映画備忘録「8月」
大田区民よ。アイツがあの「呑川」を遡行してきて、我々の生活圏内を次々と破壊していく、この得も言われぬカタルシス。これを味わえるのは日本中で我々だけなのだ。本作を見ない手はない!俺は泣いた! #シン・ゴジラ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
「ま、マジかよ!」と信じられない光景でゲラゲラ笑いながら泣き、3.11のあの悲惨な光景がフラッシュバックするような絶望的光景で泣き、最後は心の中でガッツポーズしながら嬉し泣きと、完璧過ぎるプロットにいいように弄ばれ、精神崩壊の危機を迎えながらもなんとか完走。死ななくてよかった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
ただ、ある意味完璧過ぎる作品なので、何かが残るような作品かと言われると……。帰宅して冷静になって思うことは「石原さとみを抱きたい」かなあ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
最高でしょ、石原さとみ。本作で「リアルな描写を心掛けていようが、これはあくまで作り物である」ということを担保する役割(だからこそ批判に晒されるのも織り込み済み)であり、物語上でも背負うモノが多い役にも関わらず、あくまで「作り物の中でのイイ女像」を見事に演じきってたからね。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 1, 2016
『八つ墓村』の山崎努による例のシーンの画ヂカラが凄すぎて、恐ろしいというより、その美しさに震えた。今見ても『シン・ゴジラ』級の破壊力ある。 https://t.co/ktWQp7BRBP
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 2, 2016
今流れてきた『シン・ゴジラ』ツイートが豪快なネタバレ案件でRTできないのだが、ど頭で張られた伏線の回収が弱いと思っていたことに、言われてみたらそうとしか思えない解釈がなされていて驚いた。つまりラストシーンでちゃんと伏線は回収されていたのだ。そう思うと、なんて恐ろしい話なのかと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 2, 2016
『シン・ゴジラ』もいいけど、本音を言えば『シング・ストリート』の方が観てもらいたい度は高い。 Up by Sing Street #lyrics on @musixmatch https://t.co/yDtyYtt0Kp
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 3, 2016
今の気分だと
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 3, 2016
① シング・ストリート
② ヘイトフル・エイト
③ ビューティー・インサイド(レンタル始まったよー!観てねー!)
同率③で シン・ゴジラ
真魚八重子さんが「本人は正気だと思っているが、気の違った映画」と紹介していた『八つ墓村』『真夜中の招待状』(ついでに『張込み』)を立て続けに観た。野村監督は単なる乗物ヲタ(特に鉄)の旅行好きで、本当に撮りたいのは旅先の風景なのではないかと思って観ると、さらにどうかしてる感が増す。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 4, 2016
『シン・ゴジラ』は、やっぱり他人にとってはイビツでも、庵野監督内では調和のとれた完璧な作品なんだと思うんだよね。ツッコミどころはあっても、突き詰めて考えると全て無化されてしまうような圧倒的な強度がある。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 5, 2016
ゴジラが出てこない『シン・ゴジラ』こと『日本のいちばん長い日』。面白いけど、本当に不快な描写が多かった。特に黒沢年男と天本英世の演じた軍人が、興奮しっぱなしで喚き散らしながら目がイっちゃってる感じとか、三船敏郎が切腹なんて古い様式に囚われて無責任に死んでいく様とか、本当に不快。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 5, 2016
終戦直前の8/12の時点でまだ、大西軍令部次長(二本柳寛)が「もうあと2000万!2000万の特攻を出せば日本は必ず、必ず勝てます!」と東郷外務大臣(宮口精二)に進言するシーンの醜悪さとか、本当きつい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 5, 2016
これは凄い…… 「ケンとカズ短編版」 https://t.co/HFzvibS9id
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月6日
『ヴィジット』何気に初シャマラン。めちゃくちゃ怖いし、最後は泣けるし最高じゃないですか!本編より凝った編集が施されているメイキングを観ると、あのタックルを決めたのはシャマラン自身であることが分かって、さらに泣けたw pic.twitter.com/ga2bqhVIHL
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月7日
別に作り手が意図したものではないだろうが、最初はこまっしゃくれたガキだなあと思っていた姉のベッカ(オリビア・デヨング)が、観ていくうちに実は超美少女であったことに気づくというのも、全く想定していなかった展開故に喜びも大きいw pic.twitter.com/3EhdVXkhMy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月7日
やっぱり、ベッカの1番感動的なシーンはここだよね。何故感動するのかは、ネタバレになるので言えないけど。 pic.twitter.com/FEiEFBlPqO
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月7日
East Coast Connection "Generation" https://t.co/ExrCE8hLsx
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 7, 2016
Warchild "Stand Tall" https://t.co/1GeA731XS3
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 7, 2016
『仮面/ペルソナ』男根のアップの映る、切れ味鋭いアバンタイトルと焼身自殺映像に面食らう。瞬間的に睡魔に襲われるほどの動きのないカットがあるわ、エロいわ、怖いわで、観終わったあとの印象は全く想定してなかった、エクストリーム・ムービーという感じだったw 完璧!最高!これぞ映画!
