映画備忘録「11月」
『10 クローバーフィールド・レーン』 前作は現在進行形のスタイルで新しいことをやってやろうというタイプの作品だったが、今回はサイレント、スリラー、サイコホラー、モンスター、SFとアメリカの映画史を一気に縦断することで、結果新しい何かにタッチするというタイプの作品だった。 pic.twitter.com/xV9iPzeZgj
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 2, 2016
話の内容(中身には全く触れられない)云々より、クリント・イーストウッド等の一般的に賞賛されるようなアメリカ映画ではないタイプのアメリカ映画を支える、アメリカのオタク(ボンクラ)クリエイターたちの矜持に感動した。そして同時に浮かび上がるヒッチコックの偉大さ。 pic.twitter.com/FktHIb6PHc
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 2, 2016
一箇所だけネタバレっぽいことを言うと、ある登場人物が身なりをきちんと整えて出てくるカットがあるのだが、その人物のいやらしさや気持ち悪さがそのワンカットだけでわかるという見事な演出で震えた。 pic.twitter.com/BUXJhQbKk4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 2, 2016
こんなチャレンジングなシリーズがこれから毎年公開される(かもしれない)ことに喜びの念を禁じ得ない。いつまで続けられるのかわからないけど、ありがとうJ・J・エイブラムス。 https://t.co/nqA51lq6Ae
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 2, 2016
『永い言い訳』の聖地巡礼をしてきた。というか、とある印象的なシーンのロケ地がうちの超近所ぽかったからなんだけど、聖地巡礼というより裏を取ってきたというのが正確か。いつの間に撮ったんだよ!という感じだけど、見慣れた風景が作品に使われてるっていうのもその作品を好きになる要素になるよね
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 3, 2016
アンリ・ジョルジュ・クルーゾーの『悪魔のような女』。確かに恐いけど、それとは違う意味で後味の悪い作品。のちに主演女優であるH.G.クルーゾーの奥さんが……しまうのも、こんな罪深い作品を作ってしまったのでは然もありなんという感じ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 3, 2016
『さらば愛しき大地』 ただひたすら「シャブ」は恐いという印象を植え付けられる啓蒙映画だった。蟹江敬三のシャブ中演技が凄すぎて引くw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 3, 2016
チャン・ゴンジェ監督が選ぶベスト成瀬巳喜男作品は『乱れる』。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月4日
『眠れぬ夜』良かった。チャン・ゴンジェ監督がホン・サンス フォロワー的な扱いを受ける理由が『ひと夏の〜』では分からなかったけど、本作を観て分かった。でも基本的にチャン監督の方が純粋で、ロマンチストであることは間違いなく、本作もホン・サンス作品と比べたらストレートに良い話だなあと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 4, 2016
撮影当時の監督自身の切実な問題を扱ったというだけあって、若い夫婦にありがちなあれやこれが描かれている上に、子供をつくるつくらないのやり取りがとにかくリアルで、なんだか色々考えてしまった。「残された時間は短い」といったセリフに込められた想いの切実さが身につまされる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 4, 2016
『溺れるナイフ』は中上健次感あること以外、何も知らないまま観る。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 4, 2016
市川実和子が小松菜奈の母親って、こんなにしっくりくるキャスティングないよなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 5, 2016
『溺れるナイフ』は神話を辿ってるとかじゃなく、神話そのもの。かなり残酷な話でもあるので、覚悟して観て頂きたい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月5日
正直なところ、山戸結希監督のトゥーマッチで登場人物を容赦なく追い込む演出に面食らってしまう人続出なのではないかと心配してしまう面もあるが、監督特有の「光輝く対象への憧れの眼差し」に同調できたら、こんなに美しい映画はないわけで。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月5日
「選ばれた人間は、選ばれた人間なりの覚悟を見せてくれ」と思いながら観ると分かりやすいかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月5日
予告編でテレンス・マリック新作『聖杯たちの騎士』が流れてたけど、断片を見せられてるだけなのに泣けてくるぐらい感動的な画なのに、実際に画面で起こっているのは別段感動するようなことではないことに驚かされる。https://t.co/O9cSdSla7m
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月5日
言いたいことを全部言われてしまい、その上、独自に掲げているテーマに関する考察まであって(というかそっちがメイン)見事な批評。個人的には重岡最高!の立場で、次点で恐るべし上白石という感じ。あと"若い女性監督の強烈な童貞性"問題よ。 https://t.co/MNwdChG1iZ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 6, 2016
『ズートピア』 こんな映画だった。 pic.twitter.com/puPeshJ1nR
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 6, 2016
かわいい見た目に反して異常に込み入った話で情報量も多く、ちょっと頭がパンクしそうになったw あとキスシーンはないけど、首に噛み付くシーンがあるって凄い倒錯的w pic.twitter.com/LDKr6N4brp
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月6日
特典映像のボツになったシーンを観ると、開発段階ではディズニーといえども、シーンによっては迷走してる箇所があることを知れて、なんか励まされたような気分w pic.twitter.com/0VvsTFbpbC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月6日
すごっ! pic.twitter.com/blJgOpQETr
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月6日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 6, 2016
『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 チ○コ○ンコ言ってはしゃいでる体育会系連中の、大学の新学期が始まるまでの3日と15時間に起こるしょうもないエピソードの数々に付き合わされる映画。こういう環境に身を置いたことがないので、楽しさよりもキツさの方が目につく。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 8, 2016
『バッド・チューニング』とほとんど同じ構造だけど、今作は「このくだらないやり取りから教訓を読み取れ」という作り手の態度が見え透いて若干イラっとするんだよなあ。その点『バッド・チューニング』の方がポエジーがあって好き。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 8, 2016
噂の「Rapper's Delight」のシーンは最高だけど、冒頭も冒頭のシーンのため、始まってすぐにクライマックスが来るみたいな感じだし、ヒロインのビバリー(ゾーイ・ドゥイッチ)が泰葉似だったりして「えっ?彼女に一目惚れって無理っしょ!」ってなるし……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月8日
ジャック・クレイトン監督の『回転』。恐い。ただ、家庭教師の女が善意でとった行動は素人目に見ても危険きわまりない行為であり、現代だったらあんたが1番恐いよ!って話になりかねない。作り物である映画でもなかなか見ることができない、子供が気が触れる演出のキツさったらない。 pic.twitter.com/t5am6YOuRV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月8日
ひー! pic.twitter.com/UXJVfMEydj
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月8日
『悪魔のいけにえ2』これは酷いw 主演デニス・ホッパーという時点で、本気で続編をやろうなんて思ってないだろうし、レザーフェイスがチェーンソー振り回すのを露骨な射精のメタファーにするのとかやめてくれっていうw 冒頭の「テキサスに取りつく永遠の悪夢だ」ってフリもそんなに上手くないし。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月10日
その上、エンディング曲がスチュワート・コープランドのレゲエ曲で拍子抜け。あと、またしても『サイコ』オマージュがw そこまで好きなのか!っていうぐらい強引にブチ込んでるw 今はコメディとしてある程度評価されてるみたいだけど、自分が86年にいい大人だったらどう観ただろうかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月10日
久々に成瀬巳喜男を。林芙美子の未完の作品を原作とした『めし』(監修に川端康成)、めちゃくちゃ面白い。主婦としての終わりなき日常にうんざりし、夫の無理解にブチ切れ家を出る原節子が素晴らしい。あと、にゃんこが可愛い。 pic.twitter.com/Id4CtxDEYu
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月11日
上原謙の情けない態度に「つまらない草食系男子でホントすみません」と代わりに土下座したくなるような展開から、意外な方向に流れて吃驚。成瀬や脚本の田中澄江・井手俊郎アレンジによる結末をどう受け取るかで評価が分かれると思うけど、俺はとにかく美しく感動的な物語だと思った。 pic.twitter.com/oy8CQvGXoM
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月11日
上原謙は女性神話における"誤ったレスキュー"なのかどうか議論したいところ。明らかに成瀬はふたりを祝福するような演出をとってるけど、それを皮肉と受けとることも可能だろうし。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月11日
『ホワイト・ドッグ』 凄い凄いとは聞いてたけど、ここまで超弩級の傑作とは思わなんだ。何も知らずに観たら白い犬が出てくるから「ホワイト・ドッグ」なんだと思ってしまうが、「ホワイト・ドッグ」とは黒人だけを襲うように調教された犬のことである。(左のサミュエル・フラー自身も劇中に登場) pic.twitter.com/hRQiWNhz0I
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月13日
もふもふしてて可愛いなんて余裕かましてると、殺る気満々の目をして獲物を襲う獣に豹変した犬の姿にドン引き。引き取り手のない犬が殺処分されるシーンなどもあり、犬好きなら観るのに覚悟のいる作品であるが、事態はもっと深刻である。ただ犬がモンスターのように暴れる作品なら気楽に観れるのに。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月13日
ホワイト・ドッグへの訓練は子犬の頃に行われる。白人が黒人のジャンキーやアル中に金を渡して子犬を殴らせ、憎しみを抱かせることで黒人のみに攻撃性を爆発させるホワイト・ドッグにしてしまうわけだが、本作でその洗脳を解こうと挑むのは黒人のキーズである。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 13, 2016
詳しい粗筋は各自で調べてもらいたいが、本作では暴力によって生まれた憎しみを糧としている殺人モンスターを、保護して教育することで治療しようとする。どちらの調教も黒人の手によって行われるわけだが、終盤ホワイト・ドッグを生み出した張本人である白人のジジイが姿を現わす。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 13, 2016
本作がよく出来ているのは、ジジイが姿を現わすことで、犬を挟んで調教する者同士の鏡像関係が生まれてしまうところにある。要は「黒人は敵ではないと理解することで洗脳が解けたらどうなるか」ということなのだが、これ以上はネタバレになるので控える。こんなに苦い結末はない。泣いた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月13日
『この世界の片隅に』先鋭的な映像作家は戦争映画を更新していく義務があるのかもしれない。片渕監督はその義務を果たし、我々にとてつもない映像体験を提供してくれた。そのことにとても感謝するし、すず役はのん、音楽はコトリンゴで大正解。とんでもない傑作だと思うので世界中で観られるべき作品。 pic.twitter.com/i4e9xTRtf5
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 15, 2016
『永い言い訳』のパンフレットに引き続き¥1,000する『この世界の片隅に』のパンフレットを買ってしまった。中を見たら、まあそれぐらいするわなと納得の出来。やはり¥1,000なんて価格設定をするパンフレットは気合いが違うw pic.twitter.com/CWoswW6vgW
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 15, 2016
特にネタバレにならない印象的だったところ。布団に入りながら天井の模様を指でなぞるの、俺も子供の頃やってたなあ。あと「いも」はサツマイモのことで、ジャガイモは「馬鈴薯」って呼ぶんだ(ジャガイモの別名が馬鈴薯であることは知っている)、とか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 15, 2016
『山の音』原作が川端康成ということで嫌な予感はしていたのだが、思っていた以上に気味の悪い強烈な作品だった。作品全体に「文学作品だから許される」と思われているようなインモラルな空気が充満しているため、その空気に耐性のない人は本当に気分が悪くなりかねないので注意が必要。 pic.twitter.com/dItqFsBthd
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 16, 2016
舅であえてボケ老人と呼びたい山村聡に夫でゲスの極み加山雄三の父な上原謙。夫からの怒涛のモラハラと不貞を耐え忍び続けた結果、唯一の拠り所である舅の前でグロテスクな表情で涙を見せる原節子。原が上原からのモラハラを受けるという点で類似性のある『めし』と比較して観るとその異様さが際立つ。 pic.twitter.com/KYAUgcVxWG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月16日
『デンジャラス・バディ』正直自分の趣味ではなかったけど、この作品を支持する人たちがいるのは分かるし、おそらく今作の成功が『ゴーストバスターズ』のポール・フェイグ監督起用に繋がっているのだろうということは理解できた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月17日
本作は刑事ものバディ映画的シチュエーションに女性を配置するという生易しいつくりではなく、男性が演じるような不良刑事とマジメFBI捜査官というキャラをそのまま女性に演じさせるような結構荒っぽいつくりで、これが『ゴースト〜』の男女の役割逆転というスタイルに繋がっているのかな?と。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月17日
ただ、コメディであるが故にメリッサとサンドラ・ブロックがそれぞれに抱える葛藤の描き方が弱く、いまいちふたりの物語にノリ切れず。コメディなのでそこを気にするかは好みの問題だろうが、ラストのふたりのやり取りにほろりと来てしまったが故に、個人的にはもったいないと思ってしまった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 17, 2016
しかし、何故サンドラ・ブロック新作(ビデオスルー)の『選挙の勝ち方教えます(Our Brand Is Crisis)』の邦題を沈黙シリーズに倣って『デンジャラス・エレクション』とかにしなかったのだろう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月17日
ちなみに『デンジャラス・バディ』の原題は『The Heat』で、そもそも論的に言えば『デンジャラス・ビューティー』の原題は『Miss Congeniality』であったりする。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月17日
『放浪記』 林芙美子の自伝的小説の映画化。舞台版の「森光子のでんぐり返し」しか知らなかったので、こんな「文化系女子残酷物語」だったとは露知らず。とにかく、林芙美子役で終始しけたツラした高峰秀子の演技が凄まじい。特に理由はないが、ちょっとベッキーっぽく見える瞬間もあり。 pic.twitter.com/Q9h8Y7CUSY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月18日
『MUD』 観たことないので「現代版スタンド・バイ・ミー」と言われても、それで蛭の代わりにヌママムシなのか!とか頓珍漢なことしか言えないが、「子供が通過儀礼を通して大人になる映画」としてなかなかのものだった。あとマシュー・マコノヒーのぼくのおじさん感、とにかく臭そうで見事だったw pic.twitter.com/vnhcIDmBg3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月20日
『ガール・オン・ザ・トレイン』面白かった。エミリー・ブラントのアル中演技最高。語り口がそんなにスマートではないので序盤の展開は若干飲み込みづらいが、ディティールを丁寧に作り込んでるので途中から「なるほど、そういう話ね」となる。酒の飲み過ぎとマウンティングしてくる男には気をつけろ! pic.twitter.com/9iF7T5TC90
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月22日
ジェニファー・ローレンス好きとしては、ほぼジェニファー・ローレンスなヘイリー・ベネットの体を張った頑張りにグッときた。個人的にはミステリー好きより、『4人の食卓』とか好きな御人にオススメしたい。フィンチャー以降と言えそうな(おそらく)CGによる不自然な画作りもたまらない。 pic.twitter.com/Veakzl214i
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月22日
『私はゴースト(I Am a Ghost)』直訳邦題のせいで若干ポップな印象を持ってしまうかもしれないが、ガッチガチのホラーでめちゃくちゃ怖い。もし『ダゲレオタイプの女』をホラーだと勘違いして(でもめちゃくちゃ怖いけど)消化不良だという人がいるのだとしたら、これをオススメしたい。 pic.twitter.com/wo0IhR8oDw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 23, 2016
序盤は意図的に退屈な作りになってて眠気との戦いになるが、どうしてそういう作りになってるのかが明らかになると物語が一気に動きだす。個人的には主演のアンナ・イシダが精神を病んでしまった知人に雰囲気がそっくりだったせいで、彼女が苦しんでる様子を見ながら気が気でなかった。 pic.twitter.com/eIWNRigxdO
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 23, 2016
監督、脚本、撮影、編集、音楽全部ひとりでやってるH・P・メンドーサ、めっちゃセンス良いなあと思って、どんだけキレキレなやつなんだろうと検索してみたら、向こうのザ・オタクという感じのルックスの人が出てきてほっこりした。次回作も楽しみだ。 pic.twitter.com/1xTewPuUxN
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月23日
『コングレス未来学会議』どう考えても絶望的な結末にしか見えないよなあ。そうなると全てがアイロニーであり、音楽や感傷的なシーン等全てが泣きスイッチを押すような機能でしかなかったと。結果、手のひらで泳がされてるだけで、内から沸き起こるような感動ポイントはひとつもなかったという結論に。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 25, 2016
『見えない恐怖』主人公のミア・ファローが盲目であるという設定を活かした死体描写(というか配置?)が見事過ぎて怖い。目が見えないということをいいことに、これイジメだろ!というレベルでミア・ファローを追い込みまくる、さすが『マンディンゴ』を撮った鬼畜監督リチャード・フライシャー。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) November 25, 2016
その上、PC的にどうなの?と思うような展開で巧みにミスリードを誘ったり、「そういうけどさ、お前らが見たいのはこういうことだろ?期待に答えてやったんだよ」と観客を嘲笑うようなラストショットまで用意してて抜け目ない。この監督、最低だけど最高!w
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月25日
『血を吸うカメラ』元々本作の前にフロイトに関する映画を撮ろうとしていたこともあって、60年に撮られた作品とは思えないぐらいディテールが徹底している。が故に、批評家から強烈な反発を受けてしまったのもやむなしという感じか。その上『サイコ』と同時期の作品っていうのもなんとも皮肉な話で。 pic.twitter.com/oggTduOT8G
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月27日
自分で撮ったスナッフ・フィルムでしか性的興奮を得られない男に惚れてしまった娘に対して盲目の母が発した「(上階に住む男の生活音から判断して)静かに歩く人間は信用できない。コソコソしてる」というセリフ、あまりにも正鵠を射ていて驚いた。それ以外にも、男の過去フィルムやラストがヤバイ。 pic.twitter.com/81oWmChhlN
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月27日
酷評から上映中止。そこからとある配給会社にフィルムが渡ってしまって上映できない状態が20年続いたところでフィルムを救ったのが、ご存知マーティン・スコセッシ!マジで映画好きは彼に足を向けて寝られないよなあと。 pic.twitter.com/c6IO0okWz2
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月27日
『娘・妻・母』成瀬作品お馴染みの役者を集めも集めたオールスターキャストで何をするかといったらハードコア『東京物語』といった感じの、とんでもなくキツいホームドラマだったというところに成瀬らしさを感じるというか。あの原節子が出戻りの未亡人として一家のお荷物扱いを受けるとか壮絶過ぎる。 pic.twitter.com/u6neOR3pbY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月28日
『乱れ雲』 成瀬巳喜男の遺作。バカ可愛い加山雄三が、旦那を轢き殺してしまった身でありながらその未亡人である(超美しい)司葉子にグイグイ迫る「ザ・メロドラマ」といった趣の作品だが、とにかく武満徹の音楽がヤバい。ニーノ・ロータの曲?ってぐらい叙情的な曲が過剰に涙腺を刺激してくる。 pic.twitter.com/Z2XPUjX0Ju
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月30日
映画備忘録「10月」
「2時間で名作文学を知った気になろうシリーズ」で『プライドと偏見』を。ロマンティックコメディの元祖で『クルーレス』や『ブリジット・ジョーンズの日記』の元ネタでもある『高慢と偏見』の何度か目の映画化作品。主演はシリーズ初回の『アンナ・カレーニナ』でも主演だったキーラ・ナイトレイ! pic.twitter.com/IRnHuBmS90
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 2, 2016
