R_OMの日記

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映画備忘録「4月」

 

 

 

映画備忘録「3月」

映画備忘録「2月」

 

 

2/29

 

いやぁー、レオ取ったねぇオスカー。個人的にはそんなに思い入れがないので、取ろうが取るまいがどっちでもよかったんだけど、取れなかったら本人がどうこうというより、レオ・ファンが暴動でも起こしそうなムードだったので穏当なところに着地できて良かったんじゃないですか。レオ絡みではこの動画が面白かった。

 

推していた『マッドマックス』に関しては、前評判からして取るだろうとは思っていた技術部門で、とはいえ思っていた以上に取ったという感じ。これで充分とは言えないけど、今回の最多となる6部門獲得はやはり快挙なので、アカデミーから正当に評価された結果と言えるのではないかと。その代わり、今回どうしても引っかかってしまうのはスタローンが助演男優賞を取れなかったことかなあ。マーク・ライランスが上手いのは間違いないんだろうけど、今回は別にスタローンにあげても良かったんじゃない?『クリード2』であげればいいなんて言ってる人もいたけど、ストーリー的に考えても2にスタローンが出演する保証なんてないんだし、今回あげておくべきだったと思うなあ。

 

 

 アウォードのもうひとつの目玉といえば、麗しき女優陣による美の競演があるわけで、そういう意味でも今回は楽しめた。

 

格好良さでいえば、我らがフュリオサ大隊長。笑顔も素敵。

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※ジョージ・ミラー御大との再会。

 

格好良さではもうひとり、レイチェル・マクアダムス(『スポットライト』)も。

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華やかさでいうとやはりケイト・ブランシェットがぶっちぎり。正直『キャロル』で共演したルーニー・マーラのファッションはピンとこなかった。

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今回のダークホースっていうんですか?全く期待してなかったんだけど、一目見てその優雅さにハートを鷲掴みにされたのは、『ルーム』のブリー・ラーソン。さすがグッチ。

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美女と野獣』のベルそのものと評判で、確かにめちゃくちゃ可愛いんだけど、ちょっと子供っぽすぎる?なアリシア・ヴィカンダー。

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で、最後に個人的に1番グッときたのがジェニファー・ローレンス(『JOY』)。ディオールのドレスがセクスィー!ジェニファー・ローレンス好き好き!

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2014年K-POPベスト10

以前別のところにアップしていたものを再掲。この年はボーイズ・グループ縛りになってます。


10. Super Junior - Shirt 


いきなり変則で、スジュだけMVではなくこちらを。「THIS IS LOVE」やMの「SWING」でも良かったのだが、このお祭り騒ぎな感じこそ自分にはしっくりきたので。




9. 2PM - GO CRAZY! 


名曲「Hands Up」のノリが帰ってきた!良い意味で筋肉バカっぽさ(表面的にそう見えるだけで、実際は全然そんなことない)こそが彼らの真骨頂であると再確認した1曲。 




8. WINNER - COLOR RING


実は「EMPTY」の方が好きなのだが、昨日韓国料理屋の有線で流れてきた時につい口ずさんでしまい、改めて楽曲の良さに触れたということもあって急遽こちらを選択。デビュー早々、完成度高過ぎ。 




7. JYJ - BACK SEAT


JYJはトゥーマッチなところが魅力だと思ってるので、これはある意味到達点と呼んでも差し支えない曲なのではなかろうか。MVに関して言えば、ド派手な照明の演出に度肝を抜かれた。




6. Zion.T - Yanghwa BRDG(양화대교)


彼をKポアイドルの枠に入れてしまうことに抵抗のある人もいるだろうが、アイドルとアンダーグラウンドの間を行き来できる貴重な存在として、あえて選んだ。K曲で最も涙腺を刺激された曲。 




5. GD X TAEYANG - GOOD BOY


実際クラブで遊んでる人のつくる音だよね。ヨンベと組むことでGD&TOPよりさらにダンス要素に特化してるのが印象的。自然に身体が反応してしまう。最高!




4. EPIK HIGH - BORN HATER


スマホ向け縦長画面とか、7つの大罪が表現されてるとか、色々と工夫を凝らしてこちらを楽しませてくれる彼らはやはり韓国ヒップホップ界でも唯一無二の存在。加えて今年はバビの活躍に期待。 




3. EXO-K - 중독Overdose


MVに関して言えば、観た回数、内容の充実度では全作品の中でもこれがトップ。ウルロン超えはできなかったけど、2014年もEXOの年だったなということで当然この位置に。




2. 東方神起 - 수리수리(Spellbound)


ファンキーな曲調が大好きなので、フレッシュさとか完全無視でこの位置。ドラムの入り方だけで思わずサムズアップ!パフォーマンスに関しては、もう格が違うよねと。




1. TAEYANG - 눈,코,입(EYES, NOSE, LIPS)


完璧。ヤン代表がステージを観て、『K-POPスター』の審査委員としてステージを見たとしたら100点を出したい気持ちだ、と言ったのも納得。アルバムも最高!特に「This Ain’t It」がヤバい! 

