。 pic.twitter.com/ooFYW0Nr4M
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月13日
『気まぐれな唇』 原題は『생활의 발견(生活の発見)』で、邦題はハッキリ改悪だと言えるが内容自体は凄い傑作だと思う。大雑把にいうと、現報ステMC似のキム・サンギョン(役名はギョンス)が旅先で出会った女性ふたりとセックスするだけの話。 pic.twitter.com/ck6uilrw01
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月14日
それなのに、まあ面白い。02年の作品で、大したことのないエピソードの積み重ねの合間に時折謎のカットが挟まれる感じがツボで、最近の作風とは違うストレートな物語っぽく見せながらも、実はそんなに単純でもないという厄介さが、昔から変わらぬホン・サンス作品の魅力のひとつなのかもと気づく。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月14日
この次に撮った作品が昨日呟いた『女は男の未来だ』なんだけど、今作はロメールというよりブレッソンっぽい? ちなみにホン・サンスに対する韓国のゴダールという呼称、ゴダールっぽいと思ったのは『アバンチュールはパリで』だけなんだけど、他にゴダールっぽい作品ってあるのかな?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月14日
『秘花 スジョンの愛』 イ・ウンジュのヌード推しでロマンポルノみたいなタイトルを付けられてるけど(原題は『오! 수정』)、内容的には『羅生門』系映画で、その構造に途中で気づいてから急に面白くなった。 pic.twitter.com/fvEbcU66jC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
厳密には『羅生門』と違い、視点の違いで話が大きく変わるといったつくりではなく、観客はおそらく真実はこうであったのだろうということを知りながらも、男女それぞれが、何を重要だと思い(記憶し)、何をどうでもいいと思っている(忘れている)かという微妙な差異を楽しむつくりになっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
なので『羅生門』よりもっと似た構造の作品がありそうなのだが、次作の『気まぐれな唇』に『羅生門』を意識したようなカットがあったので、そのことに引っ張られて「ホン・サンスは『羅生門』が好きに違いない」と思い、参考作品として取り上げてみた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
同じシチュエーションで、男は女にプレゼントを贈って喜んでもらえたことを思い出としているが、女の主観上ではその部分はばっさりカットしていて、むしろ自分に会いに遠くからやってきてくれたことを思い出にしている、といった感じ。さらにもっと下世話な話でも男女の違いが露わになって面白い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
男女の違いというのは、単に男と女のふたりの視点で描き分けられているから、ぐらいの意味であって、必ずしも「こういう時、男はこういうよね」的な「性差による、あるあるネタ」という意味ではない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
『万事快調』 商業映画復帰作が、68年の革命の時期に出会った記者とその夫の映画監督が、72年の食肉工場のストに巻き込まれたのをきっかけに「あの革命はなんだったのよ」と振り返る苦い喜劇ってところが、食えない男、ゴダールらしいというか。 pic.twitter.com/as8r74VXS6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
同時に夫婦の関係も危機を迎えるが、夫婦それぞれに「でもやるんだよ!」と自らを奮い立たせる姿に感動を覚える。しかし、現代を生きる我々はそこに同時に空しさも覚えるわけだが、同様72年当時のゴダールもそこは楽観視しておらず、結末を投げっぱなしのまま作品を終わらせる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
『万事快調』 pic.twitter.com/jexJdLuLzE
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
小ネタだけど、字幕では名前の出ないこの週刊誌ってシャルリー・エブドのことなんだよね。 pic.twitter.com/62kuKm76mx
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
ホン・サンスの『映画館の恋』を観る方法って何かあるのだろうか……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
マリア、処女懐胎したってよ。 pic.twitter.com/6pVz8kAzvi
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月19日
『草原の実験』ばりのヤバさある。 pic.twitter.com/AomIxkOt5M
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月19日
『奇跡の丘』 キリストお馴染みのエピソードを淡々となぞるつくりで、壮絶な睡魔との闘いを強いられるが、最後の磔刑のシーンでパゾリーニが映画的ハッタリを炸裂させることで眠気も一気に吹き飛ぶ。奇跡は本当に起こります。 pic.twitter.com/fAyjSZlJ3t
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月19日
もう一人の美女と、キリストに試練を与えようとするも全部すかされる男の味のある顔。 pic.twitter.com/lx7SjSXeIe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月19日
『王の運命―歴史を変えた八日間―』 傑作。韓国の時代劇に全く免疫がない自分でも何ら問題なく、韓国で有名な親子の軋轢を追体験しながら観ることが出来た。とにかく語り口が見事。どんな人が観ても分かるように説明台詞も多いが、構成や演出が巧みなのでそのことに煩わしさを感じることはない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
名君と呼ばれる英祖の、息子世子への見てて胃が痛くなるモラハラ(パワハラでもあるのかな?)によるダブル・バインド描写がえげつなく、それがエスカレートした結果「米びつ事件」の子殺しへと帰結する様を丁寧に描く。英祖が何故愛していた息子に敵意を剥き出しにするようになったのか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
自身の出自、王室という独特な世界が生むしがらみ、親の期待通りに成長しない息子といった要素が絡み合い、悲劇としか言いようのない決定的な親子のすれ違いを起こすが、この親子にこの悲劇を避ける術はあったのだろうかと思うにつけ、邦題にある『運命』が効いてくる(原題は思悼世子の『思悼』)。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
ただ、今作で最も感心したことは別にあって。ユ・アイン演じる世子の息子イ・サンの大人になった姿をソ・ジソブが演じているのだが、そのイ・サンの子供時代を演じる子役がソ・ジソブにそっくりで、さらに大人になったイ・サン(つまりソ・ジソブ)がちゃんと世子(ユ・アイン)に似ているということw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
別に映画やドラマにおいて親子を演じる役者が必ずしも似ている必要はないのだが、今作においては世子とイ・サンが似ているということは演出的には結構意味があるんだよね。これから観る人がいたら、ソ・ジソブが初めて登場するシーンは是非刮目して頂きたい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