共演者も凄くて、愛しのロザムンド・パイク、これが映画初出演のキャリー・マリガン、英国人全ての母であるジュディ・デンチ、そしてドナルド・サザーランドと豪華。とにかく、タイトルを『ベネット家の〇〇』とかにしてもいいのではないかというぐらい、ベネット一家が魅力的に描かれている。 pic.twitter.com/BX7IMMS7bb
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 2, 2016
前半の「うひょー!良い男を見つけるぜー!」と婚活に驀進する一家のエネルギー(18世紀の話なので今と結婚の意味が違う)とスピードに付いていくのに必死。舞踏会こと婚活パーティの一部始終に付き合わされるが、男も女も躍動感がハンパないので観ていて本当に楽しい。ワンカット3分長回しとか見事 pic.twitter.com/HWbgg8blRV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 2, 2016
もう姉妹のかしましい感じがリアルで最高!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 2, 2016
「今度あのお屋敷に引っ越してくるやつ、独身のイケメンらしいぜ!」
「えっ!マジで!」 pic.twitter.com/ToD3XshjKc
しっかり者の姉ふたりと、何も考えてない妹ふたりに挟まれた、文学と音楽にしか関心のない三女(タルラ・ライリー)の存在も最高。舞踏会で男には目もくれず、ピアノの弾き語りを披露してたところを父親に止められるシーンの切なさたるや。 pic.twitter.com/g7xRURrse5
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 2, 2016
ドキュメンタリーを観ると、この家族、撮影中ガチで仲がよかったらしく、オフショット映像のはしゃぎっぷりも最高で、母親のブレンダ・ブレシンも含めて、このアイドルグループなら推せる!と思った。 pic.twitter.com/VcuRDet7O3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 2, 2016
「だりー」
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 2, 2016
「えっ!いきなり来るとか聞いてないんですけど!散らかってるっつーの」
と急いで片付け、平然を装ってのご挨拶。 pic.twitter.com/T7E8lxGN4c
前半のノリで最後まで突っ走ってくれたら、もしかしたらオールタイムベストとかになったかもしれないけど、後半は本来のテーマである「偏見を振り払い、相手の真の姿に目を向ける」という方向に一気に舵を切るため、シリアスなパートとコミカルなパートとがちぐはぐになってしまい失速感が否めない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 2, 2016
とはいえ愛すべき作品であることは間違いなく、『高慢と偏見とゾンビ』への前哨戦としては大満足の一本でしたとさ。 pic.twitter.com/WK45zELJoN
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 2, 2016
『流れる』完璧じゃない?これぞ真のクールジャパンというか。芸者の置屋「つたの屋」を舞台に、完璧に仕事をこなす田中絹代演じる女中の目を通して、つたの屋の零落を描くという作品だが、シナリオ、演技、美術、音楽、何から何まで凄すぎて一瞬も目が離せなかった。ちなみに本作の猫の名前はポンコ。 pic.twitter.com/SID2VTJLPP
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 3, 2016
全編、女同士で嫌味や陰口が飛び交うシーンの連続で、最初はそのキツイやり取りに戸惑うが、主要人物それぞれの表と裏の表情がしっかり描かれるので、実在感が増してきて、そんな嫌味のひとつひとつにまで愛着が湧いてくるようになる。最後は田中絹代の気持ちに同調して彼女たちの姿を見つめることに。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 3, 2016
『高慢と偏見とゾンビ』 B級作品としてはよく出来ている(ゾンビものとしては平均的?その辺の評価は詳しい人にお任せします)といった印象。当たり前だけど原作ありきの作品なので、付け焼刃とはいえ予習しておいてよかった。https://t.co/QxiGTBX285
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 4, 2016
原作を知らなくても見れないことはないだろうけど、原作のどこにゾンビをブチ込むかが本作のキモなので、話の流れぐらいはおさえておいた方がいいと思う。原作ではなく『プライドと偏見』との比較で申し訳ないが、ゾンビを絡ませた上で『プライド』より上手いと思うシナリオ運びの箇所もあった。 pic.twitter.com/uCWSNoglWF
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 4, 2016
ただ、パロディとしてのシナリオ改変も途中までは上手くいってた感があるが、最後まで持ち堪えることは出来ず、なんとなく消化不良で終わってしまった感が。アジアの武術を学ぶことがたしなみとされていて、金持ちは日本、そうでもないものは中国で少林寺拳法を学ぶとかアホすぎて最高だったんだけどw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月4日
なのでベネット姉妹は少林寺拳法を駆使し、それに対しダーシーは京都で何かの武術を学んで、武器は日本刀を使うという、なんだかよく分からない拘りの設定を披露しているw まあ、ストーリー上どうにも納得しがたいことがあっても、画像みたいなシーンにグッときてしまう人なら観て損はないと思うw pic.twitter.com/Z47qYprAmk
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 4, 2016
コリンズを演じるマット・スミスが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のジョージ(クリスピン・グローヴァー)みたいで、愛嬌があって良かったw よく知らないんだけど、なんか人気ある人らしいですね。 pic.twitter.com/t8ChdBVpVP
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月4日
あ、ここで言う原作とは『高慢と偏見』のことであって、小説版の『高慢と偏見とゾンビ』のことではないので悪しからず。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 4, 2016
リジー(エリザベス)かっけー!キャサリン夫人は、狙いは分からないでもないけど、ちょっと残念な扱いだったね…… pic.twitter.com/2t1dLmgRhe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月4日
『女が階段を上る時』高峰秀子が銀座のバーのママを演じ、ただいるだけでも不穏な空気を放ち続ける仲代達矢がマネージャー役、テーマ曲は夜の街に合わせてジャズ(音楽は黛敏郎)ということで、甘みの一切ない、苦いを通り越して痛いぐらいに厳しい女のドラマ。個人的にはちょっとキツかったなあ。 pic.twitter.com/qnTZIIPzyO
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月5日
ベビーフェイス的な扱いの加東大介が見兼ねて高峰を救おうとしたりもするのだが、成瀬は決して甘い着地を許してはくれず、最後はタイトルの重みが骨身に沁みるつくりになっているが、それにより現代にも通じる作品としての強度を保っているともいえる。あと中村鴈治郎のイヤらしさが本当にキツいw pic.twitter.com/PcNUfss5Pk
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月5日
タマフルで三宅隆太さんが紹介していた『チャット 罠に堕ちた美少女』という劇場未公開作を観た。感動したというか、めちゃくちゃ良い作品だった。煽情的でガッカリな邦題だが、原題は『TRUST』と至ってシンプル。 pic.twitter.com/dRSJ0ZoewW
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月6日
14歳の女子高生がチャットで出会った男に騙されてレイプされてしまうという邦題通りの内容だが、厄介なのは、彼女があくまで自らの意思で相手の行為を受け入れたと思い込んでしまってること。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月6日
会ったら倍以上歳の離れていたことが発覚する男に、年齢差からうまく丸め込まれて依存状態になってしまい、「あれはレイプではなかった」と自身に起きたことを受け入れられない。さらにレイプにあって可哀想という周りの反応から、余計に殻に閉じ籠ってしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月6日
それに対して、子供達に理解のあるように振舞っていた父親(クライブ・オーウェン)が犯人への「怒り」から心理的視野狭窄になってしまい、勝手に捜査に乗り出して、無実の人間をボコボコにするなど『プリズナーズ』のヒュー・ジャックマンばりに暴走。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月6日
(ちなみに『チャット』の方が古い。2人とも雰囲気が近いので今後記憶がごっちゃになりそう)
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月6日
実のところ、心理的視野狭窄で互いが見えなくなってしまったこの親子がどうやって関係を修復するかがテーマで、親子の徹底した心理描写こそが本作の見所になっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月6日
特に娘が自分はレイプされたのだと自覚する流れがリアルで、自覚することで事態が進展するかと思いきや、当然防衛機能が壊れた形になるので、精神的には一時的により不安定になるなど、性被害者の苦しみが丁寧に描かれている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月6日
ただこれ、とんでもないオチが付いてて、一応実話ベースらしいので事実なら仕方ない(創作だとちょっと悪質かも)が、結構ドン引きするオチになってる。ただ、これも本作のテーマを見失ってなければ、「そりゃこういうこともあるだろう」と冷静に観られると思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月6日
「怒り」に囚われて視野狭窄になってしまってはいけないのだと。家族のために実際捜査にあたるFBIの捜査官より、心理カウンセラーの方がフォーカスされてるように見えるのも本作の特徴かと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月6日
『ディーパンの闘い』え!これがパルムドール?悪くはないけど、なんか煮え切らない作品だなあ……と。良い顔をした疑似家族3人の存在が良かっただけに、後半の飲み込みづらい展開が残念。ただ、セックスの本質的な必要性を描いてたのは、冗談抜きで良かったと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月7日
『ミストレス』のフックとして、ブルックの登場を匂わすカタチで使われるアンティゴネーの名前。読んだことなかったので、新潮版の『オイディプス王・アンティゴネ』を読んでみた。なるほど、「善き市民」でいるか「善き個人」でいるか、という命題が、ブルックというキャラを形作っているのだなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 9, 2016
『技術者たち』とことん賢いヤツと、とことん悪いヤツが対決するという構図を作るだけで、ちゃんと面白いエンタメ映画が出来るというお手本のような作品。観た後に菊地さんの批評を読むと、言いたい事がストレートに伝わってきて何とも味わい深い。 https://t.co/iMhs6p1nyV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 10, 2016
『ロシアン・スナイパー』 結構面白かったのだが、文章にして褒めようと思うとドンドン穴が見えてきて褒める要素が無くなってきてしまったw とにかく女性に観てもらいたい。で、感想を聞きたい。女性の描き方はこれでいいのかと。 pic.twitter.com/gVfXxmv5tZ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 11, 2016
軍人である父親に認めてもらいたいと願う何事も優秀なファザコン女性が、狙撃の才能があったために進んで戦場に向かう。自分の才能を理解できる自身も優秀な狙撃手である上官(続けて2人)と恋に落ちるが、次々と戦死。 pic.twitter.com/6WKw1ebP9G
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 11, 2016
女らしさを捨てて戦場に身を置いたものの、どこかで女としての幸せを求めてることに苦しみながら戦禍を生き延びる、みたいな作品。実在した女スナイパー、リュドミラ・パブリチェンコの実話をベースにしているのだが、おそらく創作であろう恋愛要素の描き方に古臭さは否めないし、
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月11日
エレノア・ルーズヴェルト大統領夫人との交流(一応事実)によって女らしさを取り戻すという展開もオチでガッカリしてしまう。でも途中までの、狙撃手として才能を開花していくシーン(最初の実践で仲間が撃たれていけばいくほど冷静になる)や、
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 11, 2016
上官に褒めてもらうために戦果を上げたくて、敵兵をバンバン射殺しまくって笑顔をみせるシーンの悲痛さとか良いんだよね。時代が時代なら、もっと違う生き方も出来ただろうし(大学で史学を学んでいた)、狙撃の才能がなければ進んで兵士になんかならなかったろうにと思うと……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 11, 2016
エミリー・ブラント系の美女、ユリア・ペレシドがとにかくかっこいい!優秀なスナイパーとしての画的な説得力が並外れている。逆に肩から胸のあたりが逞しすぎて、可愛らしいドレスがあまり似合わないのは狙い通り? pic.twitter.com/jq066XujyQ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 11, 2016
厳しい軍人の父に男のように育てられたせいで、ドレスを着るのにも許可が必要という、女らしさを否定された家で育ったという設定に見事にハマっている。 pic.twitter.com/EEBInf18Xe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月11日
一応断っておくと、明らかにタイトルを意識してる『アメリカン・スナイパー』と違い、解釈が分かれようのないゴリゴリのロシア「プロバガンダ映画」(『アメリカン・スナイパー』俺はプロパガンダ映画だと思ってるけど)なので、そこで怒ったりする人にはオススメしませんw pic.twitter.com/pmbSIhf5uK
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 11, 2016
キービジュアルに『ラスト・ナイツ』感があるのは気のせいか? pic.twitter.com/TGYUW2g1GZ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月11日
『セシボン』ハン・ヒョジュとキム・ヒエが出ているという一点突破で観たけど、これ酷い話じゃない?w ふたりが演じたミン・ジャンミンってやつが本当いけ好かない女で、彼女のために心に深い傷を負うことになる男が可哀想で可哀想で……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 12, 2016
しかも実話を元にした作品でありながら、この男は完全な創作で、本当にくだらない物語に奉仕するだけのただの都合のいい男扱いされてて憤慨ものだよ!俺の好きな女優をふたりも使ってこの体たらく。いやあ、俺みたいな人間に向けて作られた作品でないことは分かってるけど、それにしたって酷い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 12, 2016
今年観た映画の中では『ルーム』と並んでドーピングがキツイ作品。本当、頭に来る作品って、つまらない作品とかじゃなくてこういう作品なんだよなあ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 12, 2016
『エージェント・ウルトラ』 主演は『イカとクジラ』でお馴染みw のジェシー・アイゼンバーグ。『イコライザー』に『アウトブレイク』やアレやコレやをマッシュアップし暴力描写キツめに仕上げた、いかにもオタクが考えそうな内容。ジェシーが実は殺人エージェントって設定が良かっただけに惜しい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 13, 2016
『イコライザー』ばりにホームセンターが戦場になったりするのだが、(クソ真面目なデンゼル・ワシントンと違って)基本大麻中毒でポンコツ野郎のジェシーがボケをかます度に緊張感が途切れてしまうのが難点。まあ、大麻でラリって観るにはこれぐらいの緩さが丁度良いってことなのかもしれないけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月13日
『乱れる』 決して演技が上手いわけではないが人を惹きつけてやまない若大将、加山雄三のスターっぷり。今演じるなら水原希子あたりが適任であろう、浜美枝のお侠っぷりに、草笛光子の草笛光子的薄情さ。そして何より高峰秀子!脚本が高峰の夫・松山善三だからか、高峰の健気な可愛さ爆発! pic.twitter.com/lNFdZodRUt
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月14日
「自分の女房をここまで輝かせるか!」とある種の狂気すら感じるが、その一方で、監督である成瀬の死生観が思いっきり負の方向に振り切れた作品でもあり、タイトル通りの見事な悲劇だった。現状オススメするなら『流れる』か『乱れる』か、というぐらいの超名作だと思う。 pic.twitter.com/MziolmtyFW
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月14日
基本、現状 "作家性の強い作品を作るためには、戦略的にヨーロッパの資本も視野に入れて" いかざるを得ないという話。面白い。[骰子の眼] "黒い情念"に突き動かされてカンヌで受賞するまで『淵に立つ』深田晃司監督 https://t.co/XUWaU4BrsX
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 14, 2016
最近観た中で1番ぶっ飛んでた作品。盗みたきゃ盗み、(ふたつの意味で)ヤりたきゃヤる、という欲望に忠実な主人公の女が1番の悪人という、これぞ本当の男女平等作品、か? "Faster, Pussycat! Kill! Kill!" https://t.co/ohdCjlOz9V
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 15, 2016
H.G.ルイスの『血の魔術師』観た。本当に酷いのでみんな観て欲しい。しかし、リマスター処理が驚異のハイクオリティのため(予告編はビデオ映像)、チープな作りではありながら、実はルックや音楽は結構良いことに気づかされる。 https://t.co/ghG2YB1TZ4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月16日
リマスター映像。グロ注意。 https://t.co/YLXD2fW2lh
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 16, 2016
『ソドムの市』資本主義社会を戯画化したものとか言われてるけど、俺はナチス、ファシスト擬似体験映画だと思った。なので不快に感じて当然。ナイーヴな人だと精神に支障を来しかねない内容のため、「何それ?」という人には軽はずみに検索することすらオススメしない。ひとことで言えば地獄巡り映画。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 17, 2016
こうして見ると、湊かなえ的な作家は大人げないだけだから許せないけど、パゾリーニは狂ってるようでいて、本気で人間の暗部を告発しようという覚悟が見えるから許せるんだなと思ったり。こんな作品でもユーモアが随所に散りばめられていたり、本当にギリギリのところで配慮してる様子が窺えたので。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月17日
ジャック・オーディアール監督、タハール・ラヒム主演『預言者』Blu-ray。 https://t.co/SLJid7WjOd
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 18, 2016
https://twitter.com/co2bjetdudesir/status/788373812437929989
ハスミンのやつはTHE蓮實節って感じだけど、個人的にはこのふたりのコメントがしっくりきた。 pic.twitter.com/8v3A8JugB4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 18, 2016
『ダゲレオタイプの女』最高。あなたが本作を観てどう思うかなんて知ったこっちゃないが、今年観た新作の中で「これは『映画』だなあ」と思った映画は『ヘイトフル・エイト』と『ひと夏のファンタジア』と本作(と『愛と死の谷』)だけだ。ちょっと長くて尻が痛くなったけど必見作だと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月18日
名画座で上映する時は『アンジェリカの微笑み』と併映にして欲しい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月18日
ドレス。 pic.twitter.com/n27vdUnj9J
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 18, 2016
コンスタンス・ルソーの目がいいんだよね。本当、本作のマリーにピッタリの役者さん。ギョーム・ブラックの『女っ気なし』に出演してるそうなので、是非観てみたいのだが…… pic.twitter.com/h46DPYpD9X
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 18, 2016
『悪魔の沼』全編セット撮影、薄汚い気狂いジジイとハリボテの鰐が限定された空間(ド田舎のホテル)で暴れ回るということで、まるで松本人志のコントのような作品だが、大きな違いはトビー・フーパーが音響効果に異常な拘りをみせることで、観てるこちらまで気が触れそうになる音響になっていることか
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 19, 2016
薄暗く禍々しい雰囲気のホテル内で、ラジオから流れるカントリーソング、喧嘩してる夫婦の怒号、その夫婦の娘の泣き声という具体音に、さらにBGMとして電子音やノイズが同時に聞こえてくるという、まさに気狂いジジイの頭の中を再現したような狂気のミックスが何度も。マジで気が触れそうになる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 19, 2016
この音響設計に関してだけは、名作『悪魔のいけにえ』より狂ってるような気がする。ただ、それが良いことなのかどうかは分からないが。ムチャクチャなのは単にマリファナの吸い過ぎによるものっぽいし。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 19, 2016
『バッド・チューニング』字幕表示が最悪で観づらかったけど、めちゃくちゃ面白い。さすがリンクレイター。マシュー・マコノヒーは「これはマシュー・マコノヒーだ」としか言いようがないほどにマシュー・マコノヒーなのに対し、ベン・アフレックはベン・アフレックであることに全く気付かなかった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月20日
エアロスミスの「Sweet Emotion」から始まるのに原題の『Dazed and Confused』を変えちゃいかんだろと思ったけど、そんなことはどうでもいいって感じなのだろうか。 https://t.co/iSRJ1Q6nky
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 20, 2016
ディランとかもかかったけど、本当にBGMがハードロックばっかりなの最高。「Rock & Roll Hoochie Koo」がかったのも痺れた。 https://t.co/ARuY1S9SwQ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月20日