 

 

映画備忘録「1月」

1ヶ月でフォースは覚醒できるのか ⑤

そして迎えた12/18。

 

予習期間が1ヶ月の超若輩者でも「面白くなかったらどうしよう…」という不安からくる緊張で謎の痺れに襲われるぐらいだから、オリジナル3部作をリアルタイムで観た世代なんかはどうだったんでしょうね。自分の症状の具合から推測すると、宇多丸さんが言ってたように「ジョン・ウィリアムスによるオープニング・テーマが流れた途端感極まって死ぬかも」って話はあながち大袈裟な話とも言い切れないですが、実際死者が出たという話は聞かないのでさすがに大袈裟だったんでしょう。

 

観たのが都内にある主要映画館ではなかったので、満員ではあるものの、想定していた「コスプレ組などの熱狂的ファンが大挙して押し寄せ大興奮」といった状態とは違い、だいぶ落ち着いた雰囲気の中、18時30分上映の回を鑑賞。時間になるとそれまで流れていた劇場アナウンスがぶつ切りされ暗転、予告編なしでいきなりルーカスフィルムのロゴが出てスタート。お馴染みの「A long time ago in a galaxy far far away....」の文章(ご存知かもしれませんが、この文章をgoogleで検索するとある仕掛けが…)が流れて「おぉー!」という歓声が落ち着く間もなく例のオープニング・テーマが流れて会場中で拍手が巻き起こるという展開。やはりここにも熱心なファンが集っていたのだと、この祭りの高揚感だけでチケット代の半分は元を取った気分でしたが、ど頭のストームトルーパーの輸送シーンの格好良さだけで本作は大丈夫という手応えを感じたので、開始早々に「面白くなかったらどうしよう…」という不安からは解放されていました。

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で、この記事は『フォースの覚醒』への導引記事なので、これ以上内容のことについて触れるのは控え、ネタバレ全開記事はまた別の機会に、ということにしますが、本作を観た感想は一言で言うとこんな感じです。

 

 

この記事を書いてる時点では、本作を3回観てわりと冷静になったつもりでいますが、それでも「『フォースの覚醒』最高でしょ!」という感想に変わりなく、やっぱりどう考えても製作陣はよくこんな無茶なことを成し遂げられたよなぁと感心するばかりです。初回鑑賞時は旧作の引用、もしくは反復によって組み上げられた「シリーズ7作目」という印象が強かったのですが、そういった印象はむしろ2回、3回と観ていくうちに薄まっていき、「SWの新作」であることを宣言するためには欠かせないありとあらゆるSW的要素をひとつにまとめ上げた、新3部作の土台として盤石な「新シリーズ1作目」という印象に変わってきました。

 

何はともあれ『フォースの覚醒』最大の魅力はレイの存在ですよ。まずルックスがツボなのもありますが、ユーモラスで明るく、誰かに頼らずともサバイブできる強さがありながらも、圧倒的に暴力的な存在に怯えたり、孤独になることを恐れたりと、人として当然あるべき弱さもきちんと見せてくれるキャラクターであるレイ。彼女がここまで魅力的なキャラクターでなかったら『フォースの覚醒』にここまで肩入れしなかったでしょうね。正直旧作にはいなかった推しキャラ(あえて挙げるならC-3POだけど)がEP7にして遂に登場ですよ。

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時折、山本彩とダブる受け口美女のデイジー・リドリー演じるレイ

 

映画は女優中心で観る質なのでプリクエルのパドメには期待してたんですけど、EP2以降のパドメがアナキンの添え物的な、凡庸な女性キャラに堕ちてしまいプリクエル自体の評価にも影響したのですが、レイにはその心配が無さそう(ルーカスが脚本に参加してない、なにより『アナ雪』を生んだディズニー制作、等の理由で)なので、EP8以降もパドメのように落胆をせずとも済みそうです。それにレイのような奥行きのある人物造形は相棒であるフィンにも、敵役であるカイロ・レンにも当てはまり、こういうキャラクターの描き方は、個人的には旧作より優れた点としてあげても良いと思います。その分ダースベイダーのような「魅力ある圧倒的な悪役」が存在しえないのは痛し痒しでしょうが。

 

そういった魅力的な新キャラの存在もあって無事私の好きなエピソードのNo.1になってくれた『フォースの覚醒』。そのタイトルにつられるように私のスター・ウォーズ熱も覚醒(とりあえずレイのベーシック・フィギュアと大著『スター・ウォーズはいかにして宇宙を征服したのか』なんかを購入)してしまったわけですが、あまり人様のブログを覗いたりしないので、今世間のEP7に対する評価がどうなっているのかよく分かりません。アメリカでは当初の絶賛モードに対するバックラッシュが起きてるなんて話を聞きましたが、自分の中での『フォースの覚醒』の評価軸はレイなので、今後そんなに評価が大きく揺らぐことは無いと思います。むしろ心配なのは、無邪気にレイ、フィン、BB-8が走り回れた本作とは違い、必然的にユーモラスなやりとりが減ることになるであろう次作EP8のことでしょうね。まぁ、それも「果たして無事EP9まで見届けることができるだろうか」という心配と比べたら取るに足らないことですが。