『さざなみ』とにかくよく出来ている。アカデミー作品賞は今作で良かったのではないだろうか。主演ふたりの熟年夫婦演技がハンパなく、特にラストの結婚45周年パーティのシークエンスにおける、シャーロット・ランプリングの、良き妻「なりすまし」演技の見事さには震えた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月22日
先日観た『王の運命』もそうだけど、脚本がよく出来ていればいるほど、この悲劇は避けようがなかったのではないかという、運命論的要素を強化してしまうなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月22日
カウントできる勢いで、トム・コートネイが破滅に向かって無自覚にシャーロットの地雷を次々と踏んでいく様が痛快でもあるのだが、シャーロット自身が、パーティ前日にそもそもふたりが出会うより前にとんでもない爆弾が爆発していた証拠を握ってしまう。この時の彼女の心境たるや。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月22日
『ひまわり』 日本でしか人気がない理由ってヘンリー・マンシーニのクドい曲のせいじゃない?と思うぐらい普通に面白い。とにかく、そりゃマルチェロも自然に彼女の胸に手が伸びるわ!というソフィア・ローレンの肉体の説得力が尋常ではない。 pic.twitter.com/E1VaNMrlsl
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
マルチェロをめぐって対峙するジェニファー・ローレンス系美女リュドミラ・サベーリエワとソフィア・ローレン。子供なりに「これ、修羅場っぽくね?」と気付きながら傍観している野次馬少女軍団の存在が味わい深い。 pic.twitter.com/2wIoWuHBD9
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
ロシア。 pic.twitter.com/Sp7MmAOp0B
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
1番インパクトのあったシーン。家を訪ねてきた義母を迎え入れる際、テーブルに立てかけてあった掃除用具を窓から放り投げるソフィア・ローレン。呆気にとられる義母。 pic.twitter.com/SjFkg5Rml3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
ジガ・ヴェルトフ集団期の2作を観てゴダール熱が再燃したのと、『キラーカーズ』が結構な拾い物だった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
ゴダールの『パッション』では、ミア・ワシコウスカ度の高いベリーショートのイザベル・ユペールが拝めます。 pic.twitter.com/B8zLtYIFk7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月24日
『愛と死の谷』面白かった。自殺した息子が遺した、デスバレーに指定した週に会いに来て欲しいという手紙が離婚した夫婦の元それぞれに届いたのをきっかけに、ふたりは数年ぶりに再会し、現れるはずのない息子が現れるという場所を訪れる、という話。 pic.twitter.com/5ZvCK5RzY4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
日本公開がまだ決まってないというのも納得の、魅力を説明しづらい内容なのだが、ネタバレにならないよう分かりづらく説明すると、韓国の『4人の食卓』のおどろおどろしい要素を最小限に抑え(リンチ的なギョッとする演出もあるが)、テーマをグッと前景化して全然違った結末を迎える、みたいな。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
本当に面白い作品なのでちゃんと公開してもらいたいということで、セールスポイントとして、力士好きや「クマさんみたいな男性が好き!」という淑女に向けて、太鼓腹、灼熱のため(気温50度。60度の時もあったらしい)大半をほぼ裸で過ごす巨漢ジェラール・ドパルデューの好演をあげたい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
イザベル・ユペールの演技も当然素晴らしかったんだけど、トークショーで目の前にいた彼女は、少女っぽさもありながら、大女優としての加賀まりこ感も同居していて、作品内とは違った魅力が炸裂。そのため冷静に演技内容を振り返ることができないw pic.twitter.com/vHfNNgouXD
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
監督はダニエル・クレイグ、もしくはプーチンっぽい、ギョーム・ニクルーなんだけど、『ミシェル・ウエルベック誘拐事件』撮った人なんだよね。こんなに面白い作品撮る人と知ってればイメージフォーラム・フェスティバル観に行ってたのに! pic.twitter.com/Nq9Qi8l5fr
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
『クリーピー』前に座ってた老夫婦の女性の方が「あー嫌!あー嫌だった!」と、連れて来られたことを心底後悔していて、男性の方は取り繕うのに必死そうだった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
『クリーピー 偽りの隣人』 感想を書くのに何から手をつけたらいいのか分からないぐらい様々な要素が絡みあったり、積み重なったりしていて、これこそが映画として「豊かである」ということなのではないかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
ただ画的な豊かさには日本の郊外とかで撮ってるようでは限界があるので、これからガンガン海外で撮って頂ければなと。『ダゲレオタイプの女』も楽しみだけど、既に前田敦子を主役にロシアで撮った『Seventh Code』という傑作というか珍作もあるので、未見の方にはオススメ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
『クリーピー』は、とにかく西島秀俊のにやけ顏につきるでしょ。香川照之の怪演っぷりは『贖罪』での怪演も観てるので既視感があった(にしても、今作は水を得た魚のように生き生きとしてたけど)が、それと匹敵する勢いでイカれてる西島のイカれ描写を丁寧に積み重ねていく様こそ、むしろヤバい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
だからこそ、竹内結子の壮絶な叫びが効いてくるというか。香川のヤバさは天災みたいなもので、もう出会ってしまったらどうにもならない類のものだが(だから彼にコミュニケーション論みたいなものを持ち出しても無駄)、西島のヤバさはむしろどこにでも転がってるものだから、こちらの方がタチが悪い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
ちなみに香川が「えー!犬を躾るんですか!」と驚く名シーンは、「えー!〇〇も使わずに躾られるんですか!」的な意味が込められていたのではないかと推測。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
黒沢清の『悪魔のいけにえ』リスペクトに関しては、例のドアの件もあるけど、割と早い時点で視点が内部に移って手の内を明かしてしまい、観てる側をハッとさせるという構成までなぞっていて感動した。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
『クリーピー』も今話題の「バケモノにはバケモノをぶつけんだよ!」的作品だよね。ぶつける主体は存在しないけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
