映画備忘録「2017年7月」
現実にもこういうこと言う人いるよなあと。 #華氏451 pic.twitter.com/UegGtGdn1d
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月1日
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やっていることは酷い(本を焼く)のに、なんか愛らしい消防士の皆さん。 #華氏451 pic.twitter.com/azRFUIp8Ng
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月1日
『華氏451』 ニコラス・ローグって関わってるの撮影だけなの?ってぐらいニコラス・ローグ色が強いと思った。音楽はバーナード・ハーマン、監督はフランソワ・トリュフォー。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月1日
この中で新しさを感じたのは『ありがとう、トニ・エルドマン』『パーソナル・ショッパー』『20センチュリー・ウーマン』『Raw』『メッセージ』『ジャッキー』あたりかなと。何を新しいと感じたかはそれぞれ違うけど。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月2日
Mint Royale「Blue Song」feat. Noel Fielding, Julian Barratt, Nick Frost and Michael Smiley. Directed by Edgar Wright. https://t.co/ozwiheBmWo
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月2日
『海辺の生と死』って島尾ミホの話だったのか! しまおまほの祖母をモデルにした女性を満島ひかりが演じるって凄いなあ。 https://t.co/PHKkoFSwR4
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月2日
『ありがとう、トニ・エルドマン』 娘が自分を心配しているうざい父に絡まれることで自分の役柄から解放されるというと一見能動/受動の関係に見えるけど、実は娘が寂しい思いをしていた父を構ってあげていたり能動的に父を利用している場面もあって、これは能動/中動で理解すべき作品なのではと。 pic.twitter.com/u03Gf7hhtv
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月3日
『ミニミニ大作戦(The Italian Job:1969)』 イケイケな頃のマイケル・ケイン、クインシー・ジョーンズ担当の音楽、終盤20分で見られるフチコマのようにミラノの街を爆走するミニ・クーパーの勇姿は素晴らしいが……と肯定的な感想はこれが精一杯といったところ。 pic.twitter.com/SkNGhX8pPi
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月4日
他人の国まで来て散々暴れまわった挙句ゲラゲラ笑ってるってさすが大英帝国!と思っていたら、その蛮行の数々を回収するとんでもなくナンセンスなオチが待っていて、英国人のセンスは理解し難いという思いが改めて強化されるタイプの映画だった。 https://t.co/JuLKeGKtVt
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月4日
『ブリット』 スティーヴ・マックイーン演じる警部補が延々とこれといった手柄を立てることも出来ず、ひたすら根性で敵を追いかけるという作品で、観る側もそれに付き合う胆力がいるので万人には勧めづらいのだが、超弩級のカーチェイス・シーンがあるのでマッスルカー好きには文句無しにオススメ。 pic.twitter.com/DKFbt3s7VC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月5日
後半セリフがグッと減ってサイレント映画みたいだとか、後味が『新幹線大爆破』みたいだったり、ロケ地が同じサンフランシスコだからというのもあるが、よくよく考えてみるとコレ、実はピーター・イェーツ版の『めまい』なんじゃないかと思ったりと、後から色々気づくこともあって楽しい。
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あとラロ・シフリンによるクールな音楽が最高! https://t.co/mCpNvpnONV
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月5日
流れ流れて『ライフ』を観ることにした。今年の『パッセンジャー』枠第2弾として、あまり期待してないけど期待してる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月11日
『ライフ』 噂通り『エイリアン』ミーツ『ゼロ・グラビティ』という感じのプロットだったが、日本における観る側のコンディションとしてヒアリの日本上陸という恐怖を抱えていることで、作り手が想定している以上に嫌な後味を残す作品となったのでは。でも、キモはそこじゃない。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月11日
『ライフ』の新味は、時折猫ひろしに見えるジェイク・ギレンホール演じる主人公のデビッドが「地球にそんなに帰りたくない」キャラクターであることで、そこをどう拡げるかが本作のキモだと思う。それを前提にあのオチをどう捉えるかが評価の分かれ目なんだろうなと。 pic.twitter.com/iKAVY2aqyD
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月11日
『ライフ』 自分はどちらかというとデビッドよりの人間なので、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ https://t.co/LbGAitVew7
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月11日
逃れようとするものからは逃れられないというか。世の中、そんなことばっかりだよ。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月11日
『ヴァレリアン』 キマッちゃってるところに何故か学会員のハービーまでいるんだからワクワクが止まらない。 https://t.co/U57ukZ34LD
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月11日
『羊の木』を映画化するの吉田大八監督なんだ! なら絶対間違いないじゃん。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月12日