『バッド・チューニング』は1976年5月28日のテキサスを舞台にした93年公開の作品。昨日観た『悪魔の沼』は76年公開(米公開77年)のテキサスで起きた事件をモチーフにした作品で、共通点があるわりに同じ時代の作品だとは到底思えず、アメリカって広いんだなあとバカみたいな感想を抱く。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月20日
『エイリアン』初めてちゃんと観たけど、『オデッセイ』や『プロメテウス』を通ってしまった後に観ると、結構引っかかってしまうポイントが多かったなあと。でもビジュアルの作り込み具合は今見ても(Blu-rayで観たので、当時上映されたものと同じではないだろうけど)100点。 pic.twitter.com/a9jmWleCh3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月21日
『トゥルー・ロマンス』って、むしろ大人になってから観るべきものじゃない?タランティーノの意図に反して「こんなロマンスは存在しない」って意味でのトゥルー・ロマンスなんだから、トゥルー・ロマンスがあると信じてるような世代には退屈なのでは?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月22日
タランティーノの脚本通りの結末だったら分かりやすいんだけど、トニー・スコットはそこに大きな捻りを加えて来たから、あまりに拍子抜けな結末に「えっ!」ってなるっていう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月22日
『アッシャー家の末裔』(1928) https://t.co/5n9vIHAnyo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 22, 2016
これを当てながら観た。たまに映像にバチッとハマって驚くw https://t.co/03siN394F8
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 23, 2016
今のような映画の文法が確立される前の古い作品なのでちょっと見づらいが、恐ろしくも壮絶な結末が素晴らしいので観る価値あり。『ダゲレオタイプの女』の元ネタのひとつなので、できたら『ダゲレオタイプの女』を観てから観るのをオススメします。 pic.twitter.com/CSKFUPzJpJ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) October 23, 2016
『ハウス』『チェンジリング』などの「対幽霊屋敷映画」のルーツにあたるであろうロバート・ワイズの『たたり』。恐ろしいものは何も映らないが、精神的に危うい主人公が次々と超自然的現象を招き入れてしまう様が怖いというか。主人公が画面に現れた瞬間から「あっ、この人ヤバい!」と分かるの凄い。 pic.twitter.com/HWQR1ppSDR
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月24日
原題は『Haunting』なので、祟りといった災難的なイメージより、本来は心霊的なものが現れる、つまり存在しないものが見えてしまう、聞こえてしまうという、存在しないものに執着してしまう的な意味合いの方が強いのではないかと。 pic.twitter.com/yTRauQsLFQ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月24日
もうこの世にはいない母の存在に怯え、統合失調症的な症状を抱えた主人公と、呪われた過去を持つ屋敷とが響きあうことで、症状が幻聴や幻覚といった域を超えて超自然的な現象へと具体化してしまうことが恐ろしいのであって、屋敷自体が恐ろしいわけではない。まあ、ちょっと建付は悪いみたいだけど。 pic.twitter.com/lbwr5TSyS9
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月24日
『マダム・イン・ニューヨーク』公開時に予告編を観た時から面白そうだと思っていたが、とにかくよく出来た作品で、NYを舞台にしたインド映画だけど、観ながら韓国のコメディ映画に通じるものを感じていた。画調が似てるのもあるけど、そのまま主人公をキム・ヒエに変えてリメイクできそうな感じw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月25日
女は家で大人しくしてろというモラハラ旦那と、英語が喋れないことをバカにしてくる娘からのダブルの無理解に悩まされる奥さんが、いとこの結婚式のために訪れたNYで英語を学び、自己更新していく話。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月25日
フランス人男性に惚れられたりするお約束要素もありながら、安直な方向には転がらず、主人公のキャラに誠実に向き合った話運びで、クライマックスの(一気に伏線を回収する)英語でのスピーチは『英国王のスピーチ』なんかより100倍感動できるつくりになっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月25日
異文化交流ものでありながら、決めつけや偏見はよくないという真っ当な態度で作られてるのでそんなに引っかかるところはないのだが、ユソンという名前で中国人?アジア人は全員中国人扱い?ってのはあったなあw あと、タイトルは原題の『English Vinglish』の方が良い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月25日
『あなた自身とあなたのこと』 動きが乏しい上にひたすら会話。その上、関係性が成立してない中での探り合いの会話が多いので、いつも以上に会話に中身が無いように見えて退屈に感じるかもしれないが、ホン・サンス作品にしては珍しくクライマックス的な展開があって爆笑。とにかく寝るな!耐えろ!w pic.twitter.com/ggIYVdZ6KK
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月26日
ヒロインのイ・ユヨンが、「わたし男ウケするみたい」とハッキリ言い放つ、ホン・サンス作品史上最強の隙だらけの女を演じている。『アトリエの春、昼下がりの裸婦』の時より若干ふっくらして、やたらとスタイルのいい黒木華という感じで、文化系女子萌え野郎を皆殺しにする凄まじい破壊力を誇示。 pic.twitter.com/jgwQzWuSLC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月26日
ただ彼女の役、よく考えてみるとちょっと怖くない?という、かなり不思議なキャラで、彼女と関わることで過去の某作品のように迷宮に迷い込んで行くような感覚に陥るが、後味的にはギリギリのところで爽やかな方向に舵を切っているような気がする。ちなみに舞台は延南洞で、京義線森の道とか出てくる。 pic.twitter.com/BWcnSR1ziX
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月26日
六本木ヒルズからアンスティチュ・フランセ東京に移動して、ステファン・デュ・メスニルドによる「フランス幻想映画史」の講演を聴く。今『黒沢清の恐怖の映画史』参考書にこの辺りの怪奇/恐怖映画を掘るのが楽しくて仕方ないので、めちゃくちゃタメになる講演だった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月26日
俺の中では、シュルレアリスムを媒介として、怪奇/恐怖映画とホン・サンスは繋がっているので、一本筋の通った、充実した一日を過ごせた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月26日
『ダゲレオタイプの女』が『惑星ソラリス』を彷彿とさせる、ってなるほど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月27日
『顔のない眼』を観ると、『クリーピー』のあの部屋の、オマージュの域を超えた独創性に感動する。美術的な面だけに限らず、墓地のシーンの機能まで取り込んでて凄いw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月27日
『デンジャラス・ビューティー』サンドラ・ブロックのブス演出が凄い。最初、度を越したガサツさにマジで頭に来るのだが、見た目の改造は一瞬である(ので一瞬で解けるのだが)のと対比して、気づいたらそのガサツさが減退してたというぐらい、緩やかに内面が変化していくのは見事。 pic.twitter.com/So2DNLmaet
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月28日
見た目に見合った理想的な女性像に近づいていくわけではなく、事を荒立てないために発動するユーモアのセンスを武器に、ありのままの姿で仕事をこなして行くことで魅力的な女性になっていくというプロットなので、細かい点で古臭さを感じるところはあるが、『アナ雪』以降の今観ても普通に面白い。 pic.twitter.com/7G1ytgvQQj
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月28日
オネエキャラのマイケル・ケイン(一流美容コンサルタント)による突貫工事が飛行場の格納庫で行われるのは、美容が武装のメタファーとして扱われてることの証。実際脇では男性捜査官が銃の整備を行なっている。にしても、このシーンはカッコよすぎて何度も観てしまうw pic.twitter.com/B27dlulhFC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月28日
『ファンハウス/惨劇の館』 遊園地版『悪魔のいけにえ』で、一見対象年齢低めに見えるが、大麻やセックスは当然、PC的にその扱い方はアウトだろ!という描写もあり、なんなんだこれは!という感じ。散見するスリラー、怪奇映画オマージュは楽しい。 pic.twitter.com/C8aWVQOwUg
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月30日
ただ黒沢清言うところの「死の機械」が動き出して(具体的には巨大な換気口のファンが回り出して)からの展開は、子供が見たらトラウマ級の恐ろしさ。 pic.twitter.com/6Obnfsbup7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月30日
またしても今年のNo.1候補が…… あらまり+BUCCIキッズ "ちゃぷちゃぷローリーのテーマ~The Theme of Chap Chap Rolly" https://t.co/MsYkhXaMjd
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年10月31日
『永い言い訳』は久々に出た、刺さりまくり、打ちのめされまくりの「俺の映画」と呼びたくなる作品だった。あらすじを読んでそこまで刺さらなさそうだという人も、真平&灯ちゃんの活躍を見るためだけに観ても損はないと思うので観て欲しい。 pic.twitter.com/LgV0UiE1m3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
【ネタバレ連投】『永い言い訳』は典型的な女性神話のモデルを辿ってるので、誰でも(刺さるかどうかは別にして)感動できるようなつくりになっている。陽一(竹原)はヒーローとして光の存在であり続けるのに対して、幸夫(本木)は影の存在であるが、陽一と出会うことで母/女神的存在へと成長する。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
ただ幸夫は幼稚過ぎてスタート地点が人としてマイナスという感じなので、成長したといってもようやく人並みになれたぐらいの話なのかもしれない。だからこそ俺には「刺さる」のだが、皆さんはどう思われるだろうか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
あまり指摘してる人がいないみたいだけど、幸夫が小説家であることを見逃してはいけないと思う。彼が陽一の家族の世話を申し出た動機に、ただの善意だけでなく、彼等との付き合いが小説のネタになるという魂胆があったのは間違いない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
だが幸夫は陽一の家族と接して幸福な時間を過ごしてるうちに本来の動機を忘れかけてしまう。そこに水を差してくるのが、池松壮亮演じる岸本や山田真歩演じる鏑木で、あなたがいる場所はそこじゃないと幸夫を追い込む。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
陽一は過去を清算するために、亡き妻ゆき(堀内敬子)が携帯に残した留守電メッセージを消去するが、幸夫は過去を清算するために一連のエピソードを元にした小説を書く。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
それが結果あの幸福な出版記念パーティーのシーンに繋がるわけで、ここに至るまでが幸夫にとっての「永い言い訳」であり、ここで初めて灯ちゃん(白鳥玉季)から受け取るプレゼントを手にすることで亡き妻、夏子(深津絵里)と向き合うことができるようになる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
この幸夫の姿に、残酷なまでに人間の内面に切り込んでいく作法が他人を幸せにするかどうかわからないが、どこかでそう信じて作品を作っているという作り手、西川美和監督自身の姿が重なる。この作品は西川監督にとっての「永い言い訳」でもあるように思え、その監督の誠実さに共感を覚えた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
ただ本作に無理矢理ケチをつけるなら、劇中に悪い人が出てこないことをあげる。でも本作にも悪い人はひとりいて、それが「本作をただの感動作にしてたまるか!」と足掻く西川監督なんだよねw 西川監督までただの良い人だったら、俺はこの作品をここまで愛せないと思う。だからこれでいい。最高!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
『永い言い訳』のパンフレット。憎らしいぐらい隙のない充実した内容だが、話題の特典DVD「幸夫について本木が知っている二、三の事柄」が、映画本編の出来に揺さぶりをかけてしまうぐらいスリリングな内容で面白い。幸夫さん、俺も「捩れた自意識を救う会」に入れて下さいw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
幸夫が撮影中カメラの前でブチ切れるシーン、ほんと好き。ほんと最高。あそこまで剥き出しになれる人間に憧れるわ。 https://t.co/VfQnER6tsM
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年11月1日
映画備忘録「9月」
ぽわんぽわんぽわ〜んという効果音が欲しくなる。 pic.twitter.com/6pZoQcVKzz
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
こんな美術を前にしたら記念撮影するよね。 pic.twitter.com/ThKf6Wc9Ki
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
『バッドタイム』 安直な改題につられてマイケル・ベイ的作品だと思って観ると痛い目にあう、どちらかと言うと『厭な映画』系作品。製作総指揮、主演のクリスチャン・ベールは(アメリカン・)サイコ役者の面目躍如といった怪演を見せている。監督は『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
原題は『Harsh Times』。これを観た後だと『アメリカン・スナイパー』ですら気取った作品に思えてくる。帰還兵ものであり、ウェッサイー!ものであり、メキシコ国境ものであり、サイコものでもあるという、詰め込みすぎで何の映画だかわからなくなりそうだが、結局ホモソー怖い!ものでは?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
主役の乱暴なダメ人間ふたりは、ホモソーシャル内では男であることの尊厳が保たれているが、女といる時は地に落ちている。何故なら無職だから。ということで「仕事を探すぜ!」というのがメインプロットなのだが、女を蚊帳の外にして、男、男言ってるせいで、当然のようにとんでもない結末を迎える。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
街のチンピラあがりレベルのフレディ・ロドリゲスが銃を構えながら、親友である帰還兵のクリスチャン・ベールに「撃ち殺す時の気分は?」なんて、無邪気に質問するシーンの痛々しさ。前半はとにかくこのノリの痛さ全開なんだが、大した努力もせずに仕事が決まってからの展開がとにかく面白い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
主役のふたりが何故悲劇を避けられなかったかといえば、女の存在を無視し続けたからである。仕事を見つけたことでフレディの方は恋人との関係を修復しようとするが、それをクリスチャンが「女より友達だろ!」と許さずホモソーシャルに引きずり戻す。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
この関係性に対して海軍出身のデヴィッド・エアーは肯定も否定もせず、「だって男ってそういうもんだろ?」というスタンスで描くので、ホモソーが苦手な自分からすると、帰還兵の抱えたトラウマ的要素云々ではなく、根本的に、作品全体に話の通じない不気味なサイコ感が漂っていて本当に怖い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
結局のところ、リンク先のような話題も提供してくれるデヴィッド・エアーがハーレイ・クイン等の女性キャラをどう描いたのかが気になるなーってことが言いたいんだけど、そもそも同じ部隊にいることで男女の性差とか気にしてないのではないかと。 https://t.co/nNStSoL66C
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
『バッドタイム』 あとJ・K・シモンズがJ・K・シモンズな役で出演してる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 1, 2016
『シン・ゴジラ』のパンフに柳英里紗らしき人、ホントにいた。 #モテないラジオ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 3, 2016
今更なんだけど『クローバーフィールド/HAKAISHA』ってとんでもない傑作じゃない?w 『シン・ゴジラ』の竹野内豊が部下を諭すところのセリフってインサイダー情報とかでもなんでもなく、コレを観てそう思ったというだけなのでは?と訝しんでしまうw あいつらはNYのど真ん中でも……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 4, 2016
NYが舞台で登場人物の転勤先が日本って、他にも何かの作品で観たなあと思ったら、『フランシス・ハ』だったw まあ『クローバーフィールド』の日本ってのは『ゴジラ』リスペクトによるものだろうけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月4日
主人公を突き動かす動機が、愛する相手への「未練」ってのがいいよね。あとオチが俺の愛してやまない『エンジェル ウォーズ』に近いのもツボ。ネタバレかよ!ってなりそうだけど、誰も『エンジェル ウォーズ』観てないだろうから問題ないだろうとw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月4日
今『10 クローバーフィールド・レーン』を、劇場公開時に見逃したことを激しく後悔してる。来月にはBlu-ray出るけど、細野晴臣も褒めててビックリしたよ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月4日
ゴジラなだけあって町山さんの映画探偵ぶり全開!これだけ論評が出揃った後でも、新たな元ネタ作品が出るわ出るわで、その知識量に圧倒される。そして総監督という肩書がいかに画期的なものなのか言及することで浮かび上がってしまうあの作品の反省点 https://t.co/ng9mOnNVaG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月5日
夏八木勲かっこいい!そりゃ「もてる!」でしょうよw https://t.co/HZ6Ub9eS1a
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月5日
『イレブン・ミニッツ』 製作総指揮にジェレミー・トーマスの名前が。あとアンドリュー・ロウとエド・ギニーのふたりは『フランク』『ルーム』『ロブスター』なんかに関わってる人だそうで。 pic.twitter.com/wTyd8AteY6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月6日
あとオープニングクレジットにHBO Europeのロゴがあったなあー、とか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月6日
『イレブン・ミニッツ』 とにかく音楽や音響に対する拘りが尋常じゃないので、ホームシアターを持ってる人以外は映画館で観ておくことをお勧め。これだけの仕事をしておきながら何故サントラが出てないのか不可解でならないが、とりあえずPaweł Mykietynの名前は胸に刻んでおく。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 6, 2016
遅ればせながら『Dressing Up ドレッシングアップ』を。荒さは目立つけど、苦悩する主人公 育美の情動がリアルだったので難なく観れた。 https://t.co/Eacdu87ja3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月7日
『Dressing Up ドレッシングアップ』 どういう内容か一言で説明しづらい作品だけど、リンク先の記事にあった「オリジナルや本物に近づきたいという自身の焦燥感を、育美に重ねたようだ」という一文で、ストンと腑に落ちた。 https://t.co/pOZIAGk9WQ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月7日
映画『Dressing UP』で注目の監督安川有果に聞く、女性目線で描く女性の多面性とは--- https://t.co/1gGUkbNGWm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月7日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月7日
監督と妻、監督の愛人の三角関係、共同脚本ジャン=クロード・カリエール、撮影監督レナート・ベルタ、上映時間73分って、俺的には間違いない作品!フィリップ・ガレル監督『パリ、恋人たちの影』 https://t.co/nkep368i6Q pic.twitter.com/XI6ljjHYz0
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月8日
オールナイトフジ→『人斬り』リバイバル上映→ジャバン初来日→TOKYO in 東京→花王名人劇場 https://t.co/bXNz9geFzL
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月8日
『ローリング』久々に冨永監督作を観たけど、これは本当に凄い。冗談が過ぎて、思いもよらぬ何かを鋭く抉り出してしまっている。とにかく、こんなセリフのやり取りをよく思いつくなあと感心すること頻り。特に柳英里紗の「汚くないよ。美味しいよ」のセリフの間が好き過ぎて、何度もリピートしてる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 8, 2016
"水戸の不良に「いま仲間内で流行っている金儲けのネタは何ですか」と聞いたら、「ソーラーパネルじゃないすか」と返ってきた" あと「おしぼり」のエピソード最高。 https://t.co/9XcmK41iU1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月8日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月9日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月9日
シームレスに繋がる警官やシュグによる「暴力」と登場人物の「死」が作品を貫いてたので、ブチ上がる作品かと思いきや、結構重く響く作品だった。イージーの死で泣くことになるなんて……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月9日
ど頭に出てくるレコードがコレ。 pic.twitter.com/soWudFuNK1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月9日