敢えてあげるなら、黒沢清監督?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
まさかのホン・サンス フォロワーキタ! チャン・ゴンジェ、39歳。途中まで読んだけど、後は作品を観てから読もう。 菊地成孔の『ひと夏のファンタジア』評:言葉が浮かばない。今年前半で最も感動した、劇映画による「夢」の構造。 https://t.co/kbKGz4vwIU
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
『アバンチュールはパリで』 公開時はとにかく衝撃的な作品という感じだったけど、今観ると「あれ?こんなにシンプルな話だったっけ?」と多少印象が変わった。とはいえ、すこぶる面白いことと、でもさすがにちょっと長いという印象に変わりなし。 pic.twitter.com/KvFd27Dnfd
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
ホン・サンス作品はタイトルがストレートに作品の内容を語っていて(知ってる限り1番露骨なのは『今は正しくあの時は間違い』だと思う)、今作の原題が『밤과 낮』、英題『Night and Day』であることを知った上で観れば、今作が意識/無意識(夢)の話だと比較的簡単に気付くと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
まあ、初めて観た時の印象は邦題のせいでそのことに気づいていなかったが故のものだという言い訳がしたいだけなのだけれどw あと北朝鮮留学生の役ってイ・ソンギュンだったのね。今でこそ顔を見ただけで分かるけど、当時は知る由もなかった。今は名前でイ・ソンギョンとごっちゃになったりするけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
一応詐欺みたいな日本盤予告も貼っておくけど、中身はポスターみたいに、どうしようもないが故に、身も蓋もないリアルな作品であるのでご注意あれ。 https://t.co/iWalunqyD1 pic.twitter.com/c7iNLYjbu0
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
映画備忘録「5月」
『風と共に散る』紛らわしいタイトルだが、巨匠ダグラス・サークの作品ということで俗に言うメロドラマ的展開を予想して観たら、アクロバティックな結末を迎えるサスペンス要素の強い作品で驚いた。某キャラが過度な抑圧の果てに金の模型を撫でまくるというオチには苦笑い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 1, 2016
『ガンマン大連合』「殺っちまおう 殺っちまおう 同志たちよ」と連呼するモリコーネ曲が耳に残る、アイアンマンとキャップのバディ物(?)。政治的で革命の苦さも説くところから、昨今のマーベル作品に近いマカロニと言っても過言ではないかとw https://t.co/eRoHy9sLHk
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 4, 2016
『ミスター・ノーボディ』大したストーリーもなくほぼ退屈な映像の積み重ねだけで、西部劇→マカロニの変遷、ペキンパーへの揶揄、そして終わり行く西部劇に対する鎮魂歌といった要素まで描き、最終的には何か凄いものを見た!という気にさせる前衛作。https://t.co/tkgROEgegL
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 5, 2016
『山河ノスタルジア』初ジャ・ジャンクーだったが、正直今作だけでは好きか嫌いか判断つかなかったので早速『世界』と『長江哀歌』を借りてきた。菊地さんがトークイベントで言ってたように、叙情的でないのは良いと思ったね。あとダンスシーンと火薬絡みのシーンは必見。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 7, 2016
出来たら18歳の自分に、自分の母より年上の60代の女性を抱けるか、と訊いてみたい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 7, 2016
『世界』全編通してうんざりするようなことしか起きないのが凄い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 8, 2016
『山河ノスタルジア』の1999年パートと2014年パートの間に『世界』を置いても、あまり違和感ないけど、当然『世界』自体には『山河』の2015年パートにあたるものがないので鬱屈した気持ちのまま終わる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 8, 2016
『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』前々から気になってたトミー・リー・ジョーンズ初監督&主演作。05年作だが、これが今年公開された作品だとしても余裕で年間ベストに入るような、フレッシュな感覚の傑作だった。比較するのもなんだけど『レヴェナント』より絶対こっちの方が面白い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
脚本は『アモーレス・ペロス』『バベル』などのギジェルモ・アリアガ。前半はテキサス国境地帯の田舎町を舞台にした不条理劇、後半は国境を跨いでメキシコへ向かう西部劇という構成で、ひとつの物語の中でふたつの時間が流れている感覚がある点で、やはり中南米文学的とも言えるかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
予備知識を何も入れずに観たが、前半で主人公(トミー・リー・ジョーンズ)の年下の友人であるメキシコ人を殺した犯人を追い詰めていく展開はあっさり解決され拍子抜け。結局どういったタイプの話なのか分からない宙ぶらりんの状態で最後まで行くと、これがどういう話なのかがきちんと明かされる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
そこに至るイニシエーション的展開を楽しめるかどうかで評価が分かれるだろうが、個人的には本作のテーマとフレッシュな話運びに感動した。初監督作にしてこのクオリティ(カンヌで主演男優&脚本賞)なのに、他の監督作2本が日本未公開なのはおかしいだろ!BOSSのCMよりそっちをなんとかして!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
レボン・ヘルム演じる盲目の老人のシークエンス、あそこはなんとも説明のつかない凄みがあってグッときてしまった。本作にはメキシコからの不法移民への差別というテーマがハッキリ扱われているのだが、特にここでの老人の言動はこの問題に対して示唆に富んだものとなっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
あとはバリー・ペッパーの体の張り具合がディカプリオと同等とか、ジャニュアリー・ジョーンズの超美人なのに無個性な感じが良いとか、モリコーネの弟子筋である音楽のマルコ・ベルトラミの作る曲を聴いてトミーが「レオーネはまだ健在か?亡くなったのなら眠らせとけ」ってダメ出ししたの最高!とか、
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
タイポグラフィが何気にゴダールとか、実は制作がヨーロッパ・コープでDVDにはノリが違いすぎるリュック・ベッソン制作のB級作のCMが多数収録されてるとか色々あるけど、とにかく『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』は傑作!ヤバい!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月9日
『親切なクムジャさん』狂ったバランスの作品で「なんじゃこりゃ⁉︎」な展開多めだけど、雪が舞う中クムジャが娘の許に駆け寄るシーンで「5億点!傑作!」みたいな、そういうとこある。 pic.twitter.com/JjYmLaHD5S
