映画備忘録「2017年1月」
今年最初の映画(去年の元日に観たのは『クリード』)ということで景気付けに『東京流れ者』を再見。任侠x007xアングラのミックスである上に、強烈な映像センスとセオリーを無視した作りのせいで、真剣に観ててもどうしたって意識が飛んでしまう恐ろしい映画。1番印象の近い作品は『サスペリア』 pic.twitter.com/3RUClI3XAr
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月1日
『ミューズ・アカデミー』のこの問答、既視感あるよなあと、ジョンヒョンの例の騒動を読み返す。 「見きわめる目と傾ける耳」を持ったアイドル、SHINeeジョンヒョンとフェミニストとの対話(韓東賢) https://t.co/DN5B9Ox4U1 pic.twitter.com/QKSURyocYd
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月5日
『去年マリエンバートで』 睡魔と闘いながらも「こんなに面白い映画があったのか」という感想を抱かせる蠱惑的な作品。元祖マネキンチャレンジのような映像に戸惑ったり、時系列がグチャグチャ(実はさらに一捻り加えてて厄介)なので混乱したりするが、巷間言われる程難解な作品だとは思わなかった。 pic.twitter.com/89eQnjdlv4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月7日
あのスタチューの解釈に関するやりとりがヌーヴェルヴァーグっぽくて痺れるんだが、このシーンが本作を理解するヒントになるのかな、なんて。 pic.twitter.com/awXB4K2NCv
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月7日
『欲望のあいまいな対象(Cet obscur objet du désir)』何度観ても面白い。フェルナンド・レイ演じる老紳士が18歳の小間使いに惚れ込んで追い回すんだけど「セックスだけは絶対にイヤ!」なんて頑なに拒否されて、悔し涙を流したりする映画。 pic.twitter.com/Cy3mbKTzIo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月8日
実はちょっとしたギミックがあって、それを知らずに本作を観たらどうなるのか興味があるので是非観てほしいんだけど、DVDのパッケージにも書いてあるようなことなので全く知らずに観るのは難しいかも。まあ、当然知ってても面白いんだけど。ホン・サンスが好きな人にとっては間違いない作品。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月8日
菊地さんがまた韓国ドラマの『密会』を「凄まじい音楽と性愛の作品」と激推ししている。最近チェ・スンシルと娘の顛末を予言していたドラマとして取り上げられたのには笑ったが、そんなこととは関係なく、ドラマのクオリティ自体最高なので観て欲しい。https://t.co/If68Q89P5i
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月9日
ほんと『密会』と『大丈夫、愛だ』を超えるドラマがあったら誰か教えて欲しい。『逃げ恥』も『The OA』も良かったけど、やっぱり違うんだよなあ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月9日
『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』再見のはずなのに全く内容を覚えてなかった。序盤は酷い!とか言いながらゲラゲラ笑って観れるのだが、途中から、しょっちゅう悪夢にうなされてる人間としては身につまされる内容になってきて全然笑えなくなる。ブニュエル最初の一本にこれを選ぶのはオススメしない。 pic.twitter.com/ESoVGdNR1Z
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月10日
『小間使の日記』成瀬を観まくった後に観ると、なんとなく共通点が見出せて面白かった。ジャンヌ・モローと高峰秀子が被ったり、男がみんな気持ち悪かったり、人があっさり死ぬ感じ(本作の死に方は本当にドン引きするけど)あたりに。ちなみに本作と関係ないけどレア・セドゥ版があるの知らなかった。 pic.twitter.com/QLXYXa7197
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月10日
『怒りのデス・ロード』ブラック&クロームエディション最高!白黒の名作群と並べても違和感のない画になったのもあるし、とにかく汚れてる箇所と「白」が際立つ。なかでもフュリオサの美しさは格別で、慟哭のシーンでは『裁かるゝジャンヌ』のルネ・ファルコネッティと重なった。 #utamaru
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月13日
『ネオン・デーモン』みたいな極彩色豊かな作品を観た後に観たので、ぶっちゃけ序盤はカラー版に比べ情報不足みたいに見えたんだけど、慣れてくると逆にそのことで核となる情報が浮かび上がってくるというか。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月13日
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』7回目だけど、新しい発見といえばフュリオサとマックスの関係のセクシーさね。恋愛関係にしなかったのが偉いとか言われてるけど、2人の信頼関係には下手な恋愛映画を観るよりグッときたし、正直、2人の息の合った連携プレーで3回ぐらい泣いた。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月13日
あ、『ネオン・デーモン』は今年のベスト入り確定です(あっさり)。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月13日
なんで『ネオン・デーモン』制作の際、インスピレーションを受けた曲を集めたコンピのジャケがこのデザインなのか、ようやくわかったというか。 pic.twitter.com/Gz8DewP2Xe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月13日
『ネオン・デーモン』国によってはR18+になってるみたいで、どこが引っかかったんだろうと思って観てたら後半を観て納得。ていうか、むしろうちの国はR15+でよかったのかとすら思った。R15+だった『デスロード』が白黒になってPG12になってるのも含め、基準がよくわからん。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月14日
薄っぺらいことなんて百も承知なんだよ。挫折を知ってるものが「こいつは消化できなかったみたいだけど、私はやってやる!」と手を出してしまうところに歪んだワンサゲイン感を感じてグッときた。でも、その先に更なる修羅の道が続いていくこともわかっているからこそ、エンディングで泣けてしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月14日
初めてSIAを良いシンガーだと思った。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月14日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月15日