『ベテラン』どちらも詳しくないので雑な感想になるけど、韓国でジャッキー・チェンの映画を撮ったらこんな感じになるんじゃね?といったつくりで、想像していたより若干ライトな作品だった。それでも、事件が解決して「スカッとした!」という気分にはさせてくれないところが韓国映画らしいというか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 11, 2016
この作品で目を見張る点は、社会問題のエンタメ化とかではなく、大衆向け娯楽作品としてレーティングに引っかからずに極限まで刺激的な作品にするためにはどうすべきか、考え抜いて工夫を凝らしてる部分だろう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
例えば、物語全体の動機になるような人間の尊厳を踏みにじる暴力的演出はないか?となった時、一発でアウトになりそうな(『インサイダーズ』みたいな)拷問シーンなどではなく、直接的な暴力描写としてはそれほどでもないが、拷問よりも酷くて(作品的に)効果的な仕打ちを用意してみせる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
アクションシーンも殺陣の見せ方自体に新味はないが、派手に血飛沫をあげられない分、クリシェを多用しながらもリアルに想像できる痛みの表現(固いものにぶつかる、ちょっと高い所から飛び降りるなど)に徹してる。一箇所『新しき世界』オマージュがあったのは良い意味で笑ったけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 11, 2016
ただ、カーアクションだけは別。『M:I』や『007』級でムチャクチャなことをしていて、『マッドマックス1』の「このスタントマンは死んだにちがいない(実際は死んでない)」シーンを彷彿とさせる、とんでもなく危険なシーンまである。正直このシーンだけでも観てよかったと思えるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
悪役は俺たちのユ・アイン!ドラマ『密会』で彼のファンになってしまった私としては、彼がどうしても悪い奴に見えないのがネックだったけど、「こんなに動けるのか!」というアクションまで熱演していて、改めて良い役者だと思った。来月公開の『ハッピーログイン』も楽しみだ!w
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
アクションのキレとコミカルな演技から、この作品のジャッキー・チェン感を仮託してしまうファン・ジョンミンの存在。『星から来た男』といい、彼が正義の味方を演じると説得力がある。何気に本作も「人としてどう生きるか」というのがテーマだったりするので、『星から来た男』と通じるところもある。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
夏の終わりとともに『ひと夏のファンタジア』のことを思い返すことが多くなってる。見返そうにも既に上映終わってる(来月大阪での上映はあるが)し、ソフト化もされてないしで、切ない事この上ない。このまま順調にこの気持ちが熟成されると、年末には今年のベスト1とか言い出しかねない勢い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 11, 2016
とりあえずPlain ArchiveのBlu-rayリリースを期待するしかない。 https://t.co/37cA0HlEQ8
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月11日
ど頭に流れた曲のイントロを聴きながら「クラーベが鳴ってるからラテン?」と思っていたら、ブロンディの「Heart Of Glass」だったという。結構じっくり聞かせる演出だったのでクラーベに気づいたけど、今の今まで知らなかったのヤバい https://t.co/zUUXGi8NEz
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月12日
『コップ・カー』お互い父親が不在の家出少年ふたり、悪い事をしたから叱られる、追いかけてくる保安官は実は悪人、というシンプルなつくりの作品。少年たちの度胸試しの場(異界の入口)が、廃墟や謎の洋館等ではなくパトカーというのが、自然とラストの展開まで導き出すナイスなアイデアだったなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月12日
『スーサイド・スクワッド』 普通に面白かったけど、帰り道、頭の中で本作の問題点を挙げて、それに対する改善案を出しながら帰ってきたのだが、正直本編よりそっちの方が楽しかったw しかし、思っていた以上のウィル・スミス映画で、ハーレイ&ジョーカーに関してはむにゃむにゃ……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月13日
観たら、DCキャラで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をやろうとしたのは明白なんだけど、そうなるとやっぱりハーレイ・クインとジョーカーのプロットが足を引っ張ることになるんだよね。だから無謀な作戦に挑んだのは、スーサイド・スクワッドの隊員たちより、むしろ制作側って気がしちゃうw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月13日
『ディオールと私』の海外ポスターのデザイン、めちゃくちゃ良いじゃん!何故これを使わない! pic.twitter.com/2HIMcCBmam
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月14日
矢口登場は想定外。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月15日
市川実日子の子供っぷりは異常。さすが同郷の星。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月15日
発生可能上映、俺にはハイコンテクスト過ぎた。一応2回観てから挑んでるのに、全然ついて行けず。ストーリーが隅々まで頭に入ってるのが前提なので、もう進行とか気にせず、未確認だった役者を見つけては「柳英里紗いた!」とか、「あっ!入江監督とKREVA!」とかブツブツ言いながら観たw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月15日
今回の舞台挨拶は全国の映画館でも中継されてますってことで、各地の映画館に呼びかける際、カワサキー!と呼びかけてくれたのが市川実日子で嬉しかったw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月15日
成瀬巳喜男の『女の中にいる他人』、めちゃくちゃ面白い。出来たら一切の情報を入れずに観てもらいたい、驚きの展開。原作は『細い線』という小説なんだけど、映画は黒沢清 的な、不穏な怪奇映画感もあり。あえて別のタイトルを付けるとしたら『嘔吐』(サルトルは関係ない)とかどうかなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月16日
ザ・おっさん顔の小林桂樹や加東大介も好きなんだけど、やはり若林映子(大田区出身のボンドガール!)のビッチぶりが最高!小林桂樹との絡みでは、当時の日本映画の平均値を遥かに超えていたであろう倒錯的なエロスを放っていて、クラクラきたw pic.twitter.com/2oVYsSBca1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月16日
若林映子ヤバい。 pic.twitter.com/s8YCmrxnlV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 16, 2016
まさかのいきなり配信スタート! ノア・バームバック「ミストレス・アメリカ (字幕版)」 https://t.co/0TABv6uIh4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月19日
『ミストレス・アメリカ』ヤバい!超面白い!が、DVDスルーですらなく、動画配信のみという扱いを受けてしまったのもなんとなく頷ける変なバランスの作品。同じフォックス・サーチライト繋がりで言うと、内容は全然違うけど『バス男』的なエモさと驚きがあるw pic.twitter.com/dMTCNEojyF
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月20日
『ヤング・アダルト・ニューヨーク』の変奏と呼べそうな内容だけど、こちらの方が圧倒的な清々しさがあって、やはりグレタ・ガーウィグ(ノア・バームバックとの共同脚本&主演)恐るべしと言わざるをえない。自ら「痛い女」を演じながらも、悲痛な感じにはさせないユーモアと明るさを兼ね備えている。 pic.twitter.com/JzVncqWn5g
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月20日
『ヤング・アダルト・ニューヨーク』で言うとアダム・ドライバーの役にあたるローラ・カークの存在もヤバい。超美形だけど、絶妙なパッとしなささがあって、華やかなグレタ・ガーウィグ演じる痛い義姉に憧れながらも、彼女を小説のネタにしてしまうような強かさもある役を見事に演じている。(右端) pic.twitter.com/AT2HPvt65y
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月20日
ローラ・カーク、実際はこんな感じ。 pic.twitter.com/myCmEuW1za
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 20, 2016
『ゴーン・ガール』にも出てたんだって。検索してみたら、ああ、いたねっていう。 pic.twitter.com/JYhQqqJoBM
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月20日
Orchestral Manoeuvres In the Dark "Souvenir" https://t.co/WIpSK5KtLo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Paul McCartney "No More Lonely Nights" https://t.co/N1OUQkXc2z
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Hot Chocolate "You Could've Been a Lady" https://t.co/8m16DADCHE
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
『Mistress America (Original Motion Picture Soundtrack)』 https://t.co/2d7Ld0rk43
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Dean Wareham "The Dancer Disappears" https://t.co/IdA8HULO4P
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Toto "Rosanna" https://t.co/ednuqadYb0
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
Ace of Base "All That She Wants" https://t.co/XYCbxc0dD3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
『ミストレス・アメリカ』2回目。ほんと最高!このシーンの高揚感とかたまんない。 pic.twitter.com/HIikyEtQvY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
劇中ずっと「自殺」と名乗る人たちの曲がかかりそうな予兆を感じながら観てて、本当にかかった時の驚きたるや。 pic.twitter.com/MERvBht9lG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
彼女はかがり火だ。愛と失脚が似合う最後のカウボーイ。 pic.twitter.com/793djc0nKU
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月21日
『クローバーフィールド/HAKAISHA』 監督のオーディオ・コメンタリーも面白い。POVやフェイクドキュメンタリーの撮り方、編集方法の基本的な仕組みも簡単にだが学べる。とはいえ08年の作品だから、現在のスタンダードからはだいぶ離れたものになってるかもしれないけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月22日
舞台はNYのみだけど、実際はサンフランシスコのスタジオでの撮影が多かったとか裏話も充実。本作の参考にしたというアルフォンソ・キュアロンの『トゥモロー・ワールド』。検索したらこれからBlu-rayが出ると知って驚き!マジかよ、ポニーキャニオン!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 22, 2016
ついでにいうと、あの『アポカリプト』や『ドニー・ダーコ』、『ラン・ローラ・ラン』なんかも一気にBlu-ray化。そういや「『アポカリプト』をBlu-rayで観ると最高だ」というセリフが『ミストレス・アメリカ』にあったなあ……というのは、さすがに話が脱線しすぎかw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月22日
『七人の侍』志乃と勝四郎のサブプロットがこんなラストに効いてくるようなつくりになってたとは。昔観た時には気づかなかったよ。「弱虫!侍のくせに!」というセリフや、誘われるがままに童貞喪失する勝四郎の腑抜けっぷりとかがエグくて、この敗北感がそのまま、有名なラストシーンに重ねられる。 pic.twitter.com/gJ7WSOzB6w
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月23日
短縮版?前回観たのは90年代後半、NHKのBSか何かで放送されたものだったはずだけど、通りで見覚えのないシーンが多いなと思った(今回はクライテリオン盤Blu-rayの完全版)。まあ、放送されたものが短縮版だったかどうかわからないので、単なる記憶力の問題かもしれないが。 pic.twitter.com/JAMR8kBhpY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月24日
見覚えのないシーンが多いのもあるけど、とにかく観終わった後の印象が違い過ぎたことに驚いた。こんなに重苦しい話だったっけ?というか、迫力あるアクションの興奮なんかより、争い事の虚しさの方が前景化して、印象的には時代劇というより戦争映画に近いうんざり感があった。でも、そこが良い!w
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月24日
『ロスト・リバー』久々の有名人素人監督のオリジナル脚本による豪快な事故物件。いかにライアン・ゴズリングがデレク・シアンフランスやニコラス・ウィンディング・レフンの才能(他にもキューブリックやカサヴェテスとか?)に惚れ込んでいたかが伝わってくる以外何も残らない作品。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月26日
DVDの新作情報に入ってた『コールド・バレット 凍てついた七月』が面白そうだった。田舎で禍々しいことが起こる系作品で、監督は同系作品の傑作『肉』のジム・ミックルらしいので期待してしまう。 https://t.co/wbZOSnuva1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月26日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
『君の名は。』 ジブリ映画(『もののけ姫』以降、高畑作品しか観てない)の中で1番好きな作品が『耳をすませば』である俺にとっては完璧な夏休み映画だった。音楽の使い方が印象的で、ひたすらエモい青春映画って、そりゃ泣くわ!っていう。ただ、同時にこれにのれないという人の意見も理解できた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
シナリオが優秀で、思わず「上手い!」と声をあげてしまったシーンもあり、とりあえずライアン・ゴズリング(『ロスト・リバー』を観てね)に観せてやりたいと思ったね。「あんたも知ってるはずだ。作り手に回ると忘れちゃうのかもしれないけど、映画的興奮ってこういうもんだろ?」って。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
特に登場人物に思い入れするような感じでもなかったので、またあいつらに会いたい的な作品ではなく、数年後とかのまた暑い季節にふと思い出して、この熱を再び感じるために見直すとか、そんな感じの作品かな。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
RADWIMPSの情報ってここで止まってたから、いくら「主題歌はBUMP OF CHICKENじゃないんだよ!」と言われても全く信じられない。 https://t.co/18X1skkZpi
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
これだけでも超面白いんですけどw "「見せてやらないぞ!」という姿勢が必要"って話、今のファスビンダー人気にも当てはまるような。 蓮實重彥+岡田秀則対談 スマホ時代の映画体験 | 立東舎 https://t.co/4OB0myeNwo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
あと、小森はるかとギヨーム・ブラックは要チェックと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月27日
二次元の宮水三葉に惚れるのと、三次元ではあるが薮内瑞希に惚れるのでは、恥ずかしさで言うと大差ないのかもしれない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月28日
『岸辺の旅』 物凄い映画だった。深津絵里の可愛さにただただ打ちのめされ、黒沢清お得意の廃墟演出やピアノの件では涙し、蒼井優のピリっとした演技には震え上がり、人間の一生と宇宙全体の時間感覚の違いに途方にくれ、最終的に大友良英のテーマ曲に泣かされるという純邦画作品。あと白玉凄い。 pic.twitter.com/zgGqn3IU7c
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月28日
愛する人への後悔や未練が作品を駆動する動機となる映画に、何かオブセッションがあることに最近気づいた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月28日
『稲妻』1952年の作品だが、娘の高峰秀子に「(4人と結婚して)幸福だった?」と聞かれた母の浦辺粂子が「幸福だなんて、そんなハイカラなこと」と答えたことに驚く以外「結婚結婚うるせー!私は生きたいように生きる!」映画で未だ現役感バリバリの作品だった。何気に猫映画、蕎麦映画でもあり。 pic.twitter.com/qqVB3SqB3V
— ®_OM (@co2bjetdudesir) September 29, 2016
原作が林芙美子とはいえ、ここまで女性目線で男のだらしなさ、気持ち悪さを描くとは。特に小沢栄太郎(当時は小沢栄)の女性を見る目つきの気持ち悪さや不快さハンパない!w そして肝心な『稲妻』とはどういうことなのかと観てたら、ブニュエルみたいな呆気にとられる展開が待ち受けていて感動。傑作
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月29日
あと浦辺粂子演じるお母ちゃんがとにかく可愛いんだよね。4人の男それぞれと子供をつくって一男三女を育てたタフな母が、高峰秀子の口撃で脆くも崩れてしまうところの可愛さとかたまんないw pic.twitter.com/nfZ5ZugPbA
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月29日
『アトリエの春、昼下がりの裸婦』 ホン・サンスの新作に出演してるイ・ユヨン主演作。原題は『春』。スラリとした黒木華、もしくは松井玲奈似ともいえる彼女がヌードモデルの役で出てるというだけで「神様ありがとう!」という感じなのだが、これが思った以上に吟味しがいのある作品でして。 pic.twitter.com/41M4uhJSnT
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
難病に侵され生きる気力を失った彫刻家と、妻がモデルとして見つけてきた不憫な生活を強いられてる女性とが作品制作に入ることで、共に生きる気力を取り戻していくというのがあらすじ。 pic.twitter.com/IkrYKlW1pq
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
田舎の美しい風景や、ゆったりとした音楽とともに穏やか時間が流れていく感じとか、女優陣(貧しいイ・ユヨンの役ですら)がみんなオシャレ、彼女たちから意識的に少女っぽさを引き出す演出等に、どことなく岩井俊二的なものとの共鳴を感じて、あまり見慣れない韓国映画のアザーサイドを見た感じ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
ただそんな作品でもベトナム帰還兵やヤクザもんなんかが出てきて、当然のように暴力は描かれる。特にイ・ユヨンへのDV描写がきつくて、途中で『ビー・デビル』のような展開になってしまうのではないかとハラハラしたのだが、結果的にはクリント・イーストウッドの某作品のようなことになって驚いたw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
この結末をどう受け止めるかで評価が分かれる作品だと思うが、個人的にはイ・ユヨンと妻役のキム・ソヒョン(気立てがよく上品で美人。若干こんな人いるか?的な)と、ヒロインがふたりいて102分の上映時間はちょっと短かったのではないかなあと。シンプルなようでいて実は要素詰め込み過ぎかも。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
イ・ユヨンかわゆす。 pic.twitter.com/sDt8E8QXsC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年9月30日
映画備忘録「8月」
大田区民よ。アイツがあの「呑川」を遡行してきて、我々の生活圏内を次々と破壊していく、この得も言われぬカタルシス。これを味わえるのは日本中で我々だけなのだ。本作を見ない手はない!俺は泣いた! #シン・ゴジラ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
「ま、マジかよ!」と信じられない光景でゲラゲラ笑いながら泣き、3.11のあの悲惨な光景がフラッシュバックするような絶望的光景で泣き、最後は心の中でガッツポーズしながら嬉し泣きと、完璧過ぎるプロットにいいように弄ばれ、精神崩壊の危機を迎えながらもなんとか完走。死ななくてよかった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
ただ、ある意味完璧過ぎる作品なので、何かが残るような作品かと言われると……。帰宅して冷静になって思うことは「石原さとみを抱きたい」かなあ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
最高でしょ、石原さとみ。本作で「リアルな描写を心掛けていようが、これはあくまで作り物である」ということを担保する役割(だからこそ批判に晒されるのも織り込み済み)であり、物語上でも背負うモノが多い役にも関わらず、あくまで「作り物の中でのイイ女像」を見事に演じきってたからね。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
『八つ墓村』の山崎努による例のシーンの画ヂカラが凄すぎて、恐ろしいというより、その美しさに震えた。今見ても『シン・ゴジラ』級の破壊力ある。 https://t.co/ktWQp7BRBP
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 2, 2016
今流れてきた『シン・ゴジラ』ツイートが豪快なネタバレ案件でRTできないのだが、ど頭で張られた伏線の回収が弱いと思っていたことに、言われてみたらそうとしか思えない解釈がなされていて驚いた。つまりラストシーンでちゃんと伏線は回収されていたのだ。そう思うと、なんて恐ろしい話なのかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 2, 2016
『シン・ゴジラ』もいいけど、本音を言えば『シング・ストリート』の方が観てもらいたい度は高い。 Up by Sing Street #lyrics on @musixmatch https://t.co/yDtyYtt0Kp
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 3, 2016
今の気分だと
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 3, 2016
① シング・ストリート
② ヘイトフル・エイト
③ ビューティー・インサイド(レンタル始まったよー!観てねー!)