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月11日
『아가씨』 pic.twitter.com/NvL2iEXjAI
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月11日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル:ラテンビーツ」 https://t.co/FfPlcVtyiN
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル:ジャンヌ・モローを称えて」 https://t.co/waOyrYkkS6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル:お気に入りブラジル音楽 vol. 1」 https://t.co/35l1QNVsK6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル:お気に入りブラジル音楽 vol. 2」 https://t.co/JtgXN4nQ2P
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
Alberto Iglesias『Julieta (Banda sonora original)』 https://t.co/HMs3Wf2X2O
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
"Julieta", la nueva película de Pedro Almodóvar - Trailer oficial https://t.co/VPbrRfPCAt
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
何故こんなにアルモドバル関連のプレイリストが充実してるのだろうか。 「ペドロ・アルモドバル サウンドトラック:ポップ、ディスコ&ダンサーズ」 https://t.co/YcAKXHsy8C
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル サウンドトラック:バラード&ボレロ」 https://t.co/JpYwDrm8l1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
映画としてのルックの良さが際立ってるわりに口を濁した感想しか見当たらなかったので、(コーエン兄弟にはそんなに思い入れはないのだが)これは自分で確認するしかない!と観た『ヘイル、シーザー!』 なんだよ、これ最高じゃん! https://t.co/R7tn7jGWkf
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月18日
大筋はシンプルな話なんだけど、そこに絡んでくる要素が多いから散漫に感じる人もいるのか?よくわからんけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月18日
俳優陣は元々好きだったジョシュ・ブローリンとチャニング・テイタム、さらに次期ハン・ソロのアルデン・エーレンライクが素晴らしかった。特に最近チャニング・テイタム・ウォッチャー化し始めてる身としては、またこういう役回りか!と思いつつも、当然の如くダンスシーンでの輝きっぷりに感動。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月18日
今回は(時代背景を考えれば当然)『マジック・マイク』タイプではなく、カネジュン先生などにオススメしたいタイプのダンスだったけどw 彼は当然わかってやっているはずだが、さすがにサービスしすぎなのではないかと思ったw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月18日
そもそも本作は、作り物、紛い物であるところの「映画」讃歌であって、50年代のハリウッドのスタジオを正確に再現することが目的ではないはず。当時どうであったかより、今の時代から見て、こうだったら面白いという「映画」的なシーンの方が重要だと判断したのではないかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月19日
今更ながら『アジアの純真』を観たけど、正直残念な出来だと思った。テーマに寄り添うならもっと緻密に、荒唐無稽な話にするならもっとぶっ飛んだアプローチをとるべきだったのではないかと。ただこれを観て、高校生の頃に自分も通学中たまにチョゴリの制服を着た学生とすれ違ってたことを思い出した。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月20日
当時の自分の認識は正直あの男子高校生と同程度のものだったと思うけど、俺が彼だったら、まあ彼女の行動は止めるよね。罪の意識があったら尚更。それじゃ映画にならなさそうだけど、止めた上で世界を変えるというアプローチを取るべきでしょ。それが結果、荒唐無稽な内容になろうと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月20日
深田晃司監督って『ほとりの朔子』の監督か!今気づいた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月23日
こんなに愉快な話、どうやって怖くするんだろ? 映画『貞子vs伽椰子』予告編 https://t.co/5kkMTT0SPV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
『ある結婚の風景』第5話 ユーハン VS マリアンの地球を揺るがす壮絶な対決が見物。ただ、女性に手をあげちゃ、ダメ、ゼッタイ! まだ未見の人は、第1話と今回だけ観ても「えー!こんなになっちゃうの!」という落差でむしろ楽しめるかも。 https://t.co/LgyDwkUSbB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
イザベル・ユペール主演作って何本公開を控えてるんだ?『愛と死の谷』、『アスファルト』、『Things to Come』、『Elle』、ハネケの次回作、ホン・サンスの次回作は主演ではないのかな?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
『ドニー・ダーコ』最高。これは『ある優しき殺人者の記録』の元ネタってことになるんですかね?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
Joy Division - Love Will Tear Us Apart [OFFICIAL MUSIC VIDEO] https://t.co/UK3vajPtcB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
スタニスワフ・レム発、リドリー・スコット経由っぽい、S.ソダーバーグによる『ソラリス』、かなり良かった。ソラリスの「あの設定」のみを最大限に活かしながらもタイトに見せることに徹したつくりで、睡魔に襲われる心配なく最後まで観れた。Cliff Martinezの音楽も良かったし。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月25日
ソラリスのエッセンスを理解しやすいプロットになってるので、タルコフスキー版に尻込みしてしまう人にもオススメできるが、タルコフスキー版にあった得体の知れない凄みには欠けるので痛し痒しといったところか。決して悪くはないんだけど、主演がジョージ・クルーニーでよかったのかも微妙なところ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月25日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
[제7회 러시아.유라시아 영화제] 안드레이 타르코프스키 서거 30주기 전작전: 시간에 새긴 삶, 영화로 쓴 시 pic.twitter.com/gWBldgQ6Nr