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月8日
仮に自分が映画監督で、この映画から何かパクるとしたら、いくつかある女優ふたりの顔が近すぎるクローズアップのショットでしょうな。唇が触れそうでやたらとエロいし、まるでふたりがひとりであるような錯覚に……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月8日
『ジェイコブス・ラダー』 劇中、”死を恐れながら生きながらえていると、悪魔に命を奪われる。でも冷静に死を受けとめれば、悪魔は天使になり、人間を地上から開放する”というセリフがあって、凄いこと言うなあと感心してたら、これが作品のテーマそのものだったので驚いた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月9日
#シン・ゴジラ pic.twitter.com/V3t6JMGH34
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
今日までとは知らずに『シン・ゴジラ』IMAX、2回目。やっぱり面白かったし、泣けた。これで評価は確定、あとはBlu-ray待ちという感じだが、ANI、KREVA、柳英里紗を見つけられなかったのが悔やまれる。前田敦子は声でわかった。 pic.twitter.com/33XrnNyRnH
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
あまり個々人のキャラクターに愛着が湧くような作品ではないけれど、カヨコ以外では、泉ちゃんと森 厚生省医政局研究開発振興課長(長い!)が結構好き。矢口はカッコいいけど、あれは付き合いづらいと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
竹野内豊って顔面の画ヂカラはあるのに、発しているセリフが気持ちから半拍ズレてるような違和感があって勿体ないよね、と。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月10日
『チェンジリング』作品の出来云々より、初見にもかかわらず何故かオチを知っていたことが怖かった。どこで知ったのか全く思い出せないw ちなみにこの『チェンジリング』にアンジェリーナ・ジョリーは出ません。 https://t.co/2ca6vv72uk
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月11日
そうそう、だからカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)は嘘臭い存在じゃないといけないのよ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月12日
『恐怖分子』 魅力的な人物が誰ひとり現れない(特に小物感あふれるケン・チョン似のアイツがボンヤリしすぎでイライラする)のに面白い。突出した脚本の力に震えた。 https://t.co/eDTnyapRJE pic.twitter.com/DoTjQeNT07
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月12日
観た後に、ヘルツォークとファスビンダーにやられて本格的に映画制作の道へ進んだ、というエドワード・ヤンのキャリアを知って、なるほどと思った。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月12日
誰がつけたのか知らないけど、とにかく『現実 対 虚構』ってコピーがよくない。「これ、全部虚構(空想特撮映画)だから!」という庵野監督のメッセージをぼやかしてしまっている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月13日
ここ数日『シン・ゴジラ』祭の裏で『仮面/ペルソナ』のことばかり考えていたんだけど、結論としては「アルマは存在しない」ってことでいいのだろうか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月13日
どんなに面白くても年間1位とかには絶対に選ばないタイプの映画。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月13日
町山広美さんがラジオで紹介されてた木下恵介 監督の『死闘の伝説』、めちゃくちゃ面白い。1945年夏、北海道の寒村を舞台にした紛うことなき日本製西部劇。画像を見てピンときた人は間違いなく楽しめる内容だと思う。 pic.twitter.com/wBnpHZZPR9
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月14日
ミニマルテクノのようにグルーヴするアイヌの口琴(ムックリ)のフレーズが、作品全体の緊張感を一定にキープしながら、同時に不穏なムードを生み出しているのが秀逸。戦場ではなく、疎開先の田舎で起こる惨劇を通して戦争の恐ろしさを描いていて、西部劇でありながら戦争映画である作りも凄い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月14日
ヘタすると「全て戦争が悪い」という生易しい結論に受け取られかねない結末だが、「非国民」や「売国奴」なんてヘイトを撒き散らしながら暴れまわる連中を「馬鹿野郎どもがお祭り騒ぎをしてる」と一刀両断している木下恵介の意図を慮れば、むしろよりきつい、シニカルな結末と捉えるべきなのだろう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月14日
磯野貴理子がシン・ゴジラを大絶賛 https://t.co/3ksX7yzdEa
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