同率③で シン・ゴジラ
真魚八重子さんが「本人は正気だと思っているが、気の違った映画」と紹介していた『八つ墓村』『真夜中の招待状』(ついでに『張込み』)を立て続けに観た。野村監督は単なる乗物ヲタ(特に鉄)の旅行好きで、本当に撮りたいのは旅先の風景なのではないかと思って観ると、さらにどうかしてる感が増す。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 4, 2016
『シン・ゴジラ』は、やっぱり他人にとってはイビツでも、庵野監督内では調和のとれた完璧な作品なんだと思うんだよね。ツッコミどころはあっても、突き詰めて考えると全て無化されてしまうような圧倒的な強度がある。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 5, 2016
ゴジラが出てこない『シン・ゴジラ』こと『日本のいちばん長い日』。面白いけど、本当に不快な描写が多かった。特に黒沢年男と天本英世の演じた軍人が、興奮しっぱなしで喚き散らしながら目がイっちゃってる感じとか、三船敏郎が切腹なんて古い様式に囚われて無責任に死んでいく様とか、本当に不快。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 5, 2016
終戦直前の8/12の時点でまだ、大西軍令部次長(二本柳寛)が「もうあと2000万!2000万の特攻を出せば日本は必ず、必ず勝てます!」と東郷外務大臣(宮口精二)に進言するシーンの醜悪さとか、本当きつい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 5, 2016
これは凄い…… 「ケンとカズ短編版」 https://t.co/HFzvibS9id
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月6日
『ヴィジット』何気に初シャマラン。めちゃくちゃ怖いし、最後は泣けるし最高じゃないですか!本編より凝った編集が施されているメイキングを観ると、あのタックルを決めたのはシャマラン自身であることが分かって、さらに泣けたw pic.twitter.com/ga2bqhVIHL
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月7日
別に作り手が意図したものではないだろうが、最初はこまっしゃくれたガキだなあと思っていた姉のベッカ(オリビア・デヨング)が、観ていくうちに実は超美少女であったことに気づくというのも、全く想定していなかった展開故に喜びも大きいw pic.twitter.com/3EhdVXkhMy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月7日
やっぱり、ベッカの1番感動的なシーンはここだよね。何故感動するのかは、ネタバレになるので言えないけど。 pic.twitter.com/FEiEFBlPqO
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月7日
East Coast Connection "Generation" https://t.co/ExrCE8hLsx
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 7, 2016
Warchild "Stand Tall" https://t.co/1GeA731XS3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 7, 2016
『仮面/ペルソナ』男根のアップの映る、切れ味鋭いアバンタイトルと焼身自殺映像に面食らう。瞬間的に睡魔に襲われるほどの動きのないカットがあるわ、エロいわ、怖いわで、観終わったあとの印象は全く想定してなかった、エクストリーム・ムービーという感じだったw 完璧!最高!これぞ映画!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月8日
仮に自分が映画監督で、この映画から何かパクるとしたら、いくつかある女優ふたりの顔が近すぎるクローズアップのショットでしょうな。唇が触れそうでやたらとエロいし、まるでふたりがひとりであるような錯覚に……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月8日
『ジェイコブス・ラダー』 劇中、”死を恐れながら生きながらえていると、悪魔に命を奪われる。でも冷静に死を受けとめれば、悪魔は天使になり、人間を地上から開放する”というセリフがあって、凄いこと言うなあと感心してたら、これが作品のテーマそのものだったので驚いた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月9日
#シン・ゴジラ pic.twitter.com/V3t6JMGH34
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
今日までとは知らずに『シン・ゴジラ』IMAX、2回目。やっぱり面白かったし、泣けた。これで評価は確定、あとはBlu-ray待ちという感じだが、ANI、KREVA、柳英里紗を見つけられなかったのが悔やまれる。前田敦子は声でわかった。 pic.twitter.com/33XrnNyRnH
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
あまり個々人のキャラクターに愛着が湧くような作品ではないけれど、カヨコ以外では、泉ちゃんと森 厚生省医政局研究開発振興課長(長い!)が結構好き。矢口はカッコいいけど、あれは付き合いづらいと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
竹野内豊って顔面の画ヂカラはあるのに、発しているセリフが気持ちから半拍ズレてるような違和感があって勿体ないよね、と。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
『チェンジリング』作品の出来云々より、初見にもかかわらず何故かオチを知っていたことが怖かった。どこで知ったのか全く思い出せないw ちなみにこの『チェンジリング』にアンジェリーナ・ジョリーは出ません。 https://t.co/2ca6vv72uk
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月11日
そうそう、だからカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)は嘘臭い存在じゃないといけないのよ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月12日
『恐怖分子』 魅力的な人物が誰ひとり現れない(特に小物感あふれるケン・チョン似のアイツがボンヤリしすぎでイライラする)のに面白い。突出した脚本の力に震えた。 https://t.co/eDTnyapRJE pic.twitter.com/DoTjQeNT07
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月12日
観た後に、ヘルツォークとファスビンダーにやられて本格的に映画制作の道へ進んだ、というエドワード・ヤンのキャリアを知って、なるほどと思った。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月12日
誰がつけたのか知らないけど、とにかく『現実 対 虚構』ってコピーがよくない。「これ、全部虚構(空想特撮映画)だから!」という庵野監督のメッセージをぼやかしてしまっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月13日
ここ数日『シン・ゴジラ』祭の裏で『仮面/ペルソナ』のことばかり考えていたんだけど、結論としては「アルマは存在しない」ってことでいいのだろうか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月13日
どんなに面白くても年間1位とかには絶対に選ばないタイプの映画。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月13日
町山広美さんがラジオで紹介されてた木下恵介 監督の『死闘の伝説』、めちゃくちゃ面白い。1945年夏、北海道の寒村を舞台にした紛うことなき日本製西部劇。画像を見てピンときた人は間違いなく楽しめる内容だと思う。 pic.twitter.com/wBnpHZZPR9
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月14日
ミニマルテクノのようにグルーヴするアイヌの口琴(ムックリ)のフレーズが、作品全体の緊張感を一定にキープしながら、同時に不穏なムードを生み出しているのが秀逸。戦場ではなく、疎開先の田舎で起こる惨劇を通して戦争の恐ろしさを描いていて、西部劇でありながら戦争映画である作りも凄い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月14日
ヘタすると「全て戦争が悪い」という生易しい結論に受け取られかねない結末だが、「非国民」や「売国奴」なんてヘイトを撒き散らしながら暴れまわる連中を「馬鹿野郎どもがお祭り騒ぎをしてる」と一刀両断している木下恵介の意図を慮れば、むしろよりきつい、シニカルな結末と捉えるべきなのだろう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月14日
磯野貴理子がシン・ゴジラを大絶賛 https://t.co/3ksX7yzdEa
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
石原さとみの英語がおかしいなんて作り手も百も承知なんだということに気づくかどうかなんだよね。でも「まだ日本はやれる!」なんて興奮してる人より、「石原さとみの英語のせいでのれない!」と憤ってる人の方が、監督の意図したものに接近しているという皮肉さw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
山戸監督、天才過ぎて言ってることの半分も理解できないことが多いけど、今回はテーマが恋愛に限定されてるので凄くわかりやすい! 「心の輪郭を教えてくれる恋は芸術になる」 『溺れるナイフ』山戸結希監督×佐久間宣行トークイベント https://t.co/ByyQZvrO6U
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
『豚が井戸に落ちた日』凄い!『下女』なんかと並び立つ、カルト映画認定されてもおかしくない強烈な作品。とにかくオープニングから不穏。豚も、井戸も出てこない。キャリア最初のベッドシーンが女性の足の指をしゃぶるところから始まるとかヤバイ! pic.twitter.com/gpmq13L8nG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
長編デビュー作だからか、いつも以上に何も起こらないなあなんて、鷹揚な態度で温かく見守っていたら、とあるポイントで、ホント冗談抜きで固まってしまった。俺は今まで、ホン・サンスのことを何もわかっていなかったのかもしれない。 pic.twitter.com/gRtIUGqyvG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
本当にどうでもいい役をあの名優ソン・ガンホ(彼にとってもデビュー作?)が演じているのが逆に新鮮。あと、20年前の作品とはいえ、いくらなんでも映画全体の質感が古すぎるのもひっかかる。タランティーノ的に敢えて、という可能性も。 pic.twitter.com/ysXSTMZQ7r
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
ホン・サンス作品は『映画館の恋』以外、現状観れる作品は全部観てしまったので、現在積読状態の四方田犬彦の大著含め、本格的にブニュエルに挑むべき時が来たのかと。『豚が井戸に落ちた日』はそんな俺の背中を押してくれる作品だった。 pic.twitter.com/eeMVukWnrc
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
予告編がめちゃくちゃ秀逸なのでどこかに上がってればと思ったんだけど、確認できず。あと脚本がホン・サンスも含めた5人の共作と知って驚いた。 pic.twitter.com/dXSt9TrJ7H
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
『太陽を盗んだ男』噂通りの傑作だった。あの頃のジュリーは日本の宝であり、菅原文太はゴジラより恐ろしく、カヨコ級にぶっ飛んだキャラを演じた池上季実子は石原さとみばりに可愛かった。クライマックスの舞台が『シン・ゴジラ』と同じなのヤバい。 pic.twitter.com/6MUDZIS1Jx
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月16日
件のレナード・シュレーダー(ここではシュレイダー表記)、原案と脚本にクレジットされてた。脚本は長谷川和彦 監督との共作。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 16, 2016
『シン・ゴジラ』興奮ポイントのベスト5には入る。『東宝映画作品』のロゴ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月16日
ニューヨーク映画祭のプログラマー「ホン・サンス監督の作品は映画史上、他のどの作品とも違う。すべての映画は日常の破片に根拠しながら、それ以前の映画の色彩、影響、事件から有機的に成長したように見える……」 https://t.co/THal6Vwwgj
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
前作『今は正しくあの時は間違い』が集大成的内容で、次はどうするのかと思っていたら主演女優との不倫スキャンダルを起こすという、作品内容を地でいく真性の映画監督ぶりを発揮してくれて感動したけど、こうなると次は新しい手を打ってくるのではないかと期待。予告編見ただけじゃ何も分からんけどw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
『複製された男』めちゃくちゃ面白い。これをつまらないと言ってる奴らの気が知れないわけだが、そんなことは今直面している問題と比べたら瑣末なことだ。ああ、なんてこった!妊婦役、サラ・ガドンのあまりの可愛さに気が狂いそう…… pic.twitter.com/yg24u347Qo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
『マップ・トゥ・ザ・スターズ』や『コズモポリス』(クローネンバーグ親子!)、最近だと『ロイヤル・ナイト』でエリザベス女王を演じてたりと、作品ごとにガラリと印象を変えるタイプみたいだけど、『複製された男』の彼女の可愛さは突出してる。 pic.twitter.com/BWBNmJgMES
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
同じドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』のエミリー・ブラントを見た時にビンビン来てたものが一体なんだったのか、『複製』を観たことで朧げながら分かったような気がする。どこかで監督に会えたら一言「分かるよ」とガッチリ握手したい。 pic.twitter.com/59uBgX0cjm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
『複製された男』 駄目押ししておくと、本作はメラニー・ロランも出ていて、サラ・ガドンとメラニーに主演はジェイク・ギレンホール、このメンツだけで2兆点は叩き出してると思うので、見ない手はないと思う。 pic.twitter.com/ahSRI3vBZd
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
ブニュエルの『エル』を再見。足フェチで利己主義でパラノイアの童貞中年オヤジが発狂する様を見ながら『グリーンバーグ』のことを連想し、足フェチといえば、と『豚が井戸に落ちた日』のことを連想してしまう。作品自体の恐ろしさに加え、ドグマとして存在するブニュエルを確認してさらに震え上がる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月18日
『レディ アサシン』 このタイトルでアーシア・アルジェントが気前よく脱いでくれるとなると、リュック・ベッソン、ヨーロッパ・コープ系B級アクションを想像してしまうが、実のところ監督はオリビエ・アサイヤスで原題『BOARDING GATE』という、一筋縄ではいかない奇妙な作品だった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
構成要素はホラー好き、アジア映画好きという監督の特性を活かしたものに見えるが、如何せんカイエ・デュ・シネマ出身ということもあって、きちんとジャンル映画に徹することは出来ておらず、逆に監督の特性が奇妙な捻れを引き起こしてしまっている。 pic.twitter.com/4pjj5Azmzh
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
ジャンル映画にありがちな「アジア人を悪人扱いし過ぎじゃない?」という懸念も、マギー・チャンと結婚していただけあって、実は意外にちゃんと描いていて、「悪人かと思ってハラハラしていたらそうでもなかった」的肩透かしをくらう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
『ロスト・イン・トランスレーション』を意識したのか、話の筋とは一見全く関係のないように見える、中途半端にリアルなカラオケシーンがあって緊張感を削がれるのだが、ラストのオチを知った後だと全く意味がないとも言い切れず、かといってなくても問題なかったのではないかという感じで、正直困る。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
吹っ切ろうとしている男の前で「あなたと離れると頭が冴える。考えるのよ、将来の事を」なんて、あなたの前ではどうしてもあなたに耽溺してしまうということを逆説的に語った気の利いたセリフがあって感心するが、その後このセリフは「だったら回収しなくてもよくない?」というレベルで回収されるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
万事がこの調子。Aを得るためにまっすぐ進めばいいところを、監督が拘りを見せるBという要素が横入りしてきて軌道がズレた結果、Cに辿り着いてしまうといった感じ。そのため結局何が言いたいのかよく分からないという事態に陥ってしまっているが、まあそれもまた一興と楽しめる人ならお勧めできるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
オープニングクレジットで「Kim Gordon」とあったので、どこかで見た名前だなあと思っていたら、あのソニック・ユースのキム・ゴードンが出てきた。役者をやってるなんて知らなかったので驚いたが、結構重要なキャラの割に出て来るのが遅すぎて結局何者だったのかハッキリしないまま終わるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
ちなみにオリビエ・アサイヤスとソニック・ユースは元々付き合いが長く、『レディ アサシン』の前には『NOISE』というソニック・ユースのドキュメンタリーを撮っている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
オリビエ・アサイヤスの事を全く知らなかったので、他にも『レディ アサシン』の音楽がブライアン・イーノだったり、現在の奥さんがミア・ハンセン=ラヴだったりと、調べてみて「えっ!」となる要素多し。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
『レディ アサシン』 こんなご機嫌なアーシアは拝めないが、普通の映画で見れる平均的なSM描写からすると、結構突っ込んだハードなプレイをするアーシアは拝めるぞ! pic.twitter.com/ZtUMnjtkfY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
アーシアの首に「23」ってタトゥー(MJファン?)が入ってて、『アルファヴィル』のアンナ・カリーナ的な作劇上の演出かと思いきや、ガチのタトゥーだと知って驚き。タトゥー好きだけど、さすがにこれは演出上ノイズになっちゃってると思ったw pic.twitter.com/l0FbuG7NzJ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
『ジャッキー・コーガン』 面白い。原題は『Killing Them Softly』。日本の予告編は「本編の内容を踏まえた上で、敢えて詐欺行為を犯している」と鼻で笑えるような人でない限り見るのをお勧めしない。 pic.twitter.com/iKJLBOl3VZ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
正直、上記のポスターもかっこつけ過ぎだと思う。作品を観た後でバッチリきたポスターは、猛烈にダサいこれw pic.twitter.com/RfjIzmvBdm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
とにかく「つまらない」という評価ばかり目立つ作品だけど、これは「アメリカ自体が腐りきっちまって、ギャング映画の中のチンピラどもの質まで下がっちまった」という趣旨の作品なので、その反応は織り込み済み。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
でないと、ミッキーというキャラとの件が、作品のバランスを壊すほど長いことに説明がつかない。タランティーノ作品好きでも「会話の内容が下衆すぎる」と匙を投げそうな最底辺の会話が延々と続くので、苦行と取られかねないが、そこは耐えて欲しいw pic.twitter.com/l7bphECucs
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
その苦行を耐えられたら、オバマの選挙演説で幕を開け、オバマの大統領就任演説(両方本物)で幕を閉じるというこの作品(2012年公開)の皮肉な告発が、腹にズシンと響くはずなので。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
ファンメイドポスター? pic.twitter.com/2szrvPewvH
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
ドゥニ・ヴィルヌーヴが続編撮るっていうんで初めて『ブレードランナー』観たけど、なんだこれw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月23日
『Boys Don’t Cry』な100本
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
※ タイトルに深い意味はない
※ 順位なし
※ 今年の作品は除外
※ 80本しか選べてない(気が向いたら追加&改訂) pic.twitter.com/wJ5tm5tXq8
『Boys Don’t Cry』だからってわけじゃないけど『CURE』忘れたw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
칠수와 만수 Chil-su and Man-su (1988) https://t.co/haLKTm7l0Z
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
화녀 Woman of Fire (1971) https://t.co/n2ImhMoWPw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
『豚が井戸に落ちた日』もある。 돼지가 우물에 빠진 날 The Day a Pig Fell into a Well https://t.co/YfmkEO9yBl
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
『灼熱の魂』ドゥニ・ヴィルヌーヴが鞘から刀を抜くと、こんなに恐ろしい映画を撮るのかと心底震え上がった。『プリズナーズ』や『ボーダーライン』なんて可愛いもんだなと。十中八九、気分が悪くなると思うので覚悟して観て頂きたいが、救いはある。 pic.twitter.com/vqscaiJFN7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月25日
あとドゥニ・ヴィルヌーヴは本作でゴダールを意識していたのだろうか?ってのがあるけど、それより言及しておきたいことはやはりこのラインだよね。前2枚が『灼熱の魂』のメリッサ・デゾルモー=プーラン。 pic.twitter.com/bC3m63UAT1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月25日
ちなみに最新作にあたる「巨大なばかうけ」とのコンタクトを描いたと言われてる『Arrival』のエイミー・アダムスはこちら。『ブレードランナー』の続編にもこのラインはねじ込まれるのだろうか…… pic.twitter.com/GdB6fCUDh9
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 25, 2016
『灼熱の魂』のオープニングがアップされていたので。あのバンドのMVとかじゃなくて、まんまこれがオープニングです。 https://t.co/y7D8nQ9vsB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月25日
『ケンとカズ』 ポン・ジュノ、ナ・ホンジンなど韓国の監督に影響を受けたことを公言する日本の監督がついに現れたよ、皆さん。新人とは思えない、効果的な演出法を知り尽くしたような手練れっぷり。韓国映画だけに限らず、ドゥニ・ヴィルヌーヴなんかまで射程に入った新たな才能の登場に心底震えた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
ただこの作品の感触に近いのは『殺人の追憶』でも『チェイサー』でもなく『新しき世界』なんだよね。個人的には韓さん、西森さん、カネジュンさんあたりに是非観てもらいたいと思った。とりあえずどんな作品か知りたい方はこちらをどうぞ。 https://t.co/HFzvibS9id
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 26, 2016
と、短編版を観てもらった上でちょっとネタバレするので、少しでもネタバレされると烈火のごとく怒るような人はこの先を読まないで下さい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
今公開されてる『ケンとカズ』長編版の内容は、先程の短編版とほぼ同内容です。ただそれを知った上で観てもなんら問題ありません。むしろ短編版を観てから長編版を観た方が、長編版を撮るにあたってどれだけブラッシュアップの作業を繰り返したかが窺えてグッときます。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
と言ったそばからひっくり返すようなことを言うと、ケンとカズのキャラクターが長編版では入れ替わってるにもかかわらず、カズを演じてるのはカズの役者のままだったりするので、短編版を観てる人はカズが出てきた瞬間「え!同じ人?」と驚くこと必至 pic.twitter.com/CdFLW1WqwS
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
個人的には、ケンに追加された子を身籠ってる奥さんの存在がグッときた。子供の名前を何にするかというやりとりの、まるでふたりが存在する空間が世界の全てとでも言っているかのような空間の狭さと、二人の距離の近さ。とにかくリアル。あと別のシーンだけど、奥さん(早紀)の横顔が美しいw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
ケンと早紀の関係だけでなく、作品全体が、まるで外の世界など存在しないかのような閉塞感に包まれていて、とにかく息苦しい。そんな中でケンとカズが迎える、短編版とは違う結末に涙するのは、むしろ……といった感じでしょうか。「もう終わりかよ」ってカズのセリフで思わず落涙してしまったw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
やばくない?『セブンス・コード』だよ?トニー・スコットも入ってるしw やっぱり蓮實重彦しか信用できないw あと、タランティーノ作品で『デス・プルーフ』以外を選んでるやつは論外w https://t.co/9YAnUMYQB3 pic.twitter.com/NkX1NC2xBe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
「『セブンス・コード』だよ?」ってのは、「信じられない!」という意味ではなくて、蓮實重彦が本気で『セブンス・コード』を評価していることは知ってた上で、そのことにブレがないことを驚いてる。 https://t.co/54cJYenhPG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
NWRの『プッシャー』トリロジーは、2が1番感動的で、3が1番酷くて面白いという印象がある。 https://t.co/QHzpMNTSAS
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
『愛の地獄』本当に厭な映画!妻ネリーが浮気をしてるのではないかと疑心暗鬼になり、精神が崩壊していく男ポールの姿を描いた作品で、無条件に愛情を注いでくる妻の好意には目を背け、お前浮気してるだろ!と追い詰めるポールの気持ち悪さたるや。 pic.twitter.com/NGyQ0wm9RS
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
ただ、最初に画面に登場した瞬間から、圧倒的な性的魅力を全方位に放ちまくるエマニュエル・ベアール演じるネリーを前にしたら、彼女の浮気を心配して疑心暗鬼になってしまうポールのことを「愚かだ」と切って捨てることは、俺には出来ないなと。 pic.twitter.com/LRdNrQM9br
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
っていうか、シャブロルの底意地の悪さがハンパなくて、ネリーは浮気せずにポールのことを愛してるのだけれど、100%浮気してないとは断言できないように、ネリーの不審な行動に対する釈明は意図的に描かないんだよね。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
だから観てるこちらも、「え?してるの?してないの?」と宙ぶらりんの状態にされることで、「ポール、あんたおかしいよ」と思いつつも、ポールに同情してしまう余地が残されているので、作品全体の緊張状態は維持され続ける。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
ただ決定的にふたりの関係が壊れた瞬間からの展開は、ポールのネリーに対するDV描写がこれでもかというぐらい執拗に続くので、なんか「ドロドロした恋愛モノ」みたいな興味で近づくのは決してオススメできない。本当に気分が悪くなるので……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
一体何のための映画なのかよく分からないんだけど、オープニング・クレジットの出方が変とか、舞台である湖畔のリゾートホテルの上空を戦闘機が爆音で飛んで行くとか、虫の羽音が異常にデカイとか不穏な要素が至る所に散りばめられていて、そういう演出をキツいと思いながらも楽しめる人にはオススメ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
『結婚前夜~マリッジブルー~』結婚直前の4組のカップルがそれぞれに抱えてる去勢不安をテーマ(なので一般的なマリッジブルーとは趣が違うかも。経験ないので知らんけど)にした結構ムチャクチャなコメディだけど、やはりこの手の韓国ドラマの脚本の強度は驚異的で、最終的には感動させられてしまう
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月29日
そんなにセックスが重要か?ってぐらい、セックスにまつわるエピソード(メタファーとかではなく、マ・ドンソクはウズベクの超美人との結婚を前にして勃たなくなるw)が多いのは善し悪しだけど、最大のメッセージが「一度きりの人生、生きたいように生きろ!」ってのは悪くないと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月29日
『三人の女』 難しい!俺はピンキーとウィリーが入れ替わったんだと思ってた。あとミリー(シェリー・デュヴァル)のパーティー観が沢口靖子と変わらないのウケる。写真は撮影風景。 pic.twitter.com/gNRG1MxbRB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月30日
映画備忘録「7月」
『ひと夏のファンタジア』観る。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 1, 2016
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 1, 2016
#2016年上半期映画ベスト10
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 2, 2016
① ヘイトフル・エイト
② ビューティー・インサイド
③ ひと夏のファンタジア
④ ボーダーライン
⑤ ヘイル、シーザー!