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
키에슬로브스키 서거 20주년 특별전: 사랑과 존재에 관한 필름들 pic.twitter.com/Qmj4bc1q4O
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
A Hard Day's Night (1964) pic.twitter.com/6BHcZvEKp8
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
ダソムじゃん!あとタイトルが直球。『프랑스 영화처럼(Like a French Film)』 https://t.co/30QQKTYb29 pic.twitter.com/lJgKoYZqUN
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
ドヌーヴ VS ユペール Beauties Presents WEEKEND CINEMA vol.7 https://t.co/dBMabri659
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月27日
『8 1/2』DVD特典映像のドキュメンタリー「ザ・ロスト・エンディング」(BSでやってた『ヴィスコンティ VS フェリーニ』も面白かったけど)でフェリーニの映画観を学んだ上でオリジナル劇場予告編を観たら、普通に泣いてた。やっぱり『8 1/2』が1番凄い映画かも知れない、なんて。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月27日
同じ年に『山猫』と『8 1/2』に出演したクラウディア・カルディナーレのイケイケっぷりたるや。片やマルチェロ・マストロヤンニは世界一のイケメンだし…… https://t.co/FSjFH8os2H
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月27日
映画秘宝でイ・ジュニク監督インタビュー。知的でロジカルな語り口が印象的だが、現場でユ・アインと写ってる写真では「永ちゃんファンで、バイクショップのオーナーやってます」みたいなルックスなのにはビックリ。「正反合」の話を聞くと、自然とイ・サン役であるソ・ジソブの演技への期待が高まる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
なんでスター扱いされてるのかよくわからなかったソ・ジソブだけど、『バリでの出来事』を観てガッツリ付き合ったあとだと、本作のラストを飾るイ・サン役と知っただけで「なるほど!」ってなっちゃう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
あと映画秘宝の杉作さんによる『ローリング・サンダー』推薦記事が素晴らしすぎて震えた。なるほど、そういうことならタランティーノがオールタイムベストにあげるのも納得だなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
【映画と生きる】「脚本は撮影の朝に書く」“韓国の奇才”ホン・サンス監督が特別講義 先入観から解放される「快感」とは - 産経ニュース https://t.co/ECip9TRe2j
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
ホン・サンス監督がおすすめする「僕の作品の原点になった映画」 - 韓国芸能ニュースはKstyle https://t.co/aHanFSBYYy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
この記事を読んで「トルストイの無双っぷり凄いな!」となりトルストイに興味をもったが、いちから読む気力はなかったので、130分で知った気になれる、俺たちのキーラ・ナイトレイ主演の『アンナ・カレーニナ(2012)』を観てみた。 https://t.co/04ZBgnfwTh
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
結論からいうと、かなり面白かったし、おそらく原作を読んでも面白いのだろうということが伝わってくるぐらい映画としてよく出来ていた。長編を130分の内容に強引に収めてるので(テンポもめちゃくちゃ早い)原作ファンには名シーンを繋いだだけに見えてしまうかもしれないがこれはこれでなかなか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
作品の中にひとつの劇場を用意して、ほとんどの出来事がその劇場のセットの中だけで展開されるという演劇的演出が、個人的な好みのせいもあって最初鼻についたのだが、観てるとテンポの早さに合わせるように目まぐるしく場面が入れ替わるのに好都合なのだなと理解し気にならなくなった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
1870年代のロシアと1950年代英国?のデザインをミックスした素晴らしい衣装(日本の芸者のスタイルも取り入れてる)や、バレエを取り入れた社交ダンスなど、この作品ならではのアレンジは概ね成功しているのではないだろうか。突っ込むなら、そもそも英語喋ってる時点でアウトなわけだし。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
『エクス・マキナ』のアリシア・ヴィカンダーがキティ役で出てて拾い物って感じなのだが、とにかくキーラ・ナイトレイが素晴らしい。不貞の誹りもなんのその。フィジカルな愛に驀進しながらも、決してエキセントリックにはならないギリギリのところでアンナを演じきっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
原作のテーマ自体が現代においても有効なのかどうか、敬虔なクリスチャンではない自分にはよくわからないが、アンナが辿る悲劇的な末路に「彼女はヴロンスキーと出会ってしまったことで、そうせざるをえなかった」と同情的な視線も向けている分、現代的な解釈も入り込む余地があるのかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
出来ることなら、ベッキーに石を投げる人たちが、原作や今作をどのように評価するのか訊いてみたいところ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
『ウイークエンド』 pic.twitter.com/rdZqPWhN1E
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月31日
映画備忘録「4月」
『トゥルー・グリット』不思議な味わいの西部劇。13歳とは思えない演技を見せるヘイリー・スタインフェルドが素晴らしいけど、彼女が受賞出来ないのなら、アカデミー賞無冠の結果は妥当だと思う。辛い評価になるのは、個人的にコーエン兄弟作の味わい方がよくわかってないのも大きいかもしれないが。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 2, 2016
ヘイリー・スタインフェルドって今何してるんだろ?と思ったら『はじまりのうた』や『ピッチ・パーフェクト2』なんかに出てた上に、歌手デビューも果たし、着実にキャリアを積んでいたご様子。https://t.co/uemPWcxzPz
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 2, 2016
対して『3時10分、決断のとき』、メチャクチャ面白い。西部劇としてしか成立しえない変な話の作品。男臭い正義や尊厳の話でありながら、何気にBL要素が散りばめられてるので腐女子の方々にもオススメ。泣ける、が冷静になって日本人の倫理観に立ち戻ると「何だこれ?」ってなるかもしれない……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 2, 2016
ちなみに『トゥルー・グリット』は『勇気ある追跡』の、『3時10分、決断のとき』は『決断の3時10分』のリメイク。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 2, 2016