石原さとみの英語がおかしいなんて作り手も百も承知なんだということに気づくかどうかなんだよね。でも「まだ日本はやれる!」なんて興奮してる人より、「石原さとみの英語のせいでのれない!」と憤ってる人の方が、監督の意図したものに接近しているという皮肉さw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
山戸監督、天才過ぎて言ってることの半分も理解できないことが多いけど、今回はテーマが恋愛に限定されてるので凄くわかりやすい! 「心の輪郭を教えてくれる恋は芸術になる」 『溺れるナイフ』山戸結希監督×佐久間宣行トークイベント https://t.co/ByyQZvrO6U
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
『豚が井戸に落ちた日』凄い!『下女』なんかと並び立つ、カルト映画認定されてもおかしくない強烈な作品。とにかくオープニングから不穏。豚も、井戸も出てこない。キャリア最初のベッドシーンが女性の足の指をしゃぶるところから始まるとかヤバイ! pic.twitter.com/gpmq13L8nG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
長編デビュー作だからか、いつも以上に何も起こらないなあなんて、鷹揚な態度で温かく見守っていたら、とあるポイントで、ホント冗談抜きで固まってしまった。俺は今まで、ホン・サンスのことを何もわかっていなかったのかもしれない。 pic.twitter.com/gRtIUGqyvG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
本当にどうでもいい役をあの名優ソン・ガンホ(彼にとってもデビュー作?)が演じているのが逆に新鮮。あと、20年前の作品とはいえ、いくらなんでも映画全体の質感が古すぎるのもひっかかる。タランティーノ的に敢えて、という可能性も。 pic.twitter.com/ysXSTMZQ7r
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
ホン・サンス作品は『映画館の恋』以外、現状観れる作品は全部観てしまったので、現在積読状態の四方田犬彦の大著含め、本格的にブニュエルに挑むべき時が来たのかと。『豚が井戸に落ちた日』はそんな俺の背中を押してくれる作品だった。 pic.twitter.com/eeMVukWnrc
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
予告編がめちゃくちゃ秀逸なのでどこかに上がってればと思ったんだけど、確認できず。あと脚本がホン・サンスも含めた5人の共作と知って驚いた。 pic.twitter.com/dXSt9TrJ7H
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月15日
『太陽を盗んだ男』噂通りの傑作だった。あの頃のジュリーは日本の宝であり、菅原文太はゴジラより恐ろしく、カヨコ級にぶっ飛んだキャラを演じた池上季実子は石原さとみばりに可愛かった。クライマックスの舞台が『シン・ゴジラ』と同じなのヤバい。 pic.twitter.com/6MUDZIS1Jx
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月16日
件のレナード・シュレーダー(ここではシュレイダー表記)、原案と脚本にクレジットされてた。脚本は長谷川和彦 監督との共作。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 16, 2016
『シン・ゴジラ』興奮ポイントのベスト5には入る。『東宝映画作品』のロゴ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月16日
ニューヨーク映画祭のプログラマー「ホン・サンス監督の作品は映画史上、他のどの作品とも違う。すべての映画は日常の破片に根拠しながら、それ以前の映画の色彩、影響、事件から有機的に成長したように見える……」 https://t.co/THal6Vwwgj
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
前作『今は正しくあの時は間違い』が集大成的内容で、次はどうするのかと思っていたら主演女優との不倫スキャンダルを起こすという、作品内容を地でいく真性の映画監督ぶりを発揮してくれて感動したけど、こうなると次は新しい手を打ってくるのではないかと期待。予告編見ただけじゃ何も分からんけどw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
『複製された男』めちゃくちゃ面白い。これをつまらないと言ってる奴らの気が知れないわけだが、そんなことは今直面している問題と比べたら瑣末なことだ。ああ、なんてこった!妊婦役、サラ・ガドンのあまりの可愛さに気が狂いそう…… pic.twitter.com/yg24u347Qo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
『マップ・トゥ・ザ・スターズ』や『コズモポリス』(クローネンバーグ親子!)、最近だと『ロイヤル・ナイト』でエリザベス女王を演じてたりと、作品ごとにガラリと印象を変えるタイプみたいだけど、『複製された男』の彼女の可愛さは突出してる。 pic.twitter.com/BWBNmJgMES
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
同じドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』のエミリー・ブラントを見た時にビンビン来てたものが一体なんだったのか、『複製』を観たことで朧げながら分かったような気がする。どこかで監督に会えたら一言「分かるよ」とガッチリ握手したい。 pic.twitter.com/59uBgX0cjm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