⑥ 愛と死の谷
⑦ マジカル・ガール
⑧ クリーピー 偽りの隣人
⑨ キャロル
⑩ さざなみ
次点 白鯨との闘い
『ひと夏のファンタジア』のインタビューとこの記事を読んだだけでも、監督の強い作家性が浮かび上がってくる。ただ、全州国際映画祭の賞金が1万ウォンってありえないでしょw 『眠れぬ夜』チャン・ゴンジェ監督 Q&A https://t.co/51aO1yfwx7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 2, 2016
『ハハハ』 あえて余計な副題をつけるなら『ハハハ/笑い事ではない』だろうか。俺の好きなユ・ジュンサン演じる役が鬱を患ってるのが象徴するように、全体的に鬱々とした内容。他の作品と比べると、若干殺伐としているようにすら感じる。 pic.twitter.com/tv6D7UePXj
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
その上、これといったホン・サンス的マジックも起きないので結構きつめの一本ではあるが、プロット自体は普通に面白いので、特にこの作品が好きという人がいてもなんら不思議ではない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
ただ、特筆すべき点として、女性の体を全て性的な視線で捉えてしまう症状を発症していることがあり、あろうことか(太ったら吉川晃司みたいになった)キム・サンギョンの役が自身の母親にまで欲情している素振りを見せる。これはキツい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
最終的には、ユ・ジュンサンに「本当に愛している人と暮らしたい」と愛人と共に生きることを宣言させて感動的な話にまとめようとするが、はてさて、この時期既にホン・サンスはキム・ミニと出会っていたのだろうか。だとしたら……というのが、そのまま『今は正しくあの時は間違い』まで繋がるのだが。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
『天が許し給うすべて』のレリゴー感。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 3, 2016
『よく知りもしないくせに』 凄い!ある意味最高傑作かと。身内ネタ要素が強すぎるせいか、意図的なのか、わりと極端なキャラ付けがなされていて、ホン・サンス作品にしては珍しくハッキリとコメディ方向に振り切れているため、とにかく笑える。 pic.twitter.com/wyY5UrD4IX
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
いつも通り映画監督を主人公に、審査員として呼ばれた映画祭での出来事と自身の作品の上映会で呼ばれた済州島での出来事が、前半と後半で相似形になってる構成、ホン・サンス・ズームの多用など、彼のスタイルの構成要素は今作で出揃っていたようだ。 pic.twitter.com/IMurrhOEem
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
シチュエーションから映画監督としての苦悩が描かれるのかと思いきや、自分のことしか映画にしないことを言及される主人公は、「真の伴侶」の存在についてだけ苦悩するw 次作の『ハハハ』と合わせて、ホン・サンス自身が具体的な何かに悩んでいる感が強いw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
「真の伴侶」の話題に際してふたりのミューズが現れるが、ひとり目にチョン・ユミが現れて小躍りしたw とにかく可愛いけど、自己啓発体験を嬉々として語るアレな子を熱演。あと、後半ちょっとだけハ・ジョンウが出てきて笑わせてくれる。 pic.twitter.com/pBrbtU3zXp
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
どんな気持ちで演出しているんだろう。 pic.twitter.com/WZKqQZCHme
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
『ザ・シャウト さまよえる幻響』の『クリーピー』に中原昌也感をミックスした感。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 4, 2016
推薦コメントを寄せてるのがアッバス・キアロスタミと松本隆。『ペパーミント・キャンディー』 日本予告篇 https://t.co/8noG8J0HnR
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 5, 2016
『浜辺の女』結構キツかった。症状を創作の糧にする事を滑稽な事としながらも、とはいえ「そんなふうにしか生きられない俺」を自己肯定している感じが鼻についた。救いは、女は早々に自身の症状に気づいてその場から去っていく結末とした事だろうか。 pic.twitter.com/4cWEJfEZUR
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 6, 2016
今作は何気に犬映画でもあって、ドリちゃん(役名)の健気な演技が、ホン・サンス作品には珍しい涙を誘う名シーンを生んでいる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 6, 2016
『野いちご』なんて言葉にしたらいいか分からないぐらい凄い。老医師による「いい旅・夢気分」といった感じで、面白いかというとそれ程でもないんだけど、身につまされるし、神はいる!って気分になるし、凡百の作品とは格が違い過ぎるというか。 pic.twitter.com/gm7BR48Tw1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 8, 2016
タルコフスキーが本作をオールタイムベストにあげてるのはなんかよく分かる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 8, 2016
『処女の泉』壮絶。ラース・フォン・トリアーなどに引き継がれているであろう、ショッキング過ぎる描写でR18とかでもおかしくない内容。それでいて、役者マックス・フォン・シドーの圧倒的存在感。アクションシーンだけでなく入浴シーンまである! pic.twitter.com/azRfancqmZ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 9, 2016
『あやつり糸の世界』GYAO!の『ベルリン・アレクサンダー広場』1話目の開始10分ぐらいで寝てしまい「この調子で14話もあるなんて無理」と早々に鑑賞を諦めてしまったため、今作が正式な初R.W.F.作品となった。何度寝そうになっても劇場だと逃げられないので、なんとか完走を果たす。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
『アルファヴィル』好きのチープSF好きだからという理由で挑んだ、前後半合わせて212分。何故か頭に入ってきづらい独特の会話や、ゆったりしたテンポに何度も気を失いかけておきながらなんだけど、美術や音楽のセンスの良さ、『攻殻機動隊』先取り感なんかもあって実はかなり面白かった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
まだR.W.F.観が固まっておらず、劇中何処で笑いを仕掛けてくるか全く読めなかったので、クリスチャン・スレーターとヘンリー・ロリンズを足して割ったようなクラウス・レーヴィチュの、突然デカイ声を発したり、意味もなく回転椅子でグルグル回る等の奇行の数々には何度も吹き出しそうになった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
『あやつり糸の世界』 ケレン味味溢れる車の撮り方や、お世辞にも上手いとは言い辛い派手なアクションや爆破シーンの存在は当然007なんかを意識したものだろうが、「俺は女性の裸より男の裸の方が撮りたいんだよ!」というファスビンダーのゲイ感覚が作品をキャンプ的なものにしていた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
それが顕著なのは、恐らく当時の感覚では誰が見てもセックスシンボルであったであろうバルバラ・バレンティンの裸をブランケットか何かで隠してしまい、横に裸のギリシャ彫刻を並べて立たせたショット。ちなみに画像は同じシークエンスの別ショットw pic.twitter.com/tQfEbM66fe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
フィリップ・ガレルに影響を受けていると。"実は終わった後に、彼女に飛び蹴りをされました……(笑)"って箇所は笑った。あと、タイトルはあまり気にしなくて大丈夫。 『ひと夏のファンタジア』チャン・ゴンジェ監督インタビュー https://t.co/2F5JJ462pE
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 12, 2016
『カンウォンドの恋』 死の匂いが濃厚で鬱々としたムードの作品。原題『江原道の力』が何を指しているのか分からないので、ボンヤリとした解釈しかできなかった。あと映画監督が出てこなくてビックリw 教授は出てくるが。 pic.twitter.com/6GDgeaTWO7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 16, 2016
もうひとつ分からないのが、98年当時の日本との距離感。どこかで無くしてしまう日本製のカメラ、日本製を拒否して国産を買い求めた目薬、賄賂を渡した教授の家で流れていたNHKの相撲中継。日本製のカメラは他の作品にも出てくるが、目薬は新鮮。そんな高価なやつはいらないってことだったのかな?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 16, 2016
"この曲が発表されたのは1998年、韓国は史上まれに見る金融危機のただ中にありました。30代中盤以上の韓国人の脳裏にまだ深く刻まれている、1997年のIMF危機です。" 「SMTのエンディング曲「HOPE」についての話」 https://t.co/VUVLNM7Pw6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 17, 2016
そうだった!社会背景を考えれば、そりゃ鬱々とした作品も生まれるわって話だなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 17, 2016
『3人のアンヌ』ツイートでタイトルを見かけたので再見。イザベル・ユペール、ユ・ジュンサン、チョン・ユミと、個人的な趣味でいえば、ホン・サンス作品最高の豪華キャスト。拙い英語での会話が可笑しみに繋がっていて、コメディ度も最高レベル。 pic.twitter.com/qVqJled2rM
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
「ホン・サンスほど自分の欲望に忠実に、そして自由に作品を創り上げる監督はいない。私が出会った監督ではゴダール以来だ」というイザベル・ユペールのコメント通り、彼女に萌えまくっているホン・サンスは、彼女を自由に撮りまくっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
純粋な少女のように振る舞わせたり、赤いワンピース姿でちょこちょこ歩かせたり、チョン・ユミと背格好がほとんど同じなことに気づいてか、必ず二人が並んで歩くシーンを差し込んできたりと、大女優を自作に迎えるような態度というより、彼女に萌えまくっている感じの方が前景化してしまっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
そんなことをさせても作品がキモくならないのは、監督が彼女に萌えている姿を投影したようにアホな姿を晒し続ける我らがユ・ジュンサンの見事な演技あってこそ。その上、脚本の作り込みも近年の作品の中では相当高いと思う。冒頭の浜辺に落ちてる割れた焼酎瓶の件や、傘の件など小道具の使い方も見事。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
これだけハイレベルなことをやっていながらも、本作に小品のイメージを抱いてしまうのは、結局全てチョン・ユミが気晴らしに書いた脚本の中で起こることとしたことによるわけだが、それ故に、3人のアンヌの物語が作者の手を離れ互いに勝手に共鳴しあっている感じの奇妙さが立ち上がってきて面白い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
ユ・ジュンサン、最高かよ。 pic.twitter.com/jNdM9RTINq
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 18, 2016
『教授とわたし、そして映画』再見。難解だったという記憶と、劇場で観た時は加瀬亮&監督のトークショーの方の印象が強かったせいで(内容は何も覚えていない)、結構忘れている箇所が多かった。音楽が「威風堂々」しか流れないことも忘れてたしw pic.twitter.com/w4xeQmb2FO
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
つうか、見返してもよくわからないんだけどw あとポスターの左上、この落書き風のイラストは謎かけなのかしら?w pic.twitter.com/qOJ8JrXXd8
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
パートが切り替わる度に「威風堂々」が流れ、キャストのクレジットが出るんだけど、あれ全部字幕付けるべきだったよね。毎回「ムン・ソングン、イ・ソンギュン、チョン・ユミ……」って出るバカバカしさたるやw pic.twitter.com/aKJ2YsWZgy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
「『教授と私、そして映画』の魅惑は、単にこれまで以上に自由で実験的な作風にあるのではなく、人間関係を見つめる静謐なまなざしにある———カイエ・デュ・シネマ誌」この映画評はわりとしっくりくる。いつものホン・サンス要素全部入りなんだけど、観ててこちらがざわつく感じが一切ない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
ひとつだけ確かなことは、初めてホン・サンスの作品を観る人にこの作品は絶対に勧めないということ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
ベストシーンは、愛しのチョン・ユミが飲み屋でイ・ソンギュンに告白された時に、「女性と付き合うのは君が初めてなんだ」って言われて、「はあ?初めて?」って半笑いの表情を見せた時です。最高w pic.twitter.com/V6DJlrVjig
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 19, 2016
『HOUSE』クライテリオン・コレクションに入ることでクラシック認定されている大林宣彦の処女長編作。実のところは、監督の溢れんばかりの少女愛と映画の文法や技法を無視しまくった作風のために、素面で観るのはかなりきついカルトムービー。 pic.twitter.com/JWQLGbhOJi
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
一応ジャンルはホラーらしいけど、今のJホラー平均と比べたら怖いところなんて1分もないと思う。なのでホラー面での心配より、耐性がない人はドラッギー(音楽はゴダイゴ)な演出の数々にあてられないように注意すべきかとw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
と、クサしたような書き方をしながらも結構ハマっていて、今の感覚だとギリギリすぎるヌードシーンもある池上季実子(役名:オシャレ)の、現代に現れても石原さとみ なんかにも引けを取らない可愛さたるや。あとペルシャ猫のシロ。カワユスにゃー。 pic.twitter.com/hwI8X8uycY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
ああ〜こわいこわい。 pic.twitter.com/nzAsKdUedR
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
途中から日本語で歌い出して驚くかもしれないけど、これが『ひと夏のファンタジア』のエンディング曲。名曲。이민휘 『한여름의 판타지아 - Single』 https://t.co/YrpeyD9ucy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 20, 2016
『叫』こわすぎ。葉月里緒奈が瞬きせずに近寄ってくるだけでこんなに恐いとは…… pic.twitter.com/Zu8g7w6MRF
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 21, 2016
『シング・ストリート』良過ぎて死ぬかと思った。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
このアカウントをフォローしてる人、全員に観てもらいたい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
「満足度100%」のCMのせいで逆に不安だったんだけど、そんな不安余裕で吹き飛ばしてくれた。あれが「I Fought The Law」の正しい使い方。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
サントラ100回ぐらい聴いて、曲良いなあなんて思ってたけど、これ、実はミュージカルだから、映像の中で曲が流れた時の感動は、サントラ単独で聴いた時のものとは感動の度合が違い過ぎる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
何かと主人公に協力的なアンドリューW.K.みたいな実兄がフロイディアンで、ドイツに行きたがっていたという設定も面白かった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
『ONCE』と『はじまりのうた』もそうだったけど、ジョン・カーニーは曲が生まれる瞬間の喜びを映像化するのがマジ上手い。このシーンは本当に息が出来なくなるぐらい震えた。最大のハイライトシーンなので、これから観る人は絶対観ちゃダメ。 https://t.co/LuaNWIGKEm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
夢の中で自分にもあったかもしれない人生を辿るような至福の時間。思い出すだけでも泣けてくる。『シング・ストリート』今年の暫定No.1。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
『ONCE』と『はじまりのうた』が現代を舞台に普遍的なポップスを披露しているのに対して、『シング・ストリート』は80's色ベッタリなので、その辺で好き嫌い分かれるのは仕方ないけど、俺だって80'sはリアルタイムじゃなくて後追いだし、別に特別思い入れがあるというわけでもないからね。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 23, 2016
『シング・ストリート』やべえ。これもこれから観る人は観ない方がいい。Sing Street - Drive It Like You Stole It (Official Video) https://t.co/7VmzHxOR30
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』リスペクト作品でもある。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
もう予告編だけで泣ける体になってしまった…… SING STREET - Official US Trailer - The Weinstein Company https://t.co/jRgGwLRfKy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
これも観ない方がいいw SING STREET - THE RIDDLE OF THE MODEL Music Video Clip https://t.co/rPb41MW7n6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
これは観ても大丈夫かな。宇多丸さんが可愛いと褒めていたハンドクラップのシーンはこれ。あと、ヒロインのルーシー・ボイントンが最高に可愛い。 SING STREET - BEAUTIFUL SEA Music Video Clip https://t.co/Ci0N6r9cyQ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
良いところがたくさんあり過ぎる作品だけど、やっぱり肝はこれにつきるんじゃない?「”悲しみの喜び”を知れ」 https://t.co/uWKatU1W72
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 24, 2016
『フランシス・ハ』 全体の半分ぐらいは観ててしんどかったんだけど、最後まで観れば「良い作品だった」ってなる。どん詰まりでも決して笑顔を絶やさないフランシスの勝利。 pic.twitter.com/mBS7tCjLtm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 26, 2016
なんでタイトルが『フランシス・ハ』なのかというオチが、超気が利いてて最高。ここだけでも「5億点!」って感じ。そこまでヘラヘラしてるフランシスの痛さを丁寧に積み重ねた故に溜まったフラストレーションが、ラストの憑き物が落ちたようなフランシスの笑顔とオチの存在で一気に反転するのが痛快。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 26, 2016
かつてノア・バームバックの奥さんだったのがジェニファー・ジェイソン・リーって、面白いなあ。で、今はフランシス役のグレタ・ガーウィグがパートナーであると。ジェニファーは8歳上、グレタは14歳下。 pic.twitter.com/uajqxK7iuJ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
グレタ・ガーウィグって『フランシス・ハ』ではノア・バームバックと共同で脚本にもクレジットされてるって凄いなあ。通りでフランシスが魅力的に撮れてるわけだよ。映画監督って凄い職業だなあw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
で、同監督の『イカとクジラ』。これもなんちゅうタイトルなんだ!って感じだけど、『フランシス・ハ』同様、ハッとするような(ダジャレじゃないよ)オチがつく。あと、NYのどこに住むかということに強い拘りを見せるシーンがあるのも似ている。 pic.twitter.com/CKTDcpp8Ot
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
サーストン・ムーアにしか見えないジェシー・アイゼンバーグが『ソーシャル・ネットワーク』ばりに女性とうまく付き合えないDTを好演してるが、これが監督の体験をベースに書かれた話だと知って驚いた。売れない作家の親父がダメ人間過ぎて震える。 pic.twitter.com/nOCpEpOBn3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
ちなみに、個人的な趣味で言うと『フランシス・ハ』より『イカとクジラ』の方が好き。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
ユーミンのフェイバリット・ムービー。 妖婆死棺の呪い [Blu-ray] https://t.co/x4mlRbTFcu
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 27, 2016
年代順に1000本とか多過ぎて、個人の趣味を超えてちょっとした映画史になってしまうのを避けられないことが分かる。'Edgar Wright's 1000 Favorite Movies' https://t.co/ByzmzrchEs
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 28, 2016
『マーゴット・ウェディング』傑作。『イカとクジラ』の変奏でありながら、さらに『ヤング≒アダルト』や『ブルージャスミン』なんかを混ぜてグルングルンに掻き回した結果、痛さ100倍で無駄に要素が多い結構カオスな内容に。でも、それが良い。 pic.twitter.com/4P8a1iHhVV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 28, 2016
ちなみに『ヤング≒アダルト』と『ブルージャスミン』は、『マーゴット・ウェディング』(2007)より後の作品なので、『マーゴット・ウェディング』がこれらの作品に影響を受けているという意味ではないです。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 28, 2016
しかし、当時はまだ奥さんだったジェニファー・ジェイソン・リーに、ニコール・キッドマン、ジャック・ブラック、ジョン・タートゥーロというメンツは贅沢だなあと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月28日
ニコール、ジェニファーの主演ふたりの熱演が凄いけど、特にジェニファーの体の張りっぷり、旦那が監督だとこんなことまでしなきゃならんのかとw ジェニファーがやらされる行為に比べたら、ニコールの自慰行為なんてなんでもない。実際どうなのかは、演技したことないからわからんけどw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) July 28, 2016
Jay Z、Thin Lizzy、Mozart…… pic.twitter.com/rOSvPyKjTi
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月29日
長い前フリからの『ヤング・アダルト・ニューヨーク』、「ジェイミー(アダム・ドライバー)みたいなイケ好かない野郎いる、確かにいる!」とか思いながら観てたけど、面白かったー!ちなみに原題は『While We're Young』 pic.twitter.com/lt5lOuNPIF
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月29日
4作しか観てないのに「捻った邦題付けちゃって(韓国版も微妙)」と偉そうに不満タラタラなわけだけど、似たように、タイトルが直球過ぎで逆に売りづらいと判断され、なんとなくオシャレ映画に偽装されて公開されてしまう監督にホン・サンスという監督がいてなあ……(公開されるだけ有難いけど)
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月29日
『ハンナだけど、生きていく!』とは?“マンブルコア”とは何か? https://t.co/iepFI5Psiq
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月30日
マンブルコア絡みの記事を読むと、何故か自分の中でホン・サンスの評価が上がる現象に、誰か名前をつけてほしい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月30日