ラジオで粗筋を聞いた時、吉田大八監督が得意そうなテーマだなと思って、もしかしたらと検索してみたらやっぱり吉田監督が映画化すると知りガッツポーズ、みたいな。 pic.twitter.com/G35WbqUCQp
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月12日
ツイン・ピークスを放送開始から27年後に観始めると、ネイディーン・ハーリーが松居一代にしか見えなくて辛い。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月12日
画だけ見ると結構面白そうなアン・ホイ監督の『明月幾時有(Our Time Will Come)』。日本占領下の話らしいけど、漢詩から引用したと思われるタイトルが美しい。 https://t.co/uIrB8ndq5w pic.twitter.com/1zc5BfHmhk
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月13日
『トランザム7000』 ひとことで言えばコメディ版『バニシング・ポイント』。やっていることは一緒なのに『消失点』のような高尚さは皆無なので舐められそうだが、こちらの方が抜けがいい分「午後ロー」ノリが好きな人はこっちの方が好きかも。 https://t.co/RJ8QGDANXC
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月16日
今の視点から観るとバート・レイノルズ(バンディット)とサリー・フィールドの恋愛要素はいらないようにも見えるが、この粋なやり取りのためだけにもカットするわけにはいかず。流れで観ると、気持ちは通じ合っててもふたりには共通点がないと嘆くサリーに対してバートが発したセリフが結構刺さる。 pic.twitter.com/NIUJhb0Onn
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月16日
それは本作がアメリカ南部を舞台にしているから(テキサス州東部のテクサーカナからジョージア州アトランタまでビールを密輸する話)なんだけど、その反面バートが乗るトランザムのナンバープレートがこんなだったりもして、事情が分からない人間を混乱させてくれる。 pic.twitter.com/AsOXbe4Jeh
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月16日
ジョエル・エドガートン監督&脚本&出演のスリラー『ザ・ギフト』が憎らしい程によく出来ていてヤバい。アクションで語るという大原則や、張り巡らされた伏線を丁寧に回収していくという徹底的に基本に忠実な作りでありながら、とても初監督作とは思えないほどに洗練されていて圧倒された。 pic.twitter.com/CyxjrqzFXt
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月17日
上映時間108分の間に語りたいことを過不足なく詰め込んだ上に、ど頭に張った伏線をラストに回収することで綺麗に物語を閉じ、実は何気にPCにも配慮していたり(なんだったら道徳の教材とかに使えそう)と、とにかくソツがない。 pic.twitter.com/N0K8AXzTDl
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月17日
その反面ぶっ飛んだ要素とかは皆無なので、何か映画的な飛躍を望む向きには物足りなさを感じるかもしれないだろうが、このサイズの作品としてはほぼ完璧な作りなのでは?
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月17日
'Raw' Q&A | Julia Ducournau & Garance Marillier | Rendez-Vous with French Cinema https://t.co/FXc6JenNFa
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月17日
"戦争映画よりも多く参考にしたのはアルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス演出です。それにアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督の「恐怖の報酬」(1953年)ですね" 「ダンケルク」特集 クリストファー・ノーラン インタビュー https://t.co/ZZ2jgOA3P0 pic.twitter.com/gXoJGCsUAQ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月22日
ノーランが参考にしたサイレント映画。
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エリッヒ・フォン・シュトロハイム「グリード」(1924年)
F・W・ムルナウ「サンライズ」(1927年)
D・W・グリフィス「イントレランス」(1916年)
サイレント映画の中ではしょっちゅう名前があがる作品なので見ておかないといかんなあと。
アンジェイ・ズラウスキーの『ポゼッション』めちゃくちゃ面白い。世界崩壊のビジョンなんて見せられても、現代の作家のものだったら「出来の悪いマンガやアニメの見過ぎ」と鼻で笑うところだが、やはり本物は違う。見事な演出と主演ふたりの熱演もあってか、凡百の作品とは説得力がまるで違った。 pic.twitter.com/Q9YLs8XwUn
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月24日
どんな映画か知ってもらうために、宇多丸さんの「 タブー!One Point ネタバレ シアター」スタイルで有名なシーンを丸々ご紹介。ネタバレと言いつつ、ここだけ観ても何も分からないので大丈夫。全編この雰囲気であることだけ知って欲しい https://t.co/08IK5w88qA
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月24日
関連動画であがっているコレ。当時は俺の好きなロザムンド・パイクに何してくれてんのと思ったものだが、イザベル・アジャーニの頑張りを見た後だと全然大したことねえなあと。 Voodoo In My Blood https://t.co/uvOUioRs3Z
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月24日
看守はまだしも(気づかなかったけど)、裁判所通訳って分かるか!っていう。 #ベイビードライバー pic.twitter.com/fG7TopIDzJ
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月26日
ショットガンを隠せそうな巨大な筒を受け取ると、中には最高にクールなポスターが! 嬉しすぎる! #ベイビードライバー pic.twitter.com/Rf4eNbdlL5