『複製された男』 駄目押ししておくと、本作はメラニー・ロランも出ていて、サラ・ガドンとメラニーに主演はジェイク・ギレンホール、このメンツだけで2兆点は叩き出してると思うので、見ない手はないと思う。 pic.twitter.com/ahSRI3vBZd
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月17日
ブニュエルの『エル』を再見。足フェチで利己主義でパラノイアの童貞中年オヤジが発狂する様を見ながら『グリーンバーグ』のことを連想し、足フェチといえば、と『豚が井戸に落ちた日』のことを連想してしまう。作品自体の恐ろしさに加え、ドグマとして存在するブニュエルを確認してさらに震え上がる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月18日
『レディ アサシン』 このタイトルでアーシア・アルジェントが気前よく脱いでくれるとなると、リュック・ベッソン、ヨーロッパ・コープ系B級アクションを想像してしまうが、実のところ監督はオリビエ・アサイヤスで原題『BOARDING GATE』という、一筋縄ではいかない奇妙な作品だった。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
構成要素はホラー好き、アジア映画好きという監督の特性を活かしたものに見えるが、如何せんカイエ・デュ・シネマ出身ということもあって、きちんとジャンル映画に徹することは出来ておらず、逆に監督の特性が奇妙な捻れを引き起こしてしまっている。 pic.twitter.com/4pjj5Azmzh
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
ジャンル映画にありがちな「アジア人を悪人扱いし過ぎじゃない?」という懸念も、マギー・チャンと結婚していただけあって、実は意外にちゃんと描いていて、「悪人かと思ってハラハラしていたらそうでもなかった」的肩透かしをくらう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
『ロスト・イン・トランスレーション』を意識したのか、話の筋とは一見全く関係のないように見える、中途半端にリアルなカラオケシーンがあって緊張感を削がれるのだが、ラストのオチを知った後だと全く意味がないとも言い切れず、かといってなくても問題なかったのではないかという感じで、正直困る。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
吹っ切ろうとしている男の前で「あなたと離れると頭が冴える。考えるのよ、将来の事を」なんて、あなたの前ではどうしてもあなたに耽溺してしまうということを逆説的に語った気の利いたセリフがあって感心するが、その後このセリフは「だったら回収しなくてもよくない?」というレベルで回収されるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
万事がこの調子。Aを得るためにまっすぐ進めばいいところを、監督が拘りを見せるBという要素が横入りしてきて軌道がズレた結果、Cに辿り着いてしまうといった感じ。そのため結局何が言いたいのかよく分からないという事態に陥ってしまっているが、まあそれもまた一興と楽しめる人ならお勧めできるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
オープニングクレジットで「Kim Gordon」とあったので、どこかで見た名前だなあと思っていたら、あのソニック・ユースのキム・ゴードンが出てきた。役者をやってるなんて知らなかったので驚いたが、結構重要なキャラの割に出て来るのが遅すぎて結局何者だったのかハッキリしないまま終わるw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
ちなみにオリビエ・アサイヤスとソニック・ユースは元々付き合いが長く、『レディ アサシン』の前には『NOISE』というソニック・ユースのドキュメンタリーを撮っている。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
オリビエ・アサイヤスの事を全く知らなかったので、他にも『レディ アサシン』の音楽がブライアン・イーノだったり、現在の奥さんがミア・ハンセン=ラヴだったりと、調べてみて「えっ!」となる要素多し。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
『レディ アサシン』 こんなご機嫌なアーシアは拝めないが、普通の映画で見れる平均的なSM描写からすると、結構突っ込んだハードなプレイをするアーシアは拝めるぞ! pic.twitter.com/ZtUMnjtkfY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月21日
アーシアの首に「23」ってタトゥー(MJファン?)が入ってて、『アルファヴィル』のアンナ・カリーナ的な作劇上の演出かと思いきや、ガチのタトゥーだと知って驚き。タトゥー好きだけど、さすがにこれは演出上ノイズになっちゃってると思ったw pic.twitter.com/l0FbuG7NzJ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
『ジャッキー・コーガン』 面白い。原題は『Killing Them Softly』。日本の予告編は「本編の内容を踏まえた上で、敢えて詐欺行為を犯している」と鼻で笑えるような人でない限り見るのをお勧めしない。 pic.twitter.com/iKJLBOl3VZ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
正直、上記のポスターもかっこつけ過ぎだと思う。作品を観た後でバッチリきたポスターは、猛烈にダサいこれw pic.twitter.com/RfjIzmvBdm
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