『オール・アバウト・マイ・マザー』生きてたら不幸なことは起こって当たり前という姿勢から来る不幸てんこ盛りストーリーなのに、全く暗い印象を与えないというアルモドバル・マジックにクラクラ。公開当時はおすぎ絶賛CMがよく流れていたなあ…… pic.twitter.com/VTnWOluHyg
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月30日
まだ終わらないぜ!とばかりに『グリーンバーグ』を。ベン・スティラー主演、相手役にグレタ・ガーウィグ、元カノ?役(と制作&原案)にジェニファー・ジェイソン・リーと、もうお分かりだと思うが、激しい混乱ぶりを見せる壮絶な一本になっている。 pic.twitter.com/J413sXHSew
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
とにかくロジャー・グリーンバーグ(ベン)の精神が混乱している様子を執拗に描く。プールでは手足がバラバラに動いて泳げない上に、上空をけたたましい音を立てながらヘリが飛んでいくとか、会いたくない友人たちと会いたかった元カノと同じパーティで会うとカットの時系列がバラバラになるとか……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
そんなロジャーは暇さえあれば企業などへの抗議文を書いている超クレイマー体質でありながら、自らの非を認めることはなく、会話のキャッチボールが苦手、という最高に付き合いづらい男なのだが、何故かフローレンス(グレタ・ガーウィグ)は彼をあっさり好きになってしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
まあ、そもそもフローレンス自身も相当イケてないとか、3回ある彼女のベッドシーンはどれもグダグダとか、普通だったらパッとしないキャラになりそうなのだが、観てるうちに気づいたら彼女のことが好きになってるのは本当に凄いと思った。単に監督に移入してしまっているだけかもしれないが。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
話自体は「荒れ果てた大地に雑草が生えた」みたいな希望かどうかすらハッキリしない何かを提示して終わるが、現実世界ではこの後監督はジェニファーと別れ、新たにグレタと組んで名作『フランシス・ハ』を生み出すという展開になるわけで、それを知った上で観ると作品全体の混乱っぷりもある意味納得。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
『イカとクジラ』『マーゴット・ウェディング』『グリーンバーグ』『フランシス・ハ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』と観てわかったことは、この流れの中で『フランシス・ハ』がいかに特殊な作品かということ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
とりあえず日本未公開の『Mistress America』でまたグレタと組んでるので、早く日本でも公開してくれと。個人的には別に配信オンリーでも一向に構わない。『フランシス・ハ』とは一体なんだったのか考える参考にしたいので。 https://t.co/mfFMYVVT5d
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年7月31日
映画備忘録「6月」
『デッドプール』公開初日に駆けつけるカタチになり、熱心なアメコミファンのような格好になってしまったが、観た感想としては、まあ『アントマン』ぐらいの「小品としてはよく出来てる」ぐらいの感じ。やはり、本格的にアメコミもの卒業の日は近いようだ。残すは『スーサイド・スクワッド』のみ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 1, 2016
普通によく出来てると思うけど、菊地さんの『アイアムアヒーロー』評で言われてるような問題がここにもあって、結局、映画版が原作よりヒエラルキー的に下にあることを観てるこちらが感じ取ってしまうんだよね。それは『ダークナイト』や『アベンジャーズ』には感じなかったんだけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 1, 2016
あと、ラブストーリー、もしくはコメディとしても、大人向け作品としてどうなの?ちょっと幼稚じゃない?っていうのがあるなあ。そのくせ暴力描写や下品さでR15くらっちゃって、その作品としての姿勢のちぐはぐさにイマイチ乗れなかった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 1, 2016
ユーモアのセンスも「上手いこと言ってる!」と感心するような箇所は(気づかなかっただけかもしれないが)あまりなく、笑ったのは「それ、観てるみんなが思ってることだけど、劇中のお前が言っちゃうのか!」的なメタ的ギャグばかりで、それってユーモアのレベルとしてはそんなに高くないよなって……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 1, 2016
『キラーカーズ/パリを食べた車』最高!同じ豪映画『荒野の千鳥足』の不気味さと、『マッドマックス』のおっかなさに、同時代の『悪魔のいけにえ』の、理由はわからないがひどい目に会う感じが相俟った、善悪の概念を超えた見事な不条理劇だった。 pic.twitter.com/DdJDgTEQMs
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 2, 2016
この仮装舞踏会のつまらなさそうな感じとか最高(端っこに映るばあさん顔ちっちゃ!)。この絵面でピンとくる人もいるかもしれないけど、ホラーというよりは『ホット・ファズ ー俺たちスーパーポリスメン!ー』的な話でもある。 pic.twitter.com/pDCS24W2E4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 2, 2016
『山猫 4K修復版』映像がキレイ過ぎて、オープニングシーンを観ながら、フォントやフィルムの質感から「タランティーノ作品のオープニングみたいだ!」と頓珍漢なことを思ってしまった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
ガチ貴族による原作を、ガチ貴族監督が映像化した「貴族もつらいよ」話にのれるかどうか。舞踏会のシークエンスのサリーナ公爵と、若くてイケイケなパリピがパーティではしゃいでるのを「俺も年をとったなあ」と眺める自分を重ねることで見事に克服。ファブリツィオ、その涙の意味俺にもわかるよ、と。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
あとクラウディア・カルディナーレ演じるアンジェリカが画面に登場するたびに、完璧としか言いようのない美しさに息を呑んだね。ただ、喋るとガラの悪さが露呈するので、彼女と本物のワルだったアラン・ドロンとが惹かれ合うの必然であり、お嬢様の平愛梨には長友がお似合いであるという結論に至る。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
アラン・ドロンと平愛梨。 pic.twitter.com/4Si9MopG0l
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
あと昨夜観た『キラーカーズ』の舞踏会との落差がハンパなくてクラクラした。『山猫』の豪華絢爛な舞踏会を観ながらそんな比較したの、世界中で俺だけだと思うけど。https://t.co/BcuokiyrYA
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 3, 2016
「『裁かるゝジャンヌ』これもまた、映画の勉強してる人は、第1ページに、トップに置く問題作品ですね」(淀川長治)
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 4, 2016
『星から来た男』主演のひとりがチョン・ジヒョンということで『星から来たあなた』と混同しそうだが『〜あなた』とは別種の感動作。大人の鑑賞に耐えうるヒーローものという意味では、こちらの方が昨今のアメコミヒーローものより優れていると思う。 pic.twitter.com/s0ZLnvsCOf
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
自分はスーパーマンであると思い込み、常日頃から人助けに勤しむアウトサイダー風の男をファン・ジョンミンが演じているのだが、これがハマりまくりで「ヤバい言動が目立つアレな人だけど、100%いい人に違いない」というキャラを見事に演じきっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
テレビ番組制作者のチョン・ジヒョンが、彼をドキュメンタリー番組の被写体として追いかけているうちに彼の素性に興味を持ち始めるという話。前半はコメディタッチでありながらも、彼の善行の様子を韓国的な詩情ゆたかな演出で見せていくので、笑えるというより薄っすら泣けてしまうぐらいなのだが、
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
ファン・ジョンミンがどうして自分をスーパーマンだと思い込んでいるのかという確信に迫る後半にさしかかると、話は一気にシリアスな展開に。そこから前半に張られた伏線をガンガン回収していく様は見事としか言いようがない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
ネタバレにならないよう言うと、ラスト『バードマン』みたいなクライマックスを迎えるのだが、そこはとにかく最後まで描かないと気が済まない韓国映画、解釈を観客に委ねるようなことはせず、「ここで終わりでしょ」というその先の、先まで徹底的に描く。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
その結果、本作の水準からいくと出涸らしのような本当に地味なショットで終わるのだが、そこまでの流れをちゃんと見ていれば、この着地は当然と思えるつくりになっている。びっくりするぐらい地味な小道具の譲渡で大きなメッセージを伝えるとか、ほんと細かい演出が利いてて感心してしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
一般作品(『アイアンマン』1作目と同じ2008年公開作)だけど、多少のアメコミ・リテラシーがないとなんだかよくわからないネタが何の説明もなく突っ込まれているので、韓国人って本当にアメコミ好きなんだなあと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
あとチョン・ジヒョン好きの立場からひとこと、バッグ斜めがけのチョン・ジヒョンが見れるぞ!とだけ。 pic.twitter.com/RLWtkVAia4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
ちなみに、1980年の5月、韓国では光州事件という痛ましい出来事があってだなあ……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 5, 2016
『白夜』 やっぱりこういう恋物語の舞台はポン・ヌフなのねと呑気に観ていたら、身に覚えのあるような展開になって辛いやら、滑稽やらで、最後はジャックの情けない丸まった背中に向かって「グッドラック!でも犯罪行為には手を染めるなよ!」と心の中でエールを送った。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
ブレッソン演出でエモーショナルなアクションは殆ど起きない作品だけど、自閉気味のジャックは抑えきれない感情を、持ち歩いているテープレコーダーに録音する。あまりに感情が溢れ出ちゃってるもんだから、バスの中でそのテープを再生しちゃって御婦人にヤバいなこいつってギョッとされるんだけど、
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
そのテープレコーダーをtwitterとかSNSに置き換えれば、急に我々にも無縁な話ではなくなり、メタ視点でもギョッとさせられるわけで。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
最後に今作のハイライトシーンをどうぞ。https://t.co/SXFj5y6nGL
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
『ある結婚の風景』第6話 完走。もうこれ以上ないというか、もっとみんな寛大になったらいいんじゃないですかね!という、さすがスウェーデン!1973年にこの着地はすげえなと感心することしきりの結末。 https://t.co/lKvcJTnVhg
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 6, 2016
『4人の食卓』またしてもチョン・ジヒョン主演作。ホラー売りされてたようだがホラーではない(監督自身も「ホラーかな?」みたいな反応)。良い作品だが、あと何かもう一押しあったら歴史的名作になったかもという惜しさも感じた。 pic.twitter.com/glPA6ZU9PC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 7, 2016
ざっくり言えば「トラウマ」に関する話だが、テーマ的には「秘密を受け止められない、信じられない」といったことで生じる軋轢の話。ホラーではないと言ったが、小さいお子さんのいる方には刺激が強すぎるシーンが数箇所あるので、その点だけは覚悟していただければと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 7, 2016
あとチョン・ジヒョンって演技上手いんだなと思った。ただ、彼女は猟奇的なテンションの時と弱ってる時の落差で凄まじい輝きを放つ人なので、普通のテンションの演技だと、どうしても宝の持ち腐れ感が出てしまうのは否めない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 7, 2016
「2時間で名作文学を知った気になろうシリーズ」でシャブロル版『ボヴァリー夫人』を。イザベル・ユペールがちょいちょいミア・ワシコウスカに見えるなあと思っていたら、ミア・ワシコウスカ主演の『ボヴァリー夫人』も公開を控えてる(カリコレ2016で)と知ってたまげた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 9, 2016
ボヴァリー夫人はとにかく走る。 https://t.co/CWVt0pWnEu
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 9, 2016
— ®_OM (@co2bjetdudesir) June 9, 2016
シャブロル版『ボヴァリー夫人』 エマのキャラクターに関しては色々な反応があるだろうけど(『ボヴァリー夫人論』ではシャルルとエマが似た者同士であると指摘されているらしいけど、映画ではピンとこなかった)、不倫相手のレオンとの逢引の待ち合わせ場所がカテドラルってのはビックリしたw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月9日
「ロメールと女たち」結局『クレールの膝』、『海辺のポーリーヌ』、『満月の夜』、『緑の光線』しか観れなかった。問答無用の傑作は『ポーリーヌ』、主役にイライラしながらもラストにはサムズアップした『満月の夜』と『緑の光線』、途中から最後までイライラしっぱなしだったのが『クレールの膝』!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月10日
と言っても『クレールの膝』がつまらなかったという話ではない。ただ、基本ダメ人間は好きなんだけど、『クレールの膝』のジェロームとオーロラはダメ人間じゃなくて、単なるクズだなと思いまして。こういうクソみたいな大人たちに利用されないためにも、うら若き乙女達はこの作品を観るべきw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月10日
『次の朝は他人』今回で3回目だが、やっぱり最高。ただこの邦題、間違ってはいないような気もするけど、どうしてもミスリードを誘ってしまうタイトルだよなあ。原題は『북촌 방향』。これを知ってないとラストショットの意味がぼやけてしまう。 pic.twitter.com/eTxbfMemO1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月11日
『女は男の未来だ』こんな内容の作品をおしゃれ映画として売ろうとした日本の配給会社凄いと思ったら、そもそも本国の売り方がそうだったようで…。ホン・サンス作品で知る限り一番ロメールっぽいが、抜けの悪い感じが一昔前の日本映画っぽくもある。 pic.twitter.com/WTREyw3n4e
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月13日
実際はこんな感じ。 pic.twitter.com/ooFYW0Nr4M
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月13日
『気まぐれな唇』 原題は『생활의 발견(生活の発見)』で、邦題はハッキリ改悪だと言えるが内容自体は凄い傑作だと思う。大雑把にいうと、現報ステMC似のキム・サンギョン(役名はギョンス)が旅先で出会った女性ふたりとセックスするだけの話。 pic.twitter.com/ck6uilrw01
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月14日
それなのに、まあ面白い。02年の作品で、大したことのないエピソードの積み重ねの合間に時折謎のカットが挟まれる感じがツボで、最近の作風とは違うストレートな物語っぽく見せながらも、実はそんなに単純でもないという厄介さが、昔から変わらぬホン・サンス作品の魅力のひとつなのかもと気づく。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月14日
この次に撮った作品が昨日呟いた『女は男の未来だ』なんだけど、今作はロメールというよりブレッソンっぽい? ちなみにホン・サンスに対する韓国のゴダールという呼称、ゴダールっぽいと思ったのは『アバンチュールはパリで』だけなんだけど、他にゴダールっぽい作品ってあるのかな?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月14日
『秘花 スジョンの愛』 イ・ウンジュのヌード推しでロマンポルノみたいなタイトルを付けられてるけど(原題は『오! 수정』)、内容的には『羅生門』系映画で、その構造に途中で気づいてから急に面白くなった。 pic.twitter.com/fvEbcU66jC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
厳密には『羅生門』と違い、視点の違いで話が大きく変わるといったつくりではなく、観客はおそらく真実はこうであったのだろうということを知りながらも、男女それぞれが、何を重要だと思い(記憶し)、何をどうでもいいと思っている(忘れている)かという微妙な差異を楽しむつくりになっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
なので『羅生門』よりもっと似た構造の作品がありそうなのだが、次作の『気まぐれな唇』に『羅生門』を意識したようなカットがあったので、そのことに引っ張られて「ホン・サンスは『羅生門』が好きに違いない」と思い、参考作品として取り上げてみた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
同じシチュエーションで、男は女にプレゼントを贈って喜んでもらえたことを思い出としているが、女の主観上ではその部分はばっさりカットしていて、むしろ自分に会いに遠くからやってきてくれたことを思い出にしている、といった感じ。さらにもっと下世話な話でも男女の違いが露わになって面白い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
男女の違いというのは、単に男と女のふたりの視点で描き分けられているから、ぐらいの意味であって、必ずしも「こういう時、男はこういうよね」的な「性差による、あるあるネタ」という意味ではない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月15日
『万事快調』 商業映画復帰作が、68年の革命の時期に出会った記者とその夫の映画監督が、72年の食肉工場のストに巻き込まれたのをきっかけに「あの革命はなんだったのよ」と振り返る苦い喜劇ってところが、食えない男、ゴダールらしいというか。 pic.twitter.com/as8r74VXS6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
同時に夫婦の関係も危機を迎えるが、夫婦それぞれに「でもやるんだよ!」と自らを奮い立たせる姿に感動を覚える。しかし、現代を生きる我々はそこに同時に空しさも覚えるわけだが、同様72年当時のゴダールもそこは楽観視しておらず、結末を投げっぱなしのまま作品を終わらせる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
『万事快調』 pic.twitter.com/jexJdLuLzE
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
小ネタだけど、字幕では名前の出ないこの週刊誌ってシャルリー・エブドのことなんだよね。 pic.twitter.com/62kuKm76mx
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
ホン・サンスの『映画館の恋』を観る方法って何かあるのだろうか……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月16日
マリア、処女懐胎したってよ。 pic.twitter.com/6pVz8kAzvi
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月19日
『草原の実験』ばりのヤバさある。 pic.twitter.com/AomIxkOt5M
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月19日
『奇跡の丘』 キリストお馴染みのエピソードを淡々となぞるつくりで、壮絶な睡魔との闘いを強いられるが、最後の磔刑のシーンでパゾリーニが映画的ハッタリを炸裂させることで眠気も一気に吹き飛ぶ。奇跡は本当に起こります。 pic.twitter.com/fAyjSZlJ3t
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月19日
もう一人の美女と、キリストに試練を与えようとするも全部すかされる男の味のある顔。 pic.twitter.com/lx7SjSXeIe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月19日
『王の運命―歴史を変えた八日間―』 傑作。韓国の時代劇に全く免疫がない自分でも何ら問題なく、韓国で有名な親子の軋轢を追体験しながら観ることが出来た。とにかく語り口が見事。どんな人が観ても分かるように説明台詞も多いが、構成や演出が巧みなのでそのことに煩わしさを感じることはない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
名君と呼ばれる英祖の、息子世子への見てて胃が痛くなるモラハラ(パワハラでもあるのかな?)によるダブル・バインド描写がえげつなく、それがエスカレートした結果「米びつ事件」の子殺しへと帰結する様を丁寧に描く。英祖が何故愛していた息子に敵意を剥き出しにするようになったのか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
自身の出自、王室という独特な世界が生むしがらみ、親の期待通りに成長しない息子といった要素が絡み合い、悲劇としか言いようのない決定的な親子のすれ違いを起こすが、この親子にこの悲劇を避ける術はあったのだろうかと思うにつけ、邦題にある『運命』が効いてくる(原題は思悼世子の『思悼』)。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
ただ、今作で最も感心したことは別にあって。ユ・アイン演じる世子の息子イ・サンの大人になった姿をソ・ジソブが演じているのだが、そのイ・サンの子供時代を演じる子役がソ・ジソブにそっくりで、さらに大人になったイ・サン(つまりソ・ジソブ)がちゃんと世子(ユ・アイン)に似ているということw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
別に映画やドラマにおいて親子を演じる役者が必ずしも似ている必要はないのだが、今作においては世子とイ・サンが似ているということは演出的には結構意味があるんだよね。これから観る人がいたら、ソ・ジソブが初めて登場するシーンは是非刮目して頂きたい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月20日
『さざなみ』とにかくよく出来ている。アカデミー作品賞は今作で良かったのではないだろうか。主演ふたりの熟年夫婦演技がハンパなく、特にラストの結婚45周年パーティのシークエンスにおける、シャーロット・ランプリングの、良き妻「なりすまし」演技の見事さには震えた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月22日
先日観た『王の運命』もそうだけど、脚本がよく出来ていればいるほど、この悲劇は避けようがなかったのではないかという、運命論的要素を強化してしまうなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月22日
カウントできる勢いで、トム・コートネイが破滅に向かって無自覚にシャーロットの地雷を次々と踏んでいく様が痛快でもあるのだが、シャーロット自身が、パーティ前日にそもそもふたりが出会うより前にとんでもない爆弾が爆発していた証拠を握ってしまう。この時の彼女の心境たるや。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月22日
『ひまわり』 日本でしか人気がない理由ってヘンリー・マンシーニのクドい曲のせいじゃない?と思うぐらい普通に面白い。とにかく、そりゃマルチェロも自然に彼女の胸に手が伸びるわ!というソフィア・ローレンの肉体の説得力が尋常ではない。 pic.twitter.com/E1VaNMrlsl
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
マルチェロをめぐって対峙するジェニファー・ローレンス系美女リュドミラ・サベーリエワとソフィア・ローレン。子供なりに「これ、修羅場っぽくね?」と気付きながら傍観している野次馬少女軍団の存在が味わい深い。 pic.twitter.com/2wIoWuHBD9
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
ロシア。 pic.twitter.com/Sp7MmAOp0B
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
1番インパクトのあったシーン。家を訪ねてきた義母を迎え入れる際、テーブルに立てかけてあった掃除用具を窓から放り投げるソフィア・ローレン。呆気にとられる義母。 pic.twitter.com/SjFkg5Rml3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
ジガ・ヴェルトフ集団期の2作を観てゴダール熱が再燃したのと、『キラーカーズ』が結構な拾い物だった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月23日