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月26日
褒めたいところが多すぎて何から手をつけたらいいか分からないけど、『バニシング・ポイント』や『ダーティ・メリー クレイジー・ラリー』など(『ザ・ドライバー』を観てなくてすみませんウォルター・ヒル監督)のカーアクションの系譜をキチンと更新して来たことに感動した。 #ベイビードライバー
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月26日
ただ一点残念なことが。今年俺のiTunes再生回数No.1の「Chase Me」が劇中では使われてなかったこと。これには唖然としたが、元ネタのJSBX「Bellbottmoms」はこれ以上ないくらい良いところで使われてたので最高! https://t.co/Inx8j4hUiO
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月26日
とにかく #ベイビー・ドライバー を観るなら、曲順を覚えるぐらいサントラを聴き倒しておいた方がいい。「あ、そういう風に使うのね」という感動の連続。大好きなダムドのぶっ込み方とか、本当に痺れた。 Neat Neat Neat https://t.co/OFDEzDrIo0
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月26日
どうでもいいっちゃどうでもいい話なんだけど、Young MCの「Know How」が使われてるからか、ちゃんとアイザック・ヘイズの「シャフト」がクレジットされてたのには驚いた。サンプリングものは大変なのね。 https://t.co/9HCrvyKwAW
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月26日
『ハッピーログイン』 SNSを通して自分をよく見せようとばかりしないでもっと自分に正直になれというテーマのラブコメ。突出して良いところがあるわけでもないが、普通に面白いし、普通に泣ける。ユ・アインは演技が上手すぎるし、思っていた以上にチェ・ジウが良くて驚いた。 pic.twitter.com/ngL3otUtUN
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月29日
と、面白かったこと前提であえて本作を批判すると、これ、3組のカップルのプロットをひとつにまとめる必要があったのかと。それぞれのプロットを単独で膨らませることで90分の作品にすることも出来たろうに、それだと捻りが足らないということで3つをひとつの作品にまとめたように見えてしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月29日
3つのプロットをかなりスムーズに繋いでいるため、120分のひとつの作品としては濃密な作品に見える。しかし、あえてそれぞれのプロットを抜き出してみると単独では淡白なため、結局印象的には今ひとつなプロットが3つあるというスタート地点に戻るようなことが起きてしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月29日
本作が濃密な印象なわりに、深い感動を得られるような話にまで達していないように見えるのは、ここに原因があると思われる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月29日
話を少し戻すと、何故3つのプロットをひとつの作品にまとめたように見えるかの理由として、そもそもSNSの要素が強いのはチェ・ジウのカップルだけで、他の2組のプロットにはSNSがあまり関係していないことがあげられる。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月29日
本当にSNSを題材にした話がしたかったらチェ・ジウのカップルのプロットだけ膨らませれば良さそうなものだが、そうはしなかったということは、SNSというテーマは後付けで、企画開発の段階で存在していたのは3組のカップルのプロットだけだったのではないかと素人考えながら推測できてしまう。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月29日
つまり3つのプロットをひとつにまとめた時点で、作品としての一貫性を出すためにSNSという要素を前景化させたのではないかと。特に強い繋がりを見出せない3組を結びつけるものとして、現代人だったらひとつやふたつやっててもおかしくないSNSを選ぶのは若干イージーな選択に思えるが、
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月29日
それぐらい当たり前となっているものなら観客に対する目眩しとしては有効なのかもしれない。疑うようなら、試しにSNSを意識して鑑賞することをオススメします。SNSを使ってはいるが、SNSが葛藤の原因であったり、SNSを使うことで登場人物が自らの殻を破ったりはしていないはず。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月29日
ラストに帳尻合わせみたいにSNSを有効活用するシーンはあるが、正直上手い使い方とは思えなかった。でも、過度な期待をしたり、穿った見方をしなければ普通に面白い作品と思わせるぐらいにはまとまっているので、やっぱり韓国映画、というより韓国ドラマの水準は高いなと思った。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月29日
NWRの妻リブの実の父親が、あの名匠フリッツ・ラングって。だったらレフンが大金叩いて買ったアンディ・ミリガンの激レアフィルムを見て、リブが「なによこのゴミ、あんたはバカなの?」とキレたのも無理ないなと。
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月30日
そう思って『ブリーダー』を見返すと新たな発見がある……いや、ないか。レフンの分身をマッツが、ヒロインをリブが演じている、俺は早すぎたNWR版『ブルーバレンタイン』だと思っている。 https://t.co/5q1bIX6AKq
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月30日
ウォルター・ヒルの『ザ・ドライバー』。内容はともかく、イザベル・アジャーニが自分の中での美人の概念が揺らぐレベルで美人で驚いた。 pic.twitter.com/I726LlK4kE
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月30日
そんな人が3年後にこんな役やってるんだから、役者って凄いなあと。 https://t.co/OHsI8TeMzY
— ®_OM (@co2bjetdudesir) 2017年7月30日