どっちかというとこっちなのでは。ナスターシャ・キンスキーが可愛過ぎる。 https://t.co/SrIwpalqGC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月15日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月15日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月15日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月15日
レフンの『ブリーダー』で流れるやつ。ちなみに左は去年の大晦日に観たやつでもある。 pic.twitter.com/pkewY0d1bA
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月15日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月15日
何故NWRにはこういう企画が多いのか。 https://t.co/xR6vGDDi4Z
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月16日
出てくる本。 pic.twitter.com/1TnLOLbq7d
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月16日
祝『ネオン・デーモン』ヒットの裏で、『ブリーダー』がいかに素晴らしい映画かを伝える術を模索中。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月17日
エル・ファニングの笑顔がキュート過ぎる!(本編映像が結構流れるので、未見の人は注意) https://t.co/s2180DcxVz
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月18日
『アメリカン・スリープオーバー』良い。超良い。めっちゃ良い。超弩級の傑作。『The Myth of the American Sleepover』と書いて「10代の神話」と読む、みたいな。俺は『イット・フォローズ』より断然こっちの方が好き。 pic.twitter.com/iImeUwGU2k
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月18日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月18日
立て続けに『アメリカン・スリープオーバー』2周目。最高。最高だ。 pic.twitter.com/Nm0exQDgIA
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月18日
マジかよ。 pic.twitter.com/aUkuUIc1Fo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月21日
『蜘蛛巣城』凄い。『マクベス』と「能」の混交により生まれた、全編不穏で(主演は三船なのに)薄ら寒いという、黒澤明による怪奇映画。テンポの悪さは能をベースにしてるせいだろうが、徹底的に作り込んだ画をじっくり見せるというスタイルは『ネオン・デーモン』まで通じる怪奇映画の伝統ともいえ… pic.twitter.com/m7uwjj3AnB
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月22日
『哭声』凄い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月24日
『哭声』途中まで何の映画かわからない、最後まで観てもそれほど怖くない……のに気づいたら手汗びっしょりになってることが心底恐ろしい映画というか。とにかく凄い。ナ・ホンジン作品で初めて心から好きだといえる作品だった。 pic.twitter.com/UFINhjN1q7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月24日
神は沈黙しない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月24日
國村隼も褒めてたチョン・ウヒ良かった。『ビューティー・インサイド』にも出てたらしいけど、『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』の人なのね。『ハン・ゴンジェ』は腰が引けてなかなか観る気になれないのだけれど、観てみますわ。 pic.twitter.com/FaszX3dJAN
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月24日
ファン・ジョンミンはファン・ジョンミンだった。同じく國村隼も國村隼なんだけど、それ以外のキャスティングが思い浮かばないぐらい役にハマってるんだよね。主役なのにティーチインでは全く名前のあがらなかったクァク・ドウォンも最高だし、端役まで含め、この並びになった時点で勝負あった感ある。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月24日
ウォン・カーウァイ再評価みたいな流れ来てる? Under the Influence: Barry Jenkins on Wong Kar-wai https://t.co/6fZOnjbuTe
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月24日
『マグニフィセント・セブン』はあまり期待せずに、もしも『イコライザー』のあいつが『七人の侍』の志村喬(ユル・ブリンナーでもいいのかもしれないけど『荒野』は観てないので)だったら……ぐらいのノリで観るのが吉だと思う。いっそドアのシーンをもう一回やってくれたらという気分にすらなったw
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月27日
『マグニフィセント・セブン』を観ると、西部劇って撮るのが難しいんだなぁとつくづく思ってしまう。『ヘイトフル・エイト』は素晴らしいけど、あれ(『ジャンゴ』も同様)は西部劇の皮を被った別のジャンルの映画だし。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月29日
そう考えると『3時10分、決断のとき』は本当によく出来た西部劇だなぁと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月29日
アレックス・コックスの『レポマン』を観たら、レフンと同じ気分になった。 https://t.co/GjJa5nOfXa
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月30日
ハリウッド出入禁止 要注意映画監督アレックス・コックス https://t.co/F0q2Evf5Sy
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月30日
で、新作『TOMBSTONE RASHOMON』は完成したの? https://t.co/k0KBNILbpf
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月30日
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月30日
『フランケンシュタインの逆襲』 毒々しいカットの連続で良かった。ラストショットの切れ味もハンパない。…ギロチンだけに。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年1月31日