ゴダールの『パッション』では、ミア・ワシコウスカ度の高いベリーショートのイザベル・ユペールが拝めます。 pic.twitter.com/B8zLtYIFk7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月24日
『愛と死の谷』面白かった。自殺した息子が遺した、デスバレーに指定した週に会いに来て欲しいという手紙が離婚した夫婦の元それぞれに届いたのをきっかけに、ふたりは数年ぶりに再会し、現れるはずのない息子が現れるという場所を訪れる、という話。 pic.twitter.com/5ZvCK5RzY4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
日本公開がまだ決まってないというのも納得の、魅力を説明しづらい内容なのだが、ネタバレにならないよう分かりづらく説明すると、韓国の『4人の食卓』のおどろおどろしい要素を最小限に抑え(リンチ的なギョッとする演出もあるが)、テーマをグッと前景化して全然違った結末を迎える、みたいな。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
本当に面白い作品なのでちゃんと公開してもらいたいということで、セールスポイントとして、力士好きや「クマさんみたいな男性が好き!」という淑女に向けて、太鼓腹、灼熱のため(気温50度。60度の時もあったらしい)大半をほぼ裸で過ごす巨漢ジェラール・ドパルデューの好演をあげたい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
イザベル・ユペールの演技も当然素晴らしかったんだけど、トークショーで目の前にいた彼女は、少女っぽさもありながら、大女優としての加賀まりこ感も同居していて、作品内とは違った魅力が炸裂。そのため冷静に演技内容を振り返ることができないw pic.twitter.com/vHfNNgouXD
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
監督はダニエル・クレイグ、もしくはプーチンっぽい、ギョーム・ニクルーなんだけど、『ミシェル・ウエルベック誘拐事件』撮った人なんだよね。こんなに面白い作品撮る人と知ってればイメージフォーラム・フェスティバル観に行ってたのに! pic.twitter.com/Nq9Qi8l5fr
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月25日
『クリーピー』前に座ってた老夫婦の女性の方が「あー嫌!あー嫌だった!」と、連れて来られたことを心底後悔していて、男性の方は取り繕うのに必死そうだった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
『クリーピー 偽りの隣人』 感想を書くのに何から手をつけたらいいのか分からないぐらい様々な要素が絡みあったり、積み重なったりしていて、これこそが映画として「豊かである」ということなのではないかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
ただ画的な豊かさには日本の郊外とかで撮ってるようでは限界があるので、これからガンガン海外で撮って頂ければなと。『ダゲレオタイプの女』も楽しみだけど、既に前田敦子を主役にロシアで撮った『Seventh Code』という傑作というか珍作もあるので、未見の方にはオススメ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
『クリーピー』は、とにかく西島秀俊のにやけ顏につきるでしょ。香川照之の怪演っぷりは『贖罪』での怪演も観てるので既視感があった(にしても、今作は水を得た魚のように生き生きとしてたけど)が、それと匹敵する勢いでイカれてる西島のイカれ描写を丁寧に積み重ねていく様こそ、むしろヤバい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
だからこそ、竹内結子の壮絶な叫びが効いてくるというか。香川のヤバさは天災みたいなもので、もう出会ってしまったらどうにもならない類のものだが(だから彼にコミュニケーション論みたいなものを持ち出しても無駄)、西島のヤバさはむしろどこにでも転がってるものだから、こちらの方がタチが悪い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
ちなみに香川が「えー!犬を躾るんですか!」と驚く名シーンは、「えー!〇〇も使わずに躾られるんですか!」的な意味が込められていたのではないかと推測。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
黒沢清の『悪魔のいけにえ』リスペクトに関しては、例のドアの件もあるけど、割と早い時点で視点が内部に移って手の内を明かしてしまい、観てる側をハッとさせるという構成までなぞっていて感動した。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
『クリーピー』も今話題の「バケモノにはバケモノをぶつけんだよ!」的作品だよね。ぶつける主体は存在しないけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
敢えてあげるなら、黒沢清監督?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月28日
まさかのホン・サンス フォロワーキタ! チャン・ゴンジェ、39歳。途中まで読んだけど、後は作品を観てから読もう。 菊地成孔の『ひと夏のファンタジア』評:言葉が浮かばない。今年前半で最も感動した、劇映画による「夢」の構造。 https://t.co/kbKGz4vwIU
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
『アバンチュールはパリで』 公開時はとにかく衝撃的な作品という感じだったけど、今観ると「あれ?こんなにシンプルな話だったっけ?」と多少印象が変わった。とはいえ、すこぶる面白いことと、でもさすがにちょっと長いという印象に変わりなし。 pic.twitter.com/KvFd27Dnfd
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
ホン・サンス作品はタイトルがストレートに作品の内容を語っていて(知ってる限り1番露骨なのは『今は正しくあの時は間違い』だと思う)、今作の原題が『밤과 낮』、英題『Night and Day』であることを知った上で観れば、今作が意識/無意識(夢)の話だと比較的簡単に気付くと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
まあ、初めて観た時の印象は邦題のせいでそのことに気づいていなかったが故のものだという言い訳がしたいだけなのだけれどw あと北朝鮮留学生の役ってイ・ソンギュンだったのね。今でこそ顔を見ただけで分かるけど、当時は知る由もなかった。今は名前でイ・ソンギョンとごっちゃになったりするけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
一応詐欺みたいな日本盤予告も貼っておくけど、中身はポスターみたいに、どうしようもないが故に、身も蓋もないリアルな作品であるのでご注意あれ。 https://t.co/iWalunqyD1 pic.twitter.com/c7iNLYjbu0
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年6月29日
映画備忘録「5月」
『風と共に散る』紛らわしいタイトルだが、巨匠ダグラス・サークの作品ということで俗に言うメロドラマ的展開を予想して観たら、アクロバティックな結末を迎えるサスペンス要素の強い作品で驚いた。某キャラが過度な抑圧の果てに金の模型を撫でまくるというオチには苦笑い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 1, 2016
『ガンマン大連合』「殺っちまおう 殺っちまおう 同志たちよ」と連呼するモリコーネ曲が耳に残る、アイアンマンとキャップのバディ物(?)。政治的で革命の苦さも説くところから、昨今のマーベル作品に近いマカロニと言っても過言ではないかとw https://t.co/eRoHy9sLHk
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 4, 2016
『ミスター・ノーボディ』大したストーリーもなくほぼ退屈な映像の積み重ねだけで、西部劇→マカロニの変遷、ペキンパーへの揶揄、そして終わり行く西部劇に対する鎮魂歌といった要素まで描き、最終的には何か凄いものを見た!という気にさせる前衛作。https://t.co/tkgROEgegL
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 5, 2016
『山河ノスタルジア』初ジャ・ジャンクーだったが、正直今作だけでは好きか嫌いか判断つかなかったので早速『世界』と『長江哀歌』を借りてきた。菊地さんがトークイベントで言ってたように、叙情的でないのは良いと思ったね。あとダンスシーンと火薬絡みのシーンは必見。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 7, 2016
出来たら18歳の自分に、自分の母より年上の60代の女性を抱けるか、と訊いてみたい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 7, 2016
『世界』全編通してうんざりするようなことしか起きないのが凄い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 8, 2016
『山河ノスタルジア』の1999年パートと2014年パートの間に『世界』を置いても、あまり違和感ないけど、当然『世界』自体には『山河』の2015年パートにあたるものがないので鬱屈した気持ちのまま終わる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 8, 2016
『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』前々から気になってたトミー・リー・ジョーンズ初監督&主演作。05年作だが、これが今年公開された作品だとしても余裕で年間ベストに入るような、フレッシュな感覚の傑作だった。比較するのもなんだけど『レヴェナント』より絶対こっちの方が面白い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
脚本は『アモーレス・ペロス』『バベル』などのギジェルモ・アリアガ。前半はテキサス国境地帯の田舎町を舞台にした不条理劇、後半は国境を跨いでメキシコへ向かう西部劇という構成で、ひとつの物語の中でふたつの時間が流れている感覚がある点で、やはり中南米文学的とも言えるかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
予備知識を何も入れずに観たが、前半で主人公(トミー・リー・ジョーンズ)の年下の友人であるメキシコ人を殺した犯人を追い詰めていく展開はあっさり解決され拍子抜け。結局どういったタイプの話なのか分からない宙ぶらりんの状態で最後まで行くと、これがどういう話なのかがきちんと明かされる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
そこに至るイニシエーション的展開を楽しめるかどうかで評価が分かれるだろうが、個人的には本作のテーマとフレッシュな話運びに感動した。初監督作にしてこのクオリティ(カンヌで主演男優&脚本賞)なのに、他の監督作2本が日本未公開なのはおかしいだろ!BOSSのCMよりそっちをなんとかして!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
レボン・ヘルム演じる盲目の老人のシークエンス、あそこはなんとも説明のつかない凄みがあってグッときてしまった。本作にはメキシコからの不法移民への差別というテーマがハッキリ扱われているのだが、特にここでの老人の言動はこの問題に対して示唆に富んだものとなっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
あとはバリー・ペッパーの体の張り具合がディカプリオと同等とか、ジャニュアリー・ジョーンズの超美人なのに無個性な感じが良いとか、モリコーネの弟子筋である音楽のマルコ・ベルトラミの作る曲を聴いてトミーが「レオーネはまだ健在か?亡くなったのなら眠らせとけ」ってダメ出ししたの最高!とか、
— ®_OM (@co2bjetdudesir) May 9, 2016
タイポグラフィが何気にゴダールとか、実は制作がヨーロッパ・コープでDVDにはノリが違いすぎるリュック・ベッソン制作のB級作のCMが多数収録されてるとか色々あるけど、とにかく『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』は傑作!ヤバい!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月9日
『親切なクムジャさん』狂ったバランスの作品で「なんじゃこりゃ⁉︎」な展開多めだけど、雪が舞う中クムジャが娘の許に駆け寄るシーンで「5億点!傑作!」みたいな、そういうとこある。 pic.twitter.com/JjYmLaHD5S
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月11日
『아가씨』 pic.twitter.com/NvL2iEXjAI
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月11日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル:ラテンビーツ」 https://t.co/FfPlcVtyiN
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル:ジャンヌ・モローを称えて」 https://t.co/waOyrYkkS6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル:お気に入りブラジル音楽 vol. 1」 https://t.co/35l1QNVsK6
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル:お気に入りブラジル音楽 vol. 2」 https://t.co/JtgXN4nQ2P
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
Alberto Iglesias『Julieta (Banda sonora original)』 https://t.co/HMs3Wf2X2O
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
"Julieta", la nueva película de Pedro Almodóvar - Trailer oficial https://t.co/VPbrRfPCAt
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
何故こんなにアルモドバル関連のプレイリストが充実してるのだろうか。 「ペドロ・アルモドバル サウンドトラック:ポップ、ディスコ&ダンサーズ」 https://t.co/YcAKXHsy8C
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
「ペドロ・アルモドバル サウンドトラック:バラード&ボレロ」 https://t.co/JpYwDrm8l1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月16日
映画としてのルックの良さが際立ってるわりに口を濁した感想しか見当たらなかったので、(コーエン兄弟にはそんなに思い入れはないのだが)これは自分で確認するしかない!と観た『ヘイル、シーザー!』 なんだよ、これ最高じゃん! https://t.co/R7tn7jGWkf
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月18日
大筋はシンプルな話なんだけど、そこに絡んでくる要素が多いから散漫に感じる人もいるのか?よくわからんけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月18日
俳優陣は元々好きだったジョシュ・ブローリンとチャニング・テイタム、さらに次期ハン・ソロのアルデン・エーレンライクが素晴らしかった。特に最近チャニング・テイタム・ウォッチャー化し始めてる身としては、またこういう役回りか!と思いつつも、当然の如くダンスシーンでの輝きっぷりに感動。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月18日
今回は(時代背景を考えれば当然)『マジック・マイク』タイプではなく、カネジュン先生などにオススメしたいタイプのダンスだったけどw 彼は当然わかってやっているはずだが、さすがにサービスしすぎなのではないかと思ったw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月18日
そもそも本作は、作り物、紛い物であるところの「映画」讃歌であって、50年代のハリウッドのスタジオを正確に再現することが目的ではないはず。当時どうであったかより、今の時代から見て、こうだったら面白いという「映画」的なシーンの方が重要だと判断したのではないかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月19日
今更ながら『アジアの純真』を観たけど、正直残念な出来だと思った。テーマに寄り添うならもっと緻密に、荒唐無稽な話にするならもっとぶっ飛んだアプローチをとるべきだったのではないかと。ただこれを観て、高校生の頃に自分も通学中たまにチョゴリの制服を着た学生とすれ違ってたことを思い出した。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月20日
当時の自分の認識は正直あの男子高校生と同程度のものだったと思うけど、俺が彼だったら、まあ彼女の行動は止めるよね。罪の意識があったら尚更。それじゃ映画にならなさそうだけど、止めた上で世界を変えるというアプローチを取るべきでしょ。それが結果、荒唐無稽な内容になろうと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月20日
深田晃司監督って『ほとりの朔子』の監督か!今気づいた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月23日
こんなに愉快な話、どうやって怖くするんだろ? 映画『貞子vs伽椰子』予告編 https://t.co/5kkMTT0SPV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
『ある結婚の風景』第5話 ユーハン VS マリアンの地球を揺るがす壮絶な対決が見物。ただ、女性に手をあげちゃ、ダメ、ゼッタイ! まだ未見の人は、第1話と今回だけ観ても「えー!こんなになっちゃうの!」という落差でむしろ楽しめるかも。 https://t.co/LgyDwkUSbB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
イザベル・ユペール主演作って何本公開を控えてるんだ?『愛と死の谷』、『アスファルト』、『Things to Come』、『Elle』、ハネケの次回作、ホン・サンスの次回作は主演ではないのかな?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
『ドニー・ダーコ』最高。これは『ある優しき殺人者の記録』の元ネタってことになるんですかね?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
Joy Division - Love Will Tear Us Apart [OFFICIAL MUSIC VIDEO] https://t.co/UK3vajPtcB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月24日
スタニスワフ・レム発、リドリー・スコット経由っぽい、S.ソダーバーグによる『ソラリス』、かなり良かった。ソラリスの「あの設定」のみを最大限に活かしながらもタイトに見せることに徹したつくりで、睡魔に襲われる心配なく最後まで観れた。Cliff Martinezの音楽も良かったし。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月25日
ソラリスのエッセンスを理解しやすいプロットになってるので、タルコフスキー版に尻込みしてしまう人にもオススメできるが、タルコフスキー版にあった得体の知れない凄みには欠けるので痛し痒しといったところか。決して悪くはないんだけど、主演がジョージ・クルーニーでよかったのかも微妙なところ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月25日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
[제7회 러시아.유라시아 영화제] 안드레이 타르코프스키 서거 30주기 전작전: 시간에 새긴 삶, 영화로 쓴 시 pic.twitter.com/gWBldgQ6Nr
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
키에슬로브스키 서거 20주년 특별전: 사랑과 존재에 관한 필름들 pic.twitter.com/Qmj4bc1q4O
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
A Hard Day's Night (1964) pic.twitter.com/6BHcZvEKp8
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
ダソムじゃん!あとタイトルが直球。『프랑스 영화처럼(Like a French Film)』 https://t.co/30QQKTYb29 pic.twitter.com/lJgKoYZqUN
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月26日
ドヌーヴ VS ユペール Beauties Presents WEEKEND CINEMA vol.7 https://t.co/dBMabri659
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月27日
『8 1/2』DVD特典映像のドキュメンタリー「ザ・ロスト・エンディング」(BSでやってた『ヴィスコンティ VS フェリーニ』も面白かったけど)でフェリーニの映画観を学んだ上でオリジナル劇場予告編を観たら、普通に泣いてた。やっぱり『8 1/2』が1番凄い映画かも知れない、なんて。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月27日
同じ年に『山猫』と『8 1/2』に出演したクラウディア・カルディナーレのイケイケっぷりたるや。片やマルチェロ・マストロヤンニは世界一のイケメンだし…… https://t.co/FSjFH8os2H
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月27日
映画秘宝でイ・ジュニク監督インタビュー。知的でロジカルな語り口が印象的だが、現場でユ・アインと写ってる写真では「永ちゃんファンで、バイクショップのオーナーやってます」みたいなルックスなのにはビックリ。「正反合」の話を聞くと、自然とイ・サン役であるソ・ジソブの演技への期待が高まる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
なんでスター扱いされてるのかよくわからなかったソ・ジソブだけど、『バリでの出来事』を観てガッツリ付き合ったあとだと、本作のラストを飾るイ・サン役と知っただけで「なるほど!」ってなっちゃう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
あと映画秘宝の杉作さんによる『ローリング・サンダー』推薦記事が素晴らしすぎて震えた。なるほど、そういうことならタランティーノがオールタイムベストにあげるのも納得だなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
【映画と生きる】「脚本は撮影の朝に書く」“韓国の奇才”ホン・サンス監督が特別講義 先入観から解放される「快感」とは - 産経ニュース https://t.co/ECip9TRe2j
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
ホン・サンス監督がおすすめする「僕の作品の原点になった映画」 - 韓国芸能ニュースはKstyle https://t.co/aHanFSBYYy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月28日
この記事を読んで「トルストイの無双っぷり凄いな!」となりトルストイに興味をもったが、いちから読む気力はなかったので、130分で知った気になれる、俺たちのキーラ・ナイトレイ主演の『アンナ・カレーニナ(2012)』を観てみた。 https://t.co/04ZBgnfwTh
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
結論からいうと、かなり面白かったし、おそらく原作を読んでも面白いのだろうということが伝わってくるぐらい映画としてよく出来ていた。長編を130分の内容に強引に収めてるので(テンポもめちゃくちゃ早い)原作ファンには名シーンを繋いだだけに見えてしまうかもしれないがこれはこれでなかなか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
作品の中にひとつの劇場を用意して、ほとんどの出来事がその劇場のセットの中だけで展開されるという演劇的演出が、個人的な好みのせいもあって最初鼻についたのだが、観てるとテンポの早さに合わせるように目まぐるしく場面が入れ替わるのに好都合なのだなと理解し気にならなくなった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
1870年代のロシアと1950年代英国?のデザインをミックスした素晴らしい衣装(日本の芸者のスタイルも取り入れてる)や、バレエを取り入れた社交ダンスなど、この作品ならではのアレンジは概ね成功しているのではないだろうか。突っ込むなら、そもそも英語喋ってる時点でアウトなわけだし。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
『エクス・マキナ』のアリシア・ヴィカンダーがキティ役で出てて拾い物って感じなのだが、とにかくキーラ・ナイトレイが素晴らしい。不貞の誹りもなんのその。フィジカルな愛に驀進しながらも、決してエキセントリックにはならないギリギリのところでアンナを演じきっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
原作のテーマ自体が現代においても有効なのかどうか、敬虔なクリスチャンではない自分にはよくわからないが、アンナが辿る悲劇的な末路に「彼女はヴロンスキーと出会ってしまったことで、そうせざるをえなかった」と同情的な視線も向けている分、現代的な解釈も入り込む余地があるのかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
出来ることなら、ベッキーに石を投げる人たちが、原作や今作をどのように評価するのか訊いてみたいところ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月30日
『ウイークエンド』 pic.twitter.com/rdZqPWhN1E
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年5月31日