『ブラックブック』打倒ナチものでありながら、わりとエンタメ寄りの作りな上にテンポ良くサクサク進むので、体感的にこの辺で気持ち良く終わるのかと思ってたら、終わらない。時間を見るとまだあと1時間残ってる……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 3, 2016
そこから、終わるのかな?いやここで終わるのかな?というのを繰り返し、もう残り時間もないぞと最後に辿り着くのが、まさかの、「結局終わらない」という地獄のような結末であったという、さすがポール・バーホーベン容赦ないなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 3, 2016
あと主演のカリス・ファン・ハウテンの体の張り方が尋常じゃない。歌声も素晴らしく、エンドロールで彼女歌唱による、若干映画の後味に反するような優雅なビックバンド・ジャズ・アレンジの「A Hundred Years From Today」が流れるが、歌詞を調べるとここで流れるのも納得。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 3, 2016
陰毛を染めるとヒリヒリするということも学んだ。髪を染めた経験もないので。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 3, 2016
Carice Van Houten - A Hundred Years From Today https://t.co/DY7tw2fuO8
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 3, 2016
『わらの犬』スーパーヘイトフルで気味の悪い作品。西部劇であり、戦争映画でもあり、でも感触はほとんどホラーというか……。まあ、面白いからいいんだけど。ノーブラが引き起こす悲劇。 pic.twitter.com/U6IeFB1v4r
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 4, 2016
『皆殺しのバラッド』メキシコ麻薬戦争を扱ったドキュメンタリー。ギャング賛美の曲を歌う、粋がった田舎者シンガーの出世物語という音楽モノと、常に危険に晒されている良識ある警官の日常を追う犯罪モノとが並行に語られる、刺激が強すぎて面白いと言っていいのか悩んでしまう複雑な内容。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月5日
音楽や芸術のない世界は空虚であるが、音楽や芸術が悪のプロパガンダに利用されてしまうことも歴史が証明している。本当に地獄としか呼びようのない世界でサバイブするには何が必要なのか。そのヒントはこの作品の主役ふたりの対比から浮かび上がってくるような気がする。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月5日
セルジオ・ソリーマ『復讐のガンマン』 周りから推薦されて選挙に出馬しようとしてる元保安官の主人公が、幼女暴行殺人の容疑をかけられたメキシコ人の男を、大して裏も取らないまま勝手に正義を振りかざしてメキシコまで追いかけるというプロットが、アメリカ批判とも読める作りで結構面白かった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月8日
『ある結婚の風景』第2話「じゅうたんの下を掃除する方法」、夫婦の会話のこじれ方や取り繕う様がリアル過ぎて震える。なるほど、あの時言われたことはこういうことだったのかと膝を叩いたりもしたが、ここで学んだことを現実に活かせる自信はない。 https://t.co/USesixLjHs
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月10日
『ルーム』言語を獲得する前の幼児の成長を、言語を獲得した子供の視点を通して描いた作品。部屋の中で生まれ、母親と2人きりという状況がこの特殊な設定を生み出すが、この悲劇的な状況に絆されない無垢な子供の成長を大人たちが見守ることで、決して消えることのない両者の傷を互いに癒していく。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 13, 2016
『ボーダーライン』は麻薬戦争を舞台にした西部劇だと思った。『アメリカン・スナイパー』がイラク戦争を舞台にした西部劇であったように……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月13日
『ナルコス』や『皆殺しのバラッド』なんかで得た知識の賜物か、麻薬戦争のモチーフに関して本作で衝撃を受けることってそんなにないんだけど、その麻薬戦争が生み出したモンスターの存在がとにかくフレッシュで、しかも我々観客もそいつと真正面から対峙しなければならないという、その緊張感たるや。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月13日
と、一見感動作に見えるが、こういう批判があって然るべき作品でもある。本質は監禁モノでないが故に、監禁という題材を扱ったことに対する倫理的落とし前がつけられていないと思う。「“感動させる”演出に見る、映画としての倫理の緩み」 https://t.co/qiJIw98zcI
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月14日
このショットは良いなと。大惨事なんだけど、引の絵でバカでかいゴジラが遠くにポツンといるという。 https://t.co/3ogIGSlpkD pic.twitter.com/2rpEBAFqxn
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 14, 2016
『世にも怪奇な物語』衣装のセンスがぶっ飛んでるロジェ・ヴァディム監督「METZENGERSTEIN」、引くぐらい男前でいけ好かないアラン・ドロンが拝めるルイ・マル監督「WILLIAM WILSON」も素晴らしいが、やはりフェリーニ監督の「TOBY DAMMIT」が本作の白眉かと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 21, 2016
短編でありながらフェリーニのエッセンスが詰まりまくってる上に、67年の作品とは思えない、リンチや90年代のドラッギーな映像作品を先取りしたような映像感覚にはぶっ飛ばされた。最後にとってつけたような怪奇要素もたまらん。 pic.twitter.com/fdZuMnqTzb
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 21, 2016
『エデンより彼方に』めちゃくちゃ面白かった。トッド・ヘインズの狂気じみたこだわりに触れてクラクラしっぱなし。 https://t.co/gO5aiDLGY1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 22, 2016
『Madrid, 1987』DVDスルーだが拾い物の秀作。新聞でコラムを書いてる口の上手いジジイが、近づいてきた美女にひたすらセックスさせてくれと迫る対話劇。しかも、あるきっかけで裸のままバスルームに閉じ込められ2日間一緒に過ごすことになるため、邦題は『バスルーム 裸の2日間』。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 24, 2016
その上アートワークもこんななので、完全にただのエロ映画扱いだが、ゴダールをコメディだと思って観てる同志や、ホン・サンス好きなら響くところがあるやも。ただのジジイの回春映画じゃんと突っ込みたくもなるが、原題の意味を考えると意外に…… pic.twitter.com/do1dOPlPzA
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 24, 2016