とにかく「つまらない」という評価ばかり目立つ作品だけど、これは「アメリカ自体が腐りきっちまって、ギャング映画の中のチンピラどもの質まで下がっちまった」という趣旨の作品なので、その反応は織り込み済み。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
でないと、ミッキーというキャラとの件が、作品のバランスを壊すほど長いことに説明がつかない。タランティーノ作品好きでも「会話の内容が下衆すぎる」と匙を投げそうな最底辺の会話が延々と続くので、苦行と取られかねないが、そこは耐えて欲しいw pic.twitter.com/l7bphECucs
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
その苦行を耐えられたら、オバマの選挙演説で幕を開け、オバマの大統領就任演説(両方本物)で幕を閉じるというこの作品(2012年公開)の皮肉な告発が、腹にズシンと響くはずなので。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
ファンメイドポスター? pic.twitter.com/2szrvPewvH
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月22日
ドゥニ・ヴィルヌーヴが続編撮るっていうんで初めて『ブレードランナー』観たけど、なんだこれw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月23日
『Boys Don’t Cry』な100本
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
※ タイトルに深い意味はない
※ 順位なし
※ 今年の作品は除外
※ 80本しか選べてない(気が向いたら追加&改訂) pic.twitter.com/wJ5tm5tXq8
『Boys Don’t Cry』だからってわけじゃないけど『CURE』忘れたw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
칠수와 만수 Chil-su and Man-su (1988) https://t.co/haLKTm7l0Z
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
화녀 Woman of Fire (1971) https://t.co/n2ImhMoWPw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
『豚が井戸に落ちた日』もある。 돼지가 우물에 빠진 날 The Day a Pig Fell into a Well https://t.co/YfmkEO9yBl
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月24日
『灼熱の魂』ドゥニ・ヴィルヌーヴが鞘から刀を抜くと、こんなに恐ろしい映画を撮るのかと心底震え上がった。『プリズナーズ』や『ボーダーライン』なんて可愛いもんだなと。十中八九、気分が悪くなると思うので覚悟して観て頂きたいが、救いはある。 pic.twitter.com/vqscaiJFN7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月25日
あとドゥニ・ヴィルヌーヴは本作でゴダールを意識していたのだろうか?ってのがあるけど、それより言及しておきたいことはやはりこのラインだよね。前2枚が『灼熱の魂』のメリッサ・デゾルモー=プーラン。 pic.twitter.com/bC3m63UAT1
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月25日
ちなみに最新作にあたる「巨大なばかうけ」とのコンタクトを描いたと言われてる『Arrival』のエイミー・アダムスはこちら。『ブレードランナー』の続編にもこのラインはねじ込まれるのだろうか…… pic.twitter.com/GdB6fCUDh9
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 25, 2016
『灼熱の魂』のオープニングがアップされていたので。あのバンドのMVとかじゃなくて、まんまこれがオープニングです。 https://t.co/y7D8nQ9vsB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月25日
『ケンとカズ』 ポン・ジュノ、ナ・ホンジンなど韓国の監督に影響を受けたことを公言する日本の監督がついに現れたよ、皆さん。新人とは思えない、効果的な演出法を知り尽くしたような手練れっぷり。韓国映画だけに限らず、ドゥニ・ヴィルヌーヴなんかまで射程に入った新たな才能の登場に心底震えた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
ただこの作品の感触に近いのは『殺人の追憶』でも『チェイサー』でもなく『新しき世界』なんだよね。個人的には韓さん、西森さん、カネジュンさんあたりに是非観てもらいたいと思った。とりあえずどんな作品か知りたい方はこちらをどうぞ。 https://t.co/HFzvibS9id
— ®_OM (@co2bjetdudesir) August 26, 2016
と、短編版を観てもらった上でちょっとネタバレするので、少しでもネタバレされると烈火のごとく怒るような人はこの先を読まないで下さい。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
今公開されてる『ケンとカズ』長編版の内容は、先程の短編版とほぼ同内容です。ただそれを知った上で観てもなんら問題ありません。むしろ短編版を観てから長編版を観た方が、長編版を撮るにあたってどれだけブラッシュアップの作業を繰り返したかが窺えてグッときます。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