『レヴェナント』菊地さん言うところの「メキシコ人が撮ったリアル西部劇」。それなら俺絶対好きなはず!と期待して観たらあまりピンとこなかったという……。凄すぎるルベツキ撮影による映像としての感動と、『バベル』と似た「結局何がしたいんだよ!」的ガッカリ感が同時に味わえてお得な作品!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 26, 2016
真面目な話「バードマン』の方が圧倒的に良い作品だと思う。『バードマン』にはこの作品を撮らねばならないという切実さが感じられるんだけど、『レヴェナント』は「おいらタルコフスキーみたいなのが撮りたいのねん」ぐらいの切実さしか感じられず、後半観ててどうでもよくなった。つうか長すぎるし。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 26, 2016
動画はタルコフスキーとの比較動画。あと題材が一緒の『荒野に生きる』との比較をしたいので、DVDなり配信なりして頂ければなと。The Revenant by Tarkovsky HD (Reference) https://t.co/DBd0fX97Ei
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 26, 2016
『ある結婚の風景』第3話 薄々こんなことになるのだろうとは思っていたけど、冒頭からの急展開には唖然。あまりに言ってる事とやってる事が酷くて笑えてくるが、「でも、こんな光景どこかで見たことあるぞ」という気にさせてくれるのは流石。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) April 28, 2016
『ゼロヴィル』のヴィカーがハリウッドに来て初めて入った映画館で『裁かるゝジャンヌ』を観るシーンを読んで『女と男のいる舗道』の某シーンを連想したけど、そもそも俺は『裁かるゝジャンヌ』自体を観たことないではないか!ということで今超観たい。https://t.co/vuBze3G1z5
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月28日
ジェームズ・フランコが演じるヴィカー。 pic.twitter.com/wE7I1vips8
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月28日
『惑星ソラリス』5回ぐらい気を失いかけて、その度に巻き戻しながらも完走。俺の好きなロザムンド・パイク寄りのルックスであるナタリア・ボンダルチュク演じる奥さんの唖然とする行動には強引に『ゴーン・ガール』を連想したり。それとは関係なしにゾッとするラスト・ショットが素晴らしす。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年4月30日
映画備忘録「3月」
『ヘイトフル・エイト』 傑作。3時間あるが正直長いとは思わなかった。あとグロいという指摘に関しては、個人的には悪趣味レベル止まりに感じた。表現でいったら『レザボア・ドッグス』の方がキツイ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 1, 2016
あとタラちゃんのミソジニー再発問題は、キツイ冗談としか思えない結末
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 1, 2016
と、名作『デス・プルーフ』の英雄ゾーイ・ベルを本作ではどう扱ったのかという点とを合わせて考えるべきかと。
とにかく表面的な印象は「酷い」の一言で済んでしまいそうな内容だが、だからこそ、かつてないほどに政治的な内容とも読めて面白かった。本作を前にしたら、『イングロ』も『ジャンゴ』もただの娯楽作でしかないわけで……。いろいろ細かなネタを仕込んだ上で、もう一回劇場で観たい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 1, 2016
『マジカル・ガール』めちゃくちゃ面白かった。ブニュエル、アルモドバル、『パンズ・ラビリンス』好きとしては、まさに待望の新星現るという感じの1本。単に日本のアニメ好き監督の作品だと思って観ると肩透かしをくらう、ゴリゴリのノワールであり、おじいちゃん萌え女子にもオススメできる作品。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 3, 2016
えっ!ゲイ感覚!と思ったけど、『クラウド アトラス』と感覚的な類似性があるとの指摘で、なるほどと思ってしまったw やっぱり上野樹里の起用はどう考えても『ラスト・フレンズ』ありきですよね、と。菊地成孔の『ビューティー・インサイド』評 https://t.co/2iJJFASvhl
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 6, 2016
『ビースト・オブ・ノー・ネーション』 倫理的によくこんな映画撮れたなってのと、過去の戦争映画のいいとこ取りで上手く纏まめてしまってるせいか、分かり易すぎるという点から正直苦手な作品だった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 12, 2016
あと、どうしても許せないというか認めたくない描写があるのだが、それが真実だと言われたらぐうの音も出ないので、そこは黙っておく。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 12, 2016
『ブルージャスミン』 『ヤング≒アダルト』の100倍苦いというか、1000倍痛いというか……。そもそも、病人を崖から突き落とすようなことをするウディ・アレンの人格を疑うというか……。ミソジニーも酷すぎるし、主演がケイト様じゃなかったらブチ切れるところだった……。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 12, 2016
今はお互い良い役をやれて良かったね、という感じに見えてしまう……。 pic.twitter.com/0WEQoCsVTI
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『ヤング≒アダルト』は良い映画だけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 12, 2016
『ブルージャスミン』当時凄い評価されてる、みたいな印象だったけど、実際賞取ってるのケイト様だけじゃねえか!完全に同情票だろこんなの!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 12, 2016
イライラが止まらないので穏やかなケイト様を見て落ち着こう……。 pic.twitter.com/X6CFvfv8r3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 12, 2016
みんな『ブルージャスミン』を観て、そのあとに『大丈夫、愛だ』を観て欲しい。どっちが評価される世界が幸せなのか一目瞭然なので。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 12, 2016
『ドリーマーズ』 ベルトルッチがゴダールみたいなことをするとこうなる、ぐらいのことしか言えない映画に詳しくない人間でも面白く観れた。下降するイメージと「Third Stone From The Sun」の組み合わせが良いよね、みたいなことをついつい言いたくなってしまう作品。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 13, 2016
あとオチが秀逸。
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『ブエノスアイレス』王家衛、クリストファー・ドイルコンビのキレッキレッのビジュアルに圧倒された。イグアスの滝、「足の下に香港が」の映像にはクラクラ来たね。当時テレ東の深夜に流れまくってたCMのイメージのままだったから、HDリマスター?されてバッキバキの映像に尚更ビックリ。