と言ったそばからひっくり返すようなことを言うと、ケンとカズのキャラクターが長編版では入れ替わってるにもかかわらず、カズを演じてるのはカズの役者のままだったりするので、短編版を観てる人はカズが出てきた瞬間「え!同じ人?」と驚くこと必至 pic.twitter.com/CdFLW1WqwS
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
個人的には、ケンに追加された子を身籠ってる奥さんの存在がグッときた。子供の名前を何にするかというやりとりの、まるでふたりが存在する空間が世界の全てとでも言っているかのような空間の狭さと、二人の距離の近さ。とにかくリアル。あと別のシーンだけど、奥さん(早紀)の横顔が美しいw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
ケンと早紀の関係だけでなく、作品全体が、まるで外の世界など存在しないかのような閉塞感に包まれていて、とにかく息苦しい。そんな中でケンとカズが迎える、短編版とは違う結末に涙するのは、むしろ……といった感じでしょうか。「もう終わりかよ」ってカズのセリフで思わず落涙してしまったw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
やばくない?『セブンス・コード』だよ?トニー・スコットも入ってるしw やっぱり蓮實重彦しか信用できないw あと、タランティーノ作品で『デス・プルーフ』以外を選んでるやつは論外w https://t.co/9YAnUMYQB3 pic.twitter.com/NkX1NC2xBe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
「『セブンス・コード』だよ?」ってのは、「信じられない!」という意味ではなくて、蓮實重彦が本気で『セブンス・コード』を評価していることは知ってた上で、そのことにブレがないことを驚いてる。 https://t.co/54cJYenhPG
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月26日
NWRの『プッシャー』トリロジーは、2が1番感動的で、3が1番酷くて面白いという印象がある。 https://t.co/QHzpMNTSAS
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
『愛の地獄』本当に厭な映画!妻ネリーが浮気をしてるのではないかと疑心暗鬼になり、精神が崩壊していく男ポールの姿を描いた作品で、無条件に愛情を注いでくる妻の好意には目を背け、お前浮気してるだろ!と追い詰めるポールの気持ち悪さたるや。 pic.twitter.com/NGyQ0wm9RS
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
ただ、最初に画面に登場した瞬間から、圧倒的な性的魅力を全方位に放ちまくるエマニュエル・ベアール演じるネリーを前にしたら、彼女の浮気を心配して疑心暗鬼になってしまうポールのことを「愚かだ」と切って捨てることは、俺には出来ないなと。 pic.twitter.com/LRdNrQM9br
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
っていうか、シャブロルの底意地の悪さがハンパなくて、ネリーは浮気せずにポールのことを愛してるのだけれど、100%浮気してないとは断言できないように、ネリーの不審な行動に対する釈明は意図的に描かないんだよね。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
だから観てるこちらも、「え?してるの?してないの?」と宙ぶらりんの状態にされることで、「ポール、あんたおかしいよ」と思いつつも、ポールに同情してしまう余地が残されているので、作品全体の緊張状態は維持され続ける。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
ただ決定的にふたりの関係が壊れた瞬間からの展開は、ポールのネリーに対するDV描写がこれでもかというぐらい執拗に続くので、なんか「ドロドロした恋愛モノ」みたいな興味で近づくのは決してオススメできない。本当に気分が悪くなるので……
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
一体何のための映画なのかよく分からないんだけど、オープニング・クレジットの出方が変とか、舞台である湖畔のリゾートホテルの上空を戦闘機が爆音で飛んで行くとか、虫の羽音が異常にデカイとか不穏な要素が至る所に散りばめられていて、そういう演出をキツいと思いながらも楽しめる人にはオススメ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月27日
『結婚前夜~マリッジブルー~』結婚直前の4組のカップルがそれぞれに抱えてる去勢不安をテーマ(なので一般的なマリッジブルーとは趣が違うかも。経験ないので知らんけど)にした結構ムチャクチャなコメディだけど、やはりこの手の韓国ドラマの脚本の強度は驚異的で、最終的には感動させられてしまう
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月29日
そんなにセックスが重要か?ってぐらい、セックスにまつわるエピソード(メタファーとかではなく、マ・ドンソクはウズベクの超美人との結婚を前にして勃たなくなるw)が多いのは善し悪しだけど、最大のメッセージが「一度きりの人生、生きたいように生きろ!」ってのは悪くないと思う。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月29日
『三人の女』 難しい!俺はピンキーとウィリーが入れ替わったんだと思ってた。あとミリー(シェリー・デュヴァル)のパーティー観が沢口靖子と変わらないのウケる。写真は撮影風景。 pic.twitter.com/gNRG1MxbRB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2016年8月30日