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『ベイブ/都会へ行く』前作に比べ猫の扱いはマシになったが、制作&脚本から、さらに監督まで兼任になったジョージ・ミラー御大の正気の沙汰とは思えない暴走っぷりにより、完全に狂気じみた作品になってしまった。MAD MAXの次回作が本作のようにならないことを祈る。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 14, 2016
いつもの文明批判、フリークス&暴走族愛、あとサンダードームへの未練のようなものまでが練り上げないまま全部入れされてるため、ちょっと気分が悪くなるレベルの消化不良感。次作『ハッピーフィート』で実写への拘りを一度捨てたのが功を奏したのかなんて、MMFRまでの流れを見て思ってしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 14, 2016
『ハッピーフィート』感想。 https://t.co/Gxo6HC4iLn
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『トゥルー・ロマンス』いろいろあるだろうけど、やっぱり、グッときちゃう。
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『ロブスター』ドライでアイロニカルな演出でもって、ひとりは嫌だがふたりも大変だ、という話を淡々と。思っていた以上に笑えた。コリン・ファレルと、やはりというかベン・ウィショー最高。ただ、パートナーとの繋がりを担保するものって、あんな単純に矮小化しちゃっていいの?っていうのはある。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 16, 2016
クラシックギターの試し弾きランキング1位の某曲、映画『ロブスター』でとある夫婦が合奏するシーンがあるんだけど、曲がちゃんとその場で起きてることとリンクしてて爆笑した。あくまで邦題の曲名につられてなので、もしかしたら監督が意図したことではないのかもしれないけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 19, 2016
『肉』 イロモノかと思いきや、ちゃんとした映画でビックリ。メキシコ映画のリメイクらしいけど、きめ細かな演出が活きてて、ホラーというより「アメリカの田舎でおぞましいことが起こる映画」のひとつとしてよく出来ている。 pic.twitter.com/gvtsBvkBEG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 19, 2016
ショッキングな『肉』というタイトルに引っ張られちゃうと思うけど、情報は何も入れずに観た方が面白いと思う。ただ、余計な御世話と思いつつも一言だけ付け加えておくと、ど頭の蜘蛛の巣のショットは意識しておくと良いかと。原題は↓ pic.twitter.com/8081ewihao
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 19, 2016
町山さんが『イット・フォローズ』を紹介する時引き合いに出してた『ババドッグ ~暗闇の魔物~』、面白かった。感触としては『エクソシスト』をデヴィッド・リンチが撮ったら……みたいな感じなんだけど、怖いというより、シングルマザーの女性を精神的に追い込んでいく様が情け容赦なくてキツい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 20, 2016
万人にはオススメしづらい作品だが、例の「保育園落ちた日本死ね」と書いた人が、なぜ「死ね」という乱暴な言葉を使ったのか理解できないという人なんかには是非観ていただきたい作品。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 20, 2016
『ヘイトフル・エイト』2回目。やっぱり傑作。退屈だという意見は理解できなくもないが、失敗作だとか頓珍漢なことを言ってる人は、あらゆる映画を更に100本ぐらい観てから出直して欲しい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 22, 2016
初回から結構ちゃんと観てたのか、2回目でもそんなに新たな発見とかはなかった。あえてあげるなら、ブルース・ダーンが第四の壁を破ったように見える瞬間があったとか、そんなぐらい。ミニーのメキシコ人へのヘイト、あれはマーキスによるブラフで、マーキスがそう思ってるだけなんじゃないの?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 22, 2016
『チスル』告発したくてもできないという状況のメタファーとしての煙や、全編美麗なアートムービー的作りに対して、恐らくそうするしかなかったのであろうと、事情をこちらが汲み取っていかねばならないので、結構負荷を強いられる作品。存在することに意義がある作品だとは思うが……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 23, 2016
『インサイダーズ / 内部者たち』アベンジャーズもバットマンもスーパーマンも存在しない世界で行使できる正義のカタチとは、みたいな作品。正直そんなに痛快な結末だとは思わなかったけど、それがむしろリアルってことなのかもしれない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 25, 2016
『大丈夫、愛だ』で気になった이엘も出てた。『哀しき獣』にも出てたことは今知った。 pic.twitter.com/UIHmpEEHkX
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 25, 2016
『ある結婚の風景』第1話、一分の隙もない対話劇の極北とでも呼ぶべき凄まじいクオリティで驚いた。 https://t.co/GrE8oKFJvk
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 26, 2016
『ファンタスティック・プラネット』 セックス、ドラッグ、メディテーションの巨人、とでもいうか…… https://t.co/yjaVAl07T6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) March 27, 2016
全編観れてしまうが、やはり字幕が欲しい。The Iceman Cometh (1973) https://t.co/uNvLEAdLG1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年3月29日
舞台版。The Iceman Cometh - Kevin Spacey https://t.co/tJOD2GXIyF
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年3月29日
暴力描写はハンパないよ。恐らく多少の耐性はついてるであろう、ビョン様ファンのおば様たちでいっぱいの劇場でも悲鳴があがってたので。 菊地成孔の『インサイダーズ/内部者たち』評:とうとう「銃が出て来ないギャング映画」が韓国から https://t.co/CxDlagFPkr
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年3月30日
『星から来たあなた』ライトな話かと思ってたら結構ヘヴィな話で、しかもちょっと長かった。まあ、そんな僅かな不満もチョン・ジヒョンの魅力の前では全て吹き飛ばされてしまうわけで。演者ひとりの一挙手一投足に全部持っていかれるという経験は、今回が初めてかもしれない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年3月30日
劇中、唐突にスジのカメオ出演シーンがねじ込まれるのだが、どう見ても多方面から反感買いそうなキャラなのに、あのチョン・ジヒョンが一瞬霞むぐらい可愛くて、これが「国民の初恋」と呼ばれる所以なのかと感心してしまった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